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ぱんくず通読帳

聖書通読メモ

受難(詩篇69)

2010-09-29 21:51:12 | 詩篇
宗教的指導者の偽善、欺瞞に対する
イエスの怒り。
宗教改革者の横顔。


あなたの神殿に対する熱情が  
わたしを食い尽くしているので
あなたを嘲る者の嘲りが
  わたしの上にふりかかっています。
                 (詩篇69;10)


  イエスは縄で鞭を作り、
  羊や牛をすべて境内から追い出し、
  両替人の金をまき散らし、その台を倒し、
  鳩を売る者たちに言われた。
  「このような物はここから運び出せ。
   わたしの父の家を商売の家としてはならない。」
  弟子たちは、
  「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす
  と書いてあるのを思い出した。
                  (ヨハネ2;15~17)




イエスの孤独。
受難と死を前にして
イエスは独りぼっちだった。
孤立無援の心細さと不安を
イエスは味わわれた。
夜、暗闇で一人、言葉も無く立ち尽くし
神と向き合う人の孤独を
イエスは誰よりも理解している。


嘲りに心を打ち砕かれ
わたしは無力になりました。
望んでいた同情は得られず
慰めてくれる人も見いだせません。
                (詩篇69;21)


  「わたしが祈っている間、ここに座っていなさい。」
    ・・・
  「わたしは死ぬばかりに悲しい。
   ここを離れず、目を覚ましていなさい。」
    ・・・
  「シモン、眠っているのか。
   わずか一時も目を覚ましていられなかったのか。」
                        (マルコ14;32~37)


  「わたしが向こうへ行って祈っている間、
   ここに座っていなさい。」
    ・・・
  「わたしは死ぬばかりに悲しい。
   ここを離れず、わたしと共に目を覚ましていなさい。」
    ・・・
  「あなたがたはこのように、
   わずか一時もわたしと共に目を覚ましていられなかったのか。」
                           (マタイ26;36~40)


  「なぜ眠っているのか。・・・」
                (ルカ22;46)




イエスの渇き。
イエスが人として生きた時代より
遡って何百年前に詠まれた詩篇の中に
十字架の上で渇きに苦しむイエスがいる。


人はわたしに苦いものを食べさせようとし
渇くわたしに酢を飲ませようとします。
                 (詩篇69;22)


  ある者が走り寄り、
  海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、 
  「待て、エリヤが彼を降ろしに来るかどうか、見ていよう」
  と言いながら、イエスに飲ませようとした。
                      (マルコ15;36)


  そして、ゴルゴタという所、
  すなわち「されこうべの場所」に着くと、
  苦いものを混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、
  イエスはなめただけで、飲もうとされなかった。
                      (マタイ27;33~34)

  
  ・・・「この人はエリヤを呼んでいる」と言う者もいた。
  そのうちの一人が、すぐに走り寄り、
  海綿を取って酸いぶどう酒を含ませ、葦の棒に付けて、
  イエスに飲ませようとした。
                      (マタイ27;47~48)


  兵士たちもイエスに近寄り、
  酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、言った。
  「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ。」
                      (ルカ23;36~37)


  そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。
  人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、
  イエスの口元に差し出した。
                           (ヨハネ19;29)

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