平成31年最初のブログの禅語にこれをあげました。平常心是道と書いて「びょうじょうしん これどう」と読むようです。 『禅語カルタ百句』の4回目。
なんのてらいもない当たり前の心、そこに本当の生き方があったよ
解説によりますと、平常心これ道。人は仏道を求めてあくせくしますが、それはどこか遠い到達点にあるのではなく、自らの日常の心にほかならない、という大肯定の思想をあらわす言葉だそうです。行住坐臥の日常生活そのものにほかならなく、あれこれのこだわりを離れた、たった今の心こそが悟りである・・・。さらに千利休の「茶の湯とはただ湯をわかし茶を点てて飲むばかりなるものとこそ知れ」という言葉もあります。
定年を過ぎてからのここ数年の間、心が安らぐどころか何か追い立てられるようで、なにかあくせくと生きているような気がしてなりません。今年一年、「平常心これ道」の意味をかみしめて、写真の猫くんのように突然にカメラを向けられても右往左往することなく、なにが起きても泰然自若としていること、これを目標にしたいと思います。