気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(32)~【薄暑】

2024年06月28日 | そろりとろり俳句の道

※風待人さん/写真AC

【俳句ポスト】は、松山市が運営する俳句投稿サイトです。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

5月の兼題は【薄暑】でした。

季語(初夏/時候)傍題➜軽暖

※俳句歳時記

初夏、やや暑さを覚えるようになった頃の気候をいう。

歩くと仄かに汗ばむような、過ごしやすく気持ちのいい季節である。

「夕薄暑」「街薄暑」「薄暑光」のような使い方もされる。

例句:【浴衣裁つこゝろ愉しき薄暑かな/高橋淡路女(あわじじょ)】

     

 妹の句:【姉は旅行中薄暑が追いかける】初級者部門/入選

 

※秋田県八峰町八森付近/十二湖(青森)に向かう五能線の運転席後部からすれ違った五能線リゾートしらかみ号を写しました。

妹の句に私が詠われていたので、先月行った旅の写真に句を載せてみました。

 私の句:【野良猫の置き水飲みに来る薄暑】初級者部門/入選見出し

私に少し慣れてきた地域猫(さくら猫)の豆太を念頭に詠んでみました。

      

次の兼題は【夏休み】(晩夏/人事)締め切り7月19日、発表8月26日です。

そういえば、新学期になったと思っていたら、もうじき夏休みです。

先日、高2の孫の文化祭に行ってきました。

は今日が17歳の誕生日でした。

月日の流れは、経ってみるとほんとうに早いものです。

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母さんへ~電話ができないから手紙を書くね(^-^)/✉55

2024年06月24日 | 母への手紙

玄関の花(iPhone写)

母さん、この辺も梅雨入りしました。

例年より遅めの梅雨入りです。

そんなわけで、やっと始まった空き地の工事が、雨であまり進んでいません。

それにしても、雑草って、凄いですね。

2月に空家を取り払い更地になると、すかさず生えてきて花が咲きました。

雑草と言われているものですが、花は綺麗なので写真を撮っておきました。

ビオラの零れ種の花?葉はカタバミ?クローバー?ちょっと可愛いので鉢に植え替えてみました。

露草は蔓延っていました。でもこの花のブルーはとても綺麗です。

ケシに似たこの花は、ナガミヒナゲシというそうですが、散歩でもよく見かけます。

これもいっぱい咲きました。毎日次々と咲きます。花瓶に挿してみました。

空地の一角がポピー畑のようで、「このままでもいいのではないか」と思うくらいでした。

でも、人体に害があるほどではないけれど、少し毒性があるらしく注意が必要みたいです。

それに綺麗だからと油断して抜かないでそのままにすると、繁殖力がすごいので、アッという間に他のところまで蔓延るそうです。

私が子供の頃には、この花はなかったような気がしますけれど…?

そんな雑草もさっぱりと抜かれ、工事が始まりました。

塀で囲む意見と塀をしない意見…親子で構想が少し違うようなので、まだどうなるか分かりません。

防犯的にはどっちが良いのでしょうか?

     

話は変わりますが、

「山形・秋田・青森」旅行、無事に行って来ました!

【閑(しず)かさや岩にしみ入る蝉の声】・【五月雨を集めて早し最上川】・【象潟や雨に西施がねぶの花】

芭蕉の3句、山寺・最上川・象潟を訪れて来ましたよ!

五能線の車窓から日本海を見てきました。

海上に見える水面と空が接する所の線(水平線)が遮るものなく一直線で見える…感動です。

千畳敷駅(青森)に停まるリゾートしらかみ5号

あいにく水平線に沈む夕日は見ることができませんでしたので、次の機会まで元気でいて、出来れば是非とも見たいです。

     

庭では、また薔薇がひとつずつポツポツと咲いています。

去年は何故か全く咲かなかった紫陽花が、今年は咲きました。

ヤブコウジに蕾がこんなについたのを初めて見ました。

見出し写真の百日草とマリーゴールドは種から育てました。

他に蒔いたものもだいぶ大きく育っています。

早く工事が終わり植え替えができないかと思っていますけれど、梅雨なので仕方ありません。

出来上がりを楽しみに待ちます。

また出来上がったら報告しますね。母さん!

