流離未踏

流れの果てにあるものは・・青天霹靂

三浦富士

2019年09月30日 | 低山遊行
緩やかな斜面に建つ鳥居をくぐって三浦富士を目指す。

三浦富士 (横須賀市長沢5)

低山だが、山の上から見下ろす景色は平地では味わえない。

東京湾をはさんで対岸は房総半島。
双耳峰が一際目立つ。滝沢馬琴作の「南総里見八犬伝」で有名な富山(とみさん)だろう。

サイゼ飲み・・

2019年09月29日 | ソトご飯
数十年通った店がいくつかあったが次々と閉店、廃業して、気安く酒を飲める店が無くなった。最近流行の立飲みも悪くは無いが、やたらにうるさく気忙しい。しかも疲れる。

飲む酒に好みは無いので静かな店ならどこでもいい。出来れば懐具合を気にしない店が最高。

サイゼ飲み・・最近はこんな飲み方が気に入っている。
全室禁煙なので若い頃に吸うのを止めた身にはとても有難い。

赤ワインをデカンタで頼み、炭酸で割る。つまみはほうれん草のソテー。
フォカッチオにディアボラ風ソース(ガーリックガルムソース付)を合わせればそれだけで満足してしまう。

めんどりの味

2019年09月27日 | 日毎夜毎
子供のころ、にわとりを飼ったことがある。
毎朝、ケージの中に入って産みたての卵を探すのが楽しみだった。

卵を産めなくなったにわとりは哀れだ。
最後には食べて成仏させるわけだが、にわとりをしめるのも簡単ではない。
詳細は省くが、力技も要求され、ある意味儀式的でもあった。

料理されて大皿にのった骨付き鶏肉の煮付けが、ちゃぶ台の上に置かれても誰も手を出さずジッと見つめる。
主(あるじ)がちいさな塊肉に手を出し、促すように顎をしゃくる。
おずおずと手を出し、半ばヤケクソな気持ちで手づかみにした骨付き肉を僕はしゃぶる。
得も言われぬほどの濃い味が脳天を貫く!肉質は硬く、脂肪は少ないが強烈な旨味が舌を連打する!
先ほどまでの落ち込んでいた気持ちが変化し、これほど旨いものがこの世の中に存在していたことに感謝の念さえ抱くようになる。

それから何十年も過ぎたが、あのめんどりの味を越える鶏肉に出合ったことがない。