日課の散歩の途中、かっての職場の後輩に会った。散歩中、対抗車線を走る車が急に止まり、自分の名を呼んだ。27年前の職場の後輩だ。道路を歩いていた８７才のこの年老いた自分をよく見つけて声をかけてくれたものだ。彼女は自分より２０歳ほど年若いから、まだ元気そのものだ。だんだん年を取って孤独になっていく自分に声をかけてくれて、職場の後輩はやはり良いものだとつくずく思った一日であった。
兼ねてから気になっていた我が家の木犀の剪定ををした。昨年まではどうということもなく、剪定作業が出来たのだが、今年は三脚の上の方で、刈込ばさみで作業するのが怖くなって、今までは2時間ぐらいで剪定作業が終わったのが、今年は倍の4時間もかかってしまった。年金暮らしの暇な日常だから、時間のかかるのは構わないが、三脚梯子の上の方での作業は怖さを感じて、来年は植木屋に頼むようになってしまうかもしれない。80歳までは、シルバー人材センターの植木班で、バリバリ植木選定作業をやっていたのが、この体たらく、87歳、仕方がないかも知れない・・・
同じ市内に住む姉が我が家に来た。同じ市内に住むのだが、足腰が大分衰えて、息子夫婦に付き添われての訪問であった。突然に自分に会いたいというので、息子夫婦が連れてきたそうだ。
姉は自分より6歳年上なので、多分９３歳と思うが、急に会いたいということが、何か不吉な予感がする。でも、非常に元気で、顔色もよく、自分のように持病もなく、医療機関にどこも悪くないので、罹っていないそうだ。元来、我が家の家系は、長生きの家系のようで、母は９９歳（あと二月で１００歳という長生きだったので）、姉もそこまで生きてほしいと思っているが、急に自分に会いたいということが、何か不吉な予感もする。姉は国立病院の婦長をしていて、退職後も市内のあちこちの病院の婦長をしていて、たぶん８２歳まで働いていたと思う。母の年まで頑張ってほしい。
朝から連休の帰省者のニュウスでテレビの画像をにぎわしている。とくに円安で出費がだいぶ膨らんだと、こぼしている人が多いいようだ。でも、海外旅行に行くようなセレブは、円安は織り込み済みで、出費のかさむことは、覚悟の上だろう！！楽しんできたのだから、テレビなどの画面で愚痴ることもないだろう。なんだかんだ言っても、出費や、疲れもあるだろうが、行けるうちが花だよ！！。年とともに体が利かなくなる、認知症も多少入ってくると、遠くの外出が怖くなってくる。連休を楽しめた頃が、懐かしい。！！
連休も早や半分過ぎになってしまった。毎日が連休の暮らしをしている年金生活者には、大型連休と言っても、関係ない生活であるから・・・。唯、テレビなどで沢山の観光客が混雑しているのを見ると、やはり、ちょっと出かけてみたくなる。でも、この年になると（８７歳）年寄り夫婦で乗り物や慣れないところに旅行するのが、とても不安になって、出かけるのを二の足踏んでしまう。１０年ぐらい前までは、娘が会社に休暇を取って、３泊４日位の旅行を良く連れて行ってもらったが、最近は娘自体が家庭や、職場環境の都合で休暇が取てなくなって、それが出来なくなってしまった。まあ、毎日が連休の生活をしているのだから、贅沢は言えない。図書館通いとテレビ、散歩を楽しむことで我慢しよう。
