ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

長崎は「発祥の地」がやたらと多い

2011年02月24日 | 上白川フルス愛好会

 

ホテルの目の前に立っていた国際電信発祥の地の碑

長崎は長い鎖国の間も外国との交易が行われ、明治の時代になってもその文化の流れが続いていたため「○○発祥の地」という碑が市内至る所に立っている。

まず、私たちが泊まっていた全日空ホテルの前には国際電信発祥の地というのがあった。その前に立って前方を見ると右前80メートルところにはボウリングの発祥の地と表示してあるし、後ろを振り返れば100メートルぐらい坂道を上ったところには修道院発祥の地がある。ボウリング発祥の地の100メートル先の海岸道路沿いには日本鉄道発祥の地がある。そのほか、チャンポンの発祥の地、西洋料理の発祥の地、バドミントンの発祥の地………と、枚挙にいとまがない。

フルス発表の会場となった香港上海銀行も国際銀行の発祥の地ではないかと思うが、そういう表示はなかったので、これは単なるわたしの憶測だ。

おそらく、鉄道発祥の地は新橋ー横浜間だったのでないか、と思われる方が多いだろう。実は私もそうと思っていた。ところが、その鉄道開業の7年前、英国人グラバーがこの先の海岸通りに600メートルのレールを敷き,上海の展示会で買った蒸気機関車に2両の列車を引かせ実際に客を乗せて走らせたのだそうだ。しかし、それはデモンストレーションでしかなかった。そのため、新橋ー横浜の鉄道は事業として走った鉄道の発祥の地であることになっているのだそうだ。

こんな碑を見ながら、我が町大牟田もフルス発祥の地にならないかと、話が弾んだ。現に、フルス愛好会はすでに二つでき、20人以上の人が活動しているので、将来、フルスが日本中で吹かれるようになったあかつきには、発祥の地ならぬ伝来の地にはなるかもしれない。そうなったらの話だが………。



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