ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

演奏旅行(雲南の民族衣装でフルスを吹きたい)

2010年03月20日 | 日頃の活動
すばらしいフルスの演奏と、透き通るような声で歌ってくれた廖明智さんは中国少数民族ミャオ族の出身だと聞いている。だとすると、着ていたあの民族衣装はミャオ族のものだろうか。きらびやかな飾りものと豪華な刺繍の入った服、あでやかな色彩のスカート。どれをとっても鮮やかだ。
我が上白川フルス愛好会の面々のその目は爛々と輝いていた。そして、いつの間にか廖明智さんを取り囲み、前から後ろから飾り物に手でふれたり、帽子をとって眺めたりして、その衣装を愛でておられた。きっと、いつかはあのようなきらびやかな民族衣装を着てフルスを吹きたいと思っておられたに違いない。

中国は漢民族が90パーセント以上を占めるという。一般にいう中国服は実は漢民族のものでもなく、北方の満州族に由来するという。であれば、南の山岳地帯で生活の中でフルスを吹き、連綿と愛し育ててきた雲南省の少数民族の民族衣装を着てその気持ちになってフルスを吹きたくなるのは当然のことであろう。

わが、上白川フルス愛好会の女性メンバーが、百円ショップで見つけた飾り物や端切れで作った民族衣装(もどき)をまとって演奏する姿を目にするまでにはそう時間はかかるまい。フルスの技術的な向上を目指すだけでなく、こんなことまで興味を持ち、前向きに行動するのは精神的にも大変いいことだと思う。
フルスは健康維持に大変いいということの一つの証明だ。


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