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阪神タイガースは城島選手獲得でどう変わる?

2009年10月29日 | 虎視淡々




「阪神城島 誕生!」

日本球界への復帰を模索していた城島健司選手が、米シアトルマリナーズを
退団して、阪神タイガースへの移籍を表明しました。古巣である福岡ソフトバンク
ホークスに復帰するのではないか、という大方の予想を見事に裏切った決断で
あったかもしれません。4年契約、20億円(契約金・出来高含めれば28億とも)
で合意したようです。背番号は愛着のある 「2」 になるようです。





「星野SDが落とした?」

星野SDが福岡の乗り込んで 「阪神城島」 が誕生したような報道が流れましたが、
その以前に城島選手の気持ちは決まっていたようです。要は、先発球団(フロント)、
中継ぎ真弓監督で、8回まで 10対0 とソフトバンクを大きくリードしていた場面で、
送らなくても勝てたものの、念押しと周囲への配慮で、抑えの星野SDがマウンド
へ上がったというのが本当のところだったのでしょうか。

もちろん、その配慮の中には城島選手への期待感を表す意味や虎ファンへの
“来年も阪神を応援してや!” というメッセージもあったと思いますが、ソフトバンク
の顔であり、城島選手の恩師でもある、王貞治球団会長への礼儀であったとも
見れとれます。昔から、後手後手で有名であった阪神タイガースが、いち早く獲得
表明、最初に交渉の場を持ち、即、条件提示し、中継ぎ・抑えに現役監督とSDを
送り込み、盤石の態勢で相手を抑え込んで勝利しました。これはあっぱれ!でした。
さて来年は、ペナントレースでも、こうした素早い動きを見せてほしいものですね。





「中軸を期待?」

関係者は、城島選手に中軸(クリーンナップ)を期待しているようです。
「パワーある長距離砲の右バッター」 の誕生を毎年毎年、待ち望んでいるのは
球団やチーム関係者だけでなく、虎ファンの長年の願いでもあります。ただ、
城島選手は、往年の阪神4番バッターである田淵幸一さんのような高い打球で
放物線を描きながらスタンドへ運ぶというタイプではありませんので、私世代が
期待する 「阪神の右の4番打者」 とは、少しイメージが違うのですが ・・・ 。

城島選手は、どちらかと言えば、パワーで叩いたライナーヒットの延長がスタンドへ
飛び込むといった中距離ヒッターだと思います。そして、捕手では珍しく?、相手の
投手や捕手の投球(配給)を読むというより、自分のスタイルと間合いでバッティング
をするタイプだと感じます。また、状況判断で右打ちはできますが、基本的には左へ
強引に引っ張るタイプでもあり、足も速くない(遅い!)ので、ダブルプレーが多い
選手でもあります。故に、3番には適さないような気がします。そうなると、5番 ・・・

5番打者の候補はたくさんいます。右では 新井選手、桜井選手、左では 葛城選手、
林選手、その他にも ・・・ そう考えれば、どうしても4番を決めなければなりません。
今年までなら “金本で決まり!” で、悩む必要はなかったのですが、来年、金本
選手が4番を張れるかどうか ・・・ やはり、そろそろ次世代の打者を4番に据える
べきだという意見も生まれるはずです。城島選手がハマってくれれば良いのかも
しれませんが、来年も何となく先へのビジョンが感じないラインナップで幕が開き
そうですね ・・・ 。





「チームの柱として ・・・」

実績のある城島選手には、中軸打者としてだけでなく、チームの支柱としての
期待もあるようです。もちろん、まだ33歳ですので、その期待に応えるべく、本人
もリーダーシップを発揮してチーム内を動き回るとは思いますが、そこで個人的な
性格や野球観の違いによる確執が生れなければ良いのですが ・・・ メジャーでは
辛い思い(投手陣からの信頼が得られないなど)もしたと思いますので、その経験
をプラスにして投手陣だけでなく、チーム全体をリードしてほしいものです。

最大の問題は、監督・コーチを中心としたベンチワークです。選手のうち、誰を
チームの中心としてチーム作りを進めるのか?それを誰から切り出すのかです。
それも真弓監督の采配にかかっているのでしょうが、いかんせん、元々阪神の生え
抜きのコーチと監督と仲のいいコーチが混在しているベンチの中でバトルが起こる
可能性はあります。グランドに出る前に、選手に話がいく前に、ここで問題が起こら
なければいいのですが ・・・ 。( 私の読みすぎかもしれませんが ・・・ )

個人的には、鳥谷リーダー、桜井4番、狩野正捕手でチーム作りをしてほしいと
思っているのですが、いずれにせよ今回、城島選手を獲得したことがタイガースの
将来にプラスになることを願っています。

来年こそ、
「ペナント奪取」 「日本一」 を目指し、チーム一丸となって頑張ってほしいものです。
( 吉田元監督のような言葉になってしもた。やっぱ、歳かなぁ~ )



■ 虎視淡々 ■

一人の選手の活躍によって
勝利が左右されることがある

一人の選手の存在によって
チームが変わる可能性がある

指揮官やリーダーは
それを十分に理解した上で
しっかりしたビジョンを持ち
事に当たらなければならない

そうしなければ、チームに
勝利も成長も訪れはしない

また来年も漫然とシーズンを
やり過ごすようなことになれば
いくら強固な虎ファンであっても
離れてゆくかもしれない ・・・


第五大成丸



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