あの夏の日

門樋橋脇から旧芝川の水辺に降りて下流に向かう。

川岸にアカメガシワの花が咲き始めた。
小学校に入って間もなくの夏、アカメガシワの葉で包んだオニギリを食べたことを思い出した。

曾祖母・・ひいおばあちゃんの手作りのオニギリはちいさくて上品だった。
オニギリにはキナコやゴマがまぶしてあったが、包んだ葉の香りが混じって桜餅か柏餅に似た風味がしたのを覚えている。

つくりかたを教えて欲しかったと思うが・・それは、夢のまた夢。