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ひとりプチ旅~北鎌倉【円覚寺】

2024年06月18日 | 旅行

6月に友人とブルーポピーを見に行くという旅の計画が無くなって意気消沈していた私は、

ひとりで行ける所はないかと考えて「そうだ京都へ行ってみよう」・で・な・くて・・・

「そうだ鎌倉へ行って見よう」と思い立った。(鎌倉ならゆうゆう日帰りができる)

6月の鎌倉と言えば「紫陽花」なので、多分「明月院」や「長谷寺」は観光客で混んでいるかもしれない。

ということで、北鎌倉駅下車、徒歩数分で行けるという【円覚寺】を選んだ。

【円覚寺(えんがくじ)/臨済宗円覚寺派の大本山】北鎌倉を代表する禅寺

※円覚寺ホームページより開山について

鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。

開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。

国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されました。

     

6月15日(土)JR横須賀線北鎌倉駅

※kazzzyさん/写真AC(全景は思っていたとおり人が多く写せなかったので、写真をお借りしました)

駅を出ると左手に白鷺池(びゃくろち)という池があり、蛙が鳴いていた。

撮り鉄さん達が何人かいたので、私も便乗してちょうど横須賀線が入ってきたところを写してみたけれど、やっぱり撮り鉄さんのアングルは良い

円覚寺踏切(踏切のある珍しい参道)

【山門/三門】

(何気にカップルが多いのは私の気のせいだろうか?)

文豪夏目漱石が心の病にかかったとき(明治27年12月~1月)円覚寺に参禅しており、小説【門】のモデルとなったという。

三解脱門といい、潜ると(貪り・怒り・愚かさ)を解脱するという。

門を潜り、少し行くと右手に国宝洪鐘(おおがね)があるというので行ってみることにした。

(階段が143段あるということなので、少し躊躇したけれど国宝と聞いて…登った)

登りきると弁天堂と洪鐘(おおがね)があった。

【弁天堂】

洪鐘(おおがね)国宝

傍に【洪鐘弁天茶屋】というお茶屋さんがあったので、抹茶ソフトクリームを食べて一息つく。

(登れたけれど143段はやはりちょっときつかった!)

お茶屋さんからの眺望(ズーム)(富士山が見えた。下に見える建物は北鎌倉女学院らしい)

(お茶屋さんで柴犬連れの同年配のご夫婦と少し話をした。ワンちゃんは9キロほどだそうで、ご主人が犬リュックで背負ってきたらしい。大人しくて、可愛いワンちゃんだった!)

洪鐘弁天茶屋で30程休憩をとり、登ってきた階段をそのまま下り、山門通りに出た。(竹林が清々しい)

【仏殿】が見えてきた。

仏殿の脇道に紫陽花が咲いていた。

【勅使門】

【方丈庭園】入口(方丈とは元は住職の住居で、今は本堂のようなところで法要、座禅会などを行っているという)

方丈庭園

庭には心をかたどった言われる池があった。(確かに心!)

方丈庭園を出てもとの道に出ると左手にまた池があった。

【妙香池(みょうこうち)】(右上に見える家が現住職の住いだそうだ)

【佛日庵】この辺で少し足に違和感を覚えお茶屋があるという佛日庵に入る。

佛日庵は、開基廟の中にあった。

【開基廟】は円覚寺の開基・北条時宗公のご廟所(墓地)

入る時にお線香を頂いたので中央の(こけし型?)香炉にたて、お祈りをする。

私も冷たいお抹茶を頂いた。(小鳩豆楽/こばとまめらくが2個ついてきた)

休憩をとったので足の攣りがだいぶ落ち着き、佛日庵を出て再び歩き始めたけれど、やはり足の違和感は治まらずちょっと歩くことに自信が無くなった。

もう一歩でもう一つの国宝舎利殿なのに…「でも近いのだからまた来ればいいさ」と思い断念し帰ることにした。(残念だけれど、帰る余力も残さないといけない)

桂昌庵・十王堂・閻魔堂(円覚寺塔頭)(入り口付近まで下ったところにあり、ひっそりとしていた)

     

【カフェLIDO】北鎌倉駅に戻り、駅前のカフェで遅めの昼食を摂る。

     

この後、北鎌倉駅から横須賀線に乗って帰路に・・・

東慶寺や名月院も直ぐ近くにあるらしく、余力があったら行って見たかったけれど、円覚寺は思ったより広かったので余力は無くなっていた。

機会があったら、円覚寺の回りきれなかったところや、ひと寺ずつでもいいので鎌倉のお寺を巡って見たいと思う。

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そろりとろり俳句の道(31)~【蜂】

2024年06月10日 | そろりとろり俳句の道

※背景(そぅちゃん/写真AC)

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

4月の兼題:【蜂】:春の季語(動物)

傍題➜蜜蜂・熊蜂・穴鉢・土鉢・足長蜂・女王蜂・働蜂・蜂の巣・蜂の子

※俳句歳時記

世界に約十万種いるといわれて、そのうち日本でよく見かけるのは、蜜蜂・足長蜂・熊蜂・雀蜂などである。

腹部の根元がくびれて細く、大部分は二対の羽を持ち、腹端にある毒針で敵や獲物を刺す。

例句:【しづかにも大木の幹蜂離れ/山口誓子】

     

妹の句:【紫の花に埋もれた熊蜂の尻】佳作入選

※背景Sweet Cafeさん/写真AC

私の句:【ほのぼのとまあるい姿態くまん蜂】佳作入選見出し

     

