今日の国会で経産省の野田佳彦氏が民主党代表選に勝った。このことにより今後は
政権与党である野田代表の総理大臣就任が濃厚になった。だが彼が総理になれば政治家の
為の政党が誕生しそうで怖い。
野田氏が口を酸っぱくするごとく言及していた増税路線の消費税10%、法人、所得税の増加
など、税と社会保障の一体化による新税法が来年初頭にも実行されそうだ。野田大臣は法人、所
得税などを中心に東日本の復興財源を確保することを明言しているが、2010年参院選公約に掲
げた「消費税率10%」の政党公約を盾にして税率を上げるだろう。このことには現政権最大野党
である自民党は何も言わないだろう。むしろ自民党が増税ありきを言ってる訳であり、石波を中心
になってやりだしたこと。野田さんならそれを盾にしてやり出すだろう。こういう後ろ盾があるや
り方は彼の得意技だから。経産省の米倉、元上司の与謝野なども、ノドから手がでるぐらいの勢いで
追求しているのがそれを物語る。その期間は2012年か、2013年か?これに関してはもう悲しい
ぐらいあきらめないといけないのだろうか。一部の政治家もこのことに口は挟まないだろう。増税をし
て景気が回復するのだろうか?今の大打撃を受けた状態では結局、負担はすべて国民達にきて、巡り巡
って政府に来るのだろうことが見えている気がする。
正直言って今後のことを考えるとまず、復興財源である東日本回復への第三次補正予算の用途も怪しく
なってきた。約17兆円規模の換算とされた自民党案を参考にしても一体幾ら使えるのか。米倉達の考え
そうなことはこの財源をアメリカでのドル安対策に使われる傾向、これはセーブさせないと一体幾らにな
るのか。正直、不安である。彼らからしてみたら元経産省の野田は与し易しと考えるだろう。このことは
菅を手玉に取った孫がいい例か。経済はこんな所か。
次に民主党内の政党だがまとまるのだろうか。今日の政策で小沢一派に制裁を加えられない野田の及び腰を
見る限りは。逆に小沢代表の力とは民主党内でこれ程まで強いのかと、野田、海江田の決戦選挙映像を見
て驚嘆したぐらいだし。前原が野田につくと選挙後公言しているが小沢、鳩山が勝手な振る舞いをすれば厳し
いのは確か。
次に外交政策では野田は極右という、中国、朝鮮メディアの見解はあるが、党内問題と同じで鳩山が
また動くのが目に見えてる。外交政策は南朝鮮(韓国)には竹島、中国には尖閣諸島とやられて、ここで
また問題が起こり、その対応に松本剛なんて無能外務大臣に起用した日には結果が見えてる。とりあえず、
松本剛前外務大臣の息のかかった連中は外務省にもういてほしくない。
正直ね、国の命運が掛かっている今の時期に日和見主義に近い野田佳彦では不安だ。三党合意も何が
正しいんだか。大連立なんてウソブイているがフタを開けてみるとたぬきときつねの化かしあいに近い
かもしれない。諸外国の経産省出身の総理が誕生すれば景気が回復するなどという神話にすがってる場合
じゃない。それにしても今の状況は岡田幹事長の思惑通りの展開になったな。ただ、仲間内の民主の中で
はことが運んだが、時代について来れるか?正直いって疑問である。