「再び、ハイドパークへ」という記事を一部訂正する。この記事で、「ロンドン・ハイド・パーク公演」でミック・テイラーとビル・ワイマンのふたりを招待すると書いたと思うが、実際は、ミック・テイラーのみの参加。
どうも飛行機嫌いのビル・ワイマンから契約を取るのは難しかったようだ…。
ともあれ、先日、この野外コンサートを収録したBLU-RAY&CD『ザ・ローリング・ストーンズ“スウィート・サマー・サン” ストーンズ・ライブ・イン・ロンドン・ハイド・パーク 2013』がAmazonから届きました。
早速、謹んで拝観。
[感想]
① 野外コンサートとあって時間の経過が手に取るようにわかる。
夕方の比較的明るい時間から開始したコンサートは、時間の経過と共に夕暮れ⇒日没⇒あたりが漆黒の闇となった時に映る夜景とコンサート会場だけが煌々と明かりを照らしている。
② 演奏がとてもリアル。
ヴォーカルや楽器の音を拾う瞬間瞬間が、あたかもそこにいるような臨場感を伝えていること。
③ ダリル・ジョーンズの急成長。
プレイする見せ場が多くなっていること。
ストーンズ側が見せ場を作っているといっても過言ではない。
「ミス・ユー」のロング・プレイが見もの。
④ リサ・フィッシャーが増量。
あのソウルの女王、アレサ・フランクリンを彷彿させる豪快な歌いっぷりと迫力満点のカラダ。
「ギミー・シェルター」のリサは、いつにもまして凄かった。
⑤ キース・リチャーズの銀髪。
ここ数年で急激に年をとったなという印象がある。
演奏も以前のような迫力は感じないし、もはやピークはすぎたなって感じかな。
でも、それに反して、歌はとても奥深く、技術的にも歳を重ねるごとに向上している。
いつからこんなに歌がうまくなったのか。
⑥ やはり、今回の目玉はゲストとして参加したミック・テイラーのプレイだ。
あの頃(44年前)のように黙々と演奏する姿は変わらないけど、ステージの中央に、誰よりも前にきて演奏する姿は自信に満ち溢れていた。
「俺は、この場所に帰ってきたぞ」。
その思いが一番強いのは彼かもしれない。
「ミッドナイト・ランブラー」は必見。
今回のコンサートは、ストーンズのメンバーよりもその脇を固める演奏者が僕の目には新鮮に映ったが、もちろん、ミックや他のメンバーも見どころ満載の映像である。
さて、休日にもう一回観るとするか。
まだまだ未発見な映像もあるかもしれないぞ。
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