俳句では花と言えば「桜」ですが、桜でない他の花でも季語になっているものも多いので、

「蜂」と言えば花を取り合わせたいところですが、季重なりにならないかと考えるとそれも使えず、蜂という季語もなかなか難しい類でした。

くまん蜂は真っ黒く大きいけれど、温厚な性格でめったに刺さないため、確かにブーンという羽音も大きいですが、近くでよく観察できる蜂です。

私の認識では「あぁ~くまん蜂かぁ」という程度で、追いも逃げもしません。

今回は妹と、「蜂」の傍題「熊蜂」で詠みが重なりました。

     

次の兼題は【短夜】時候三夏/締め切り6月30日、発表8月10日です。

今年一番の短夜は6月21日(二十四節気)だそうです。(逆に言うと最も昼の時間が長い日)

【短夜】を詠った母の句があります。

🔗以前のブログ

短夜をお題にした母の句~二句 - 気がつけば思い出Ⅱ

短夜をお題にした母の句~二句 - 気がつけば思い出Ⅱ

季語は夏。夏の夜は短い。その短さは、はかなさと重ねて惜しむ気持ちとして詠われることが多い。母の句には母(私の祖母)を詠った句が多い。そのなかに短夜(短か夜)をお...

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母のような句はなかなかできないかもしれませんが、頑張りましょう!

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ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス・ベトニキフォリア)

2024年06月08日 | 日記

※ Gonchan3さん/写真AC

※ nekko_nekonさん/写真AC

この花の名は【ヒマラヤの青い芥子(ケシ)】英語だと【ヒマラヤンブルーポピー】と言うそうです。

5月の始め・・・

「ブルーポピーを見たことがありますか? 箱根の成川美術館で堀文子さんの【青い芥子】の絵を見たことがあります。

そこで機会があったら本物を見たいと思いました。一緒に見にいきませんか?」と・・・友人からメッセージが届きました。

「そんな花があったら私も見てみたい」と思いネットでいろいろと検索してみました。

先ず【堀文子】さんを調べてみました。

※ 成川美術館 YouTube

【展覧会紹介】堀 文子展 〜中南米・ヒマラヤへの旅〜

※サライ/serai.jp

【堀文子】日本の画家1918年 7月2日 - 2019年 2月5日(100歳)

残念ながらご存命ではありませんでしたが、なんと、82歳の時にブルーポピー(青い芥子)を求めて、標高4000mから5000mのヒマラヤに登ったそうなんです。

ヒマラヤの~というくらいでその青い芥子は、ヒマラヤ山脈の岩場に、ひっそりと咲く幻の花なんです。

堀文子さんの「どうしても見たいと思って旅を決心しました」との言葉がありました。

     

ならば私も「どうしても…見たい」と思いましたが・・・

ヒマラヤに行くには「気力・体力・金力」がありません!

ということで「行けるところに咲いている場所があれば・・・」とネットで探しました。

ありました。日本で見ることのできる場所。

出典【tabiniwatabiniwa.com/himalayan-blue-poppy/

イコロの森(北海道)

日光上三依水生植物園(栃木)

箱根湿性花園(神奈川)

大鹿村・中村農園(長野)

竜王山野草ガーデン(長野)

咲くやこの花館 高山植物室(大阪)

六甲高山植物園(兵庫)

上林森林公園・風穴(愛媛)

先ずは友人とふたりで行けそうなところを、二か所調べてみましたが・・・

➊大鹿村・中村農園(長野)

ホームページに「令和6年度は開園致しません。青いケシは温暖化等の影響による生育不良のため、見ることが出来ません。」

との記入がありました。

❷日光上三依水生植物園(栃木)にメールにて問い合わせをしてみると、

ここ数年温暖化現象が続いている影響で夏を超えることができず、根が腐ってしまい翌年の開花もおぼつかなく当園も今年の開花は残念ながら望めません。

色々試行錯誤して努力はしていますが、どうぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。

※ 上三依水生植物園

こちらも温暖化が原因で、ご苦労なさっている様子でした。

今年も暑い夏になる予想なので、来年も無理ということでしょうか。

「長野なら東京駅で、日光なら浅草駅で待ち合わせ...」と、とても楽しみにしていたのに残念でした。

でも、ここまで調べるうちに友人の家庭の事情で、いずれにしても今年は旅行することが出来なくなりました。

やはりブルーポピーは【幻の花】なのでしょうか?

     

でももし来年に行けるとして・・・と調べたのは、

❸白馬五竜高山植物園(長野)

ここは標高1515mなので咲きそうです。

開花は7月になるようなので、今年の情報を見てみようと思います。

標高があってもゴンドラ(テレキャビン)があり、私たちでも登れるかもしれません。

また、何が何でもとあらば、飛行機で北海道という手もあるかもしれません!👍

来年も元気であれば、幻の花を見ることができるでしょう!

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