自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

ホウネンタワラチビアメバチ繭

2022-10-08 00:00:08 | 昆虫
炎天下の田んぼを3日探してようやく見つけました。たくさんの稲の葉の中で本当に小さくて揺れている繭で、見つけた時は感激でした。

ホウネンタワラチビアメバチは稲の葉を食べる害虫、フタホシコヤガの寄生蜂として知られていますが、他にもチョウの幼虫にも寄生します。
ハチは幼虫の体に産卵し、孵化したハチの子は幼虫の体を食べながら成長し、そこから出て、繭を作ります。
宿主から脱出した幼虫は、糸を垂らして、その先に独特な模様の繭を作ります。「豊年俵」はその名の通り稲を守る貴重な蜂なのです。

そして5日後の09.10に羽化しました。   ハチ目ヒメバチ科  10mm

撮影 2022.09.05


隣のアリと比べて、繭は約5mmほどの大きさです






揺れて揺れて



5日後、上部に脱出孔がありました



稲の害虫、フタホシコヤガは一か所に一つの卵を産むのでしょう、田んぼの数か所で繭を見つけました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする