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自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

蔵王高原の蟲たちⅡ

2010-08-24 05:36:55 | 昆虫
エゴツルクビオトシブミが揺籃(落とし文)を作る様子をご覧ください。約1時間のドラマでした。

エゴノキの先端のやわらかい葉の軸ちかくを主脈を残して両側から裁断します。



葉は自然と下に向きますので、下の先端から巻きはじめます。



脚と口を使って器用に巻きます。



一か所で巻くのではなく移動しながら巻きます。



このあたりで産卵するようです。



だんだん葉がまるまってきました。



葉が大きくなる部分を内側に折り込みます。ここまで丁寧に作る揺籃をみたのは初めてです。



ほら、右側の端が折り込まれていますよね。



右側の端に来てきれいに折り込んでいます。



だいぶ巻けました。



最後に上を畳み込みます。糸などは一切使わずただ折り畳んだだけですが、容易にはほどけません。



できあがった揺籃を葉の主脈を切ることで落とします。木にぶる下げておくより、目立たないのでよいのかもしれません。


コメント
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