ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

演奏旅行(中国服の入手の問題解決)

2010年03月18日 | 日頃の活動
翌朝は抜けるような空。
「どんなに高くてもいいからメンバーと似た中国服を買ってきて」という新人会員の要望を受け、その日は朝から中華街へと繰り出した。
数軒ある中国服の売り場でくまなく品定めだ。しかし似たような色はあっても、完全に同じものはなく、デザインもずいぶん違うし、値段も結構高い。結局は疲れはて、あきらめてホテルに戻ることにした。
あきらめるとはいっても、チャイナ服を求めることをあきらめるのではなく、北京支部長の陳さんにもう一度頼んで以前買ってもらった店に行って探してもらおうというわけである。全く同じものはなくても、似たようなものはあるだろうし、陳さんなら、写真を送れば以前の服のイメージを思い出すだろうから、より近いデザインのものを同じ値段ぐらいで手に入れることができるだろうという訳である。
そう決めて、チャイナタウンを出て、オランダ坂の付近にさしかかったとき、奥の方に中国服のかかったこぎれいな店を見つけた。しかし、店の中には探しているようなものはなく、ちょっと地味で値段も高めのである。ただ、作りはよいようだ。色白の中国なまりの若い奥さんの話を聞くと、実物を見れば、同じようなものが作れるかもしれないという。
それで、ホテルに帰り、帰りの用意をしてその店へ行った。見本を見せると、奥さんのお母さんが中国にいて、服を作っているので、見本を送ればほぼ、同じものが作れるという。さらに、どれかをMサイズと決めて、それを元に大小のサイズを決めると、LでもSでも作れるという。また、それはこの店と中国で記録しておくので、今後追加注文があったときにも電話1本で同じものを注文できるというのだ。しかも、値段は想定していたものよりずっと安い。
そこで、早速その店で頼むことにした。14日の中央公民館の文化祭の後は少し時間があるので、その間に注文することにした。
これで、中国服の入手の悩みは一挙に解決したというわけだ。展示してあった値段の高い服は素材が違い、作りも違うのだそうだ。「あの安いものでも10歳ほど若く見えるのだから値段の高いものなら20歳ぐらい若く見られるかもしれないので、どうですか?」と言おうと思ったが、ぶん殴られるのでやめた。
後で聞くと、松林静風先生の奥さんやそのお弟子さんたちもこの店をずいぶん利用しておられるという。よくもこのような店を探し当てたものだとつくづく感心している。


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