goo blog サービス終了のお知らせ 

気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道~51【春泥】

2025年04月13日 | そろりとろり俳句の道

背景※一点さん/写真AC

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

2月の兼題【春泥】時候/三春 分類/地理

傍題:春の泥

※俳句歳時記

春のむかるみ。春先は雨量が増え、日差しもまだ弱いので、土の乾きが遅い。

特に凍解(いてどけ)・雪解などによって生じる泥濘は人々を悩ませる。

例句:【春泥の道にも平らなるところ/星野高志】

     

妹の句:【春泥もいつか乾くさ婆の欠伸】人/入選

私の句:【春泥や帰りまでには渇くらし】人/入選 見出し

今回は姉妹ふたりとも「人」選でした。

私の人選は、これで3度目です。

①【春雨やミシンの音とため息と】(2023年3月)

②【霞む日の心はなべて故郷なり】(2024年2月)

➂【春泥や帰りまでには渇くらし】(2025年2月)

1年に1回というところですが…

こうして並べてみると、春(春の季語)に多いようです。

やはり春夏秋冬のうち、春には心が動くのでしょうか?(感受性が豊かになる?)

これからは、四季折々に心を動かさなくては・・・

     

今月(4月の兼題)は【磯遊(いそあそび)】時候/晩春 分類/人事

締め切り4月30日 発表6月10日

私の育ったところには海が無かったため、子供の頃にも磯遊びをしたことがありません。(潮干狩りも…)

息子達の子供の頃も磯遊びには連れていってないし・・・記憶をたどり、想像を膨らまし詠むしかないようです。

今回も難題です。

コメント (2)

そろりとろり俳句の道~50【雲雀】

2025年03月27日 | そろりとろり俳句の道

※(画)たかっしゃんさん(猫イラスト)はしきよさん/イラストAC

【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。

毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

2月の兼題は季語【雲雀(ひばり)】三春/動物

傍題:告天使・初雲雀・揚雲雀・落雲雀・朝雲雀・夕雲雀・雲雀野・雲雀籠・雲雀笛

※俳句歳時記

雀よりひと回り大きい鳥。

茶色。草原・河原・麦畑などに枯草や根で皿型の巣を作る。

巣から飛びたつときは鳴きながら真っ直ぐに上がり、ついで急速に降りてくる。

『万葉集』にうらうらに照れる春日にひばり上がり心かなしもひとりし思えば】と大伴家持が詠んで以来、詩歌にも多く詠まれてきた。

🔶春の野に、空高く朗らかに「ピーチュル」となく声はいかにも春らしい。➜冬雲雀は(冬の季語)

※まこりげさん/写真AC

例句:【わが背丈以上は空や初雲雀/中村草田男】

     

妹の句:【初雲雀青き頃の空に鳴く】初級者部門入選

※(画)たかっしゃんさん/イラストAC

私の句:【雲雀野に仰向きて聞く恋歌かな】初級者部門入選 見出し画

子供の頃!家の傍にあった蓮華草畑(田圃)で寝転んで空を見ていると雲雀が飛んでいた・・・

・・・という、またまた昔を思い出して詠った句です!

近頃、思い出しの句が多いのは「齢を取った」ということでしょうか?

それとも、俳句に合うような情景が少なくなったということなのでしょうか?

またまたAI生成で遊んでみました。※https://designer.microsoft.com/image-creator

田圃にあるのはれんげ草でなく麦だけれど…?ほぼこんな感じというところです!

     

今月(3月)の兼題 【風光る】(三春/天文)

傍題:風やわらか 光風

麗かな春の日に、吹きわたるやわらかな風の明るさをいう。

締め切り(4月19日 )結果発表(5月26日)

いよいよ春ですね!

コメント (2)

そろりとろり俳句の道~49【三寒四温】

2025年03月10日 | そろりとろり俳句の道

※帷子川の鯉/iPhone写(2025・1)

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

1月の兼題【三寒四温】三冬/時候

傍題:三寒・四温・四温日和(しをんびより)

※俳句歳時記

厳寒のころの冬の大陸性気候の特徴。

三日間厳しい寒さが続いたあとに四日間やや寒さがゆるむという現象が繰り返される。

🔶春に向けて季節が一進一退するという意味ではないので注意が必要

例句:【土笛の穴も三寒四温かな/野中亮介】

        

妹の句:【三寒も四温も生きて飯を食う】人/入選

※児童遊園地/iPhone写(2023・2)

妹の句は今回人選でした。

載せる写真を探しましたが、見つからずiPhoneで写した自分の手持ちから選びました。

その前にいつものAI(マイクロソフト)に頼ってみました。

面白い画像が生成されました。

一語違わず(三寒も四温も生きて飯を食う)入れてみたもの~とても楽しい!

これは雪の家族?(三寒四温をこう解したか…)

※image-generator

次に「食事をしている女性が窓をみている、雪のやんだ春近い季節」とか…少し文言を足してみたもの

私なりの句意の解釈です。

ちょっと雪が多いような?でも少し句意に近づいたでしょうか?

こちらはアニメ風です。(食べているものは何?)

※ Image Creator

※image-generator

     

私の句:【川の鯉ぷかりと浮かぶ四温かな】佳作/入選 見出し画像

いつも買い物ついでに見ている駅近くの帷子川の鯉を詠んでみました。

     

今月(三月)の兼題は【土筆(つくし)】です。

時候/仲春  分類/植物

まだ「つくし」を見ていません。

お彼岸後あたりに出てくるのでしょうか?

次回も頑張れ!

コメント (4)

そろりとろり俳句の道~48【春着】

2025年02月28日 | そろりとろり俳句の道

※FineGraphics/写真AC

【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。

毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

1月の兼題は季語【春着(はるぎ)】新年/人事

傍題:春著(はるぎ)・正月小袖・春小袖・花小袖・初衣装・春襲(はるがさね)

※俳句歳時記

新年に着る晴着のこと。

🔶かっての正月は、外出時だけでなく家庭内でも改まった衣装を身に着けた。

春の花衣同様、季節のめりはりを強く意識した季語である。

春の着物のことではない。

例句:【老いてだに嬉し正月小袖かな/信徳】

      

 妹の句:【パンプスの音も光りし春着の日】初級者部門入選

 私の句:【装ふも君に逢ふため春着かな】初級者部門入選見出し

またまた「類想」です。

ピックアップコメント(※家藤正人先生)

初級・中級に関わらず、類想は似通ったものが集まります。

着た人の行動や姿を描こうとするのは「春着」という季語の必然ですね。

めでたさや華やぎ、新年や美しい装いへの喜びなど、それらは「春着」という季語の本意といえるでしょう。

共感度が高い分、どこかでみたフレーズ=類想が多くみられました。

     

それは私が学生だった頃の、昔々のお正月!

母に着物を着せて貰って、彼(今の夫)と待ち合わせて明治神宮へ初詣に行ったことがありました。

【春着】とはお正月の装いということで・・・その時のことを詠いました。

もしこの句が選ばれたなら、その時の写真を使おうと思い捜しましたが、見つかりませんでした。

「Time goes by. そりゃあ50年以上も前だもの!」

なので今回も写真ACさんのものを使わせてもらいました。

それにしても、今時はお正月だからといって改めて衣装を変えるというようなことが少なくなったように思えます。

特に着物に関しては着ることも無くなりました。

街でもあまり見かけません。

「箪笥の肥やし」になってしまった着物を捨てられずにいる私も、それが悩みどころの齢となってしまいました。

 次回の兼題は【啓蟄(けいちつ)中春/時候】

締め切り3月19日 発表4月21日です。

コメント (2)

そろりとろり俳句の道~47【雪催/ゆきもよひ)

2025年02月10日 | そろりとろり俳句の道

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

12月の兼題【雪催(ゆきもよひ)】

※俳句歳時記

時候/三冬 分類/天文

傍題:雪気・雪雲・雪曇・雪模様・雪暗・雪意

雲が重く垂れ込め、今にも雪が降ってきそうな空模様のことをいう。

🔶「雪催ふ」と動詞化するのは避けたい。

例句:【手の中に小さき手のある雪催/辻 美奈子】

     

 妹の句:【雪雲や抜歯の綿を噛みしめる】人/入選見出し

【雪雲(ゆきぐも)】雪催の傍題➜雪を降らせそうな鉛色の雲

例句:【京まではまだ半空や雪の雲/芭蕉「笈の小文」】

 私の句:【妹の生まれ日のごと雪催い】佳作/入選

※背景/photolibrary

妹の生まれた日は今にも雪が降りそうな日でした。

小学1年生だったころのその日の記憶を句にしてみました。

母は自宅でのお産でした。

家の庭にはまだつるべ井戸があって、その近くでほぼ一日中ひとり遊びをしていました。

弟は叔母の家に預けられていたようです。

とても心細かったのか、その日のことは今でも覚えています。

AIで当時の状況を生成してみました。※Microsoft AIジェネレーター

俳句の文言をそのまま違わず生成したもの。(前回日記ブログに記載済み)

クリスマスのような雪の日を背景に、可愛い姉妹が生成されました。

今回は少し状況をいれた文言に変えてみました。( ´∀` )

雪の降りそうな日ではなく(?)つるべ井戸でもない小さな池(?)落ちそう・・・です。(笑ッ)

でも7歳の可愛い(?)女の子が外でひとり、心配している様子で池(井戸?)を覗いているところなどは一緒かなぁ~なんて思いました。

背景は微妙だけれど、こんな感じでした。

それにしても、俳句を始めてかれこれ数年経ったけれど、いまだに思うように詠めず(佳作)の域を出れず(人)になれない私!

多分私は、語彙力不足とか、森羅万象に注意力が散漫とか、何かが欠けているのかもしれません。

添削の先生から「舌頭千転という言葉があります。いろいろと試してみましょう」とのコメントがありました。

【舌頭千転】私はこの言葉を知らなかったので、調べてみました。

「ぜっとうせんてん」と読み、意味は「俳句を完成させるには、何度も何度も口に出して言ってみなさい」という松尾芭蕉俳聖の言葉らしいです。

やっぱり、本気度が足りないということでしょうか。

趣味なので楽しまなくてはとも思っているけれど、やはり上手く詠めると嬉しいのも確かです!

もう少し本気を出さねばと思いました。

2月の兼題は【春泥(しゅんでい)】時候/三春 分類/地理

締め切り2月28日 発表4月10日です。

コメント (5)