後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

長盛会旅行

2017年07月01日 | 神社・仏閣巡り

6月21~22日1泊2日老人クラブ「日詰長盛会」の春の研修旅行があった。何が研修なのか不可解ではあるが毎年のことなので気にしないことにしている。
日詰長盛会は会員126名内51名は85才以上で、殆どが後期高齢者全くの老人クラブである。今回は参加者31名(男性19名・女性13名)、午後長野を出発、夕刻諏訪市に到着
上諏訪温泉諏訪湖畔のホテルで1泊、翌日午前諏訪大社を参詣し昼食後帰途に着いた。
 
諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社(上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮)で、信濃國一之宮・神位は正一位・全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされているという。諏訪大社の特徴は、諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がなく、代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝している。(諏訪大社HPによる)

諏訪大社には何回か参詣しているが、前宮は諏訪湖から離れた茅野市にあるため参詣したことが無く今回初めてであった。

*諏訪大社;当社全体で祀る主祭神は以下の2柱(各宮の祭神については各項参照)。両神とも上社・下社で祀られている。(この項wikipediaより)

  • 建御名方神 (たけみなかたのかみ)
       上社本宮祭神。『古事記』の葦原中国平(国譲り)の段において、大国主命の御子神として登場する。母は沼河比売(奴奈川姫)とされる。
       『先代旧事本紀』には建御名方神が信濃国諏方郡の諏方神社に鎮座すると明示されている。
  • 八坂刀売神 (やさかとめのかみ)
       上社前宮・下社主祭神。建御名方神の妃。

  御柱;当社の社殿の周囲四隅には、御柱(おんばしら)と呼ぶ以下4本のモミの柱が建てられている。 御柱は一から四の順に短く細くなり、上空から見た場合に時計回りに
     配置される。 一之御柱 - 社殿右手前・二之御柱 -左手前・三之御柱 - 左奥・四之御柱 - 右奥

  御神体;本殿が設けられていない。本宮は拝殿後背林(通称 御山)、秋宮はイチイ神木、春宮はスギの神木を神体とし、拝殿からそれらを拝する。
      なお、前宮は古くは上社の摂社であった関係で本殿を有している。

 

*上社前宮
          
       上社前宮本殿                              前宮一之御柱                     前宮三之御柱
  
   名水「水眼」清流
 古くから”すいが”と呼ばれ、山中より湧出する清流は、前宮の神域を流れる御手洗川となり、昔から御神水として大切にされ
 た。中世においては、この川のほとりに精進屋を設けて心身を清め、前宮の重要神事をつとめるのに用いたと記録されてい
 る。この水眼の源流は、約1キロメートル程登った山中にあるが、昭和5年に著名な地理学者・三沢勝衛先生によって、
 はじめて科学的調査がされ、その優れた水質は「諏訪史」第二巻に取りあげられている。
                                      昭和53年8月  安国寺史友会
 

*上社本宮
       
            上社本宮 拝殿                                                              本宮一之御柱                                               本宮四之御柱 山の中腹に見える

*下社 春宮

             
     下社春宮の拝殿 「中央;幣拝殿・左右;片拝殿」           春宮境内にある「結びの杉」                                    春宮一 之御柱

  
 「結びの杉」;先で二又に分かれているが根元は1つになっている事から「縁結びの杉」と呼ばれている。

 

 

          幣拝殿 
                               重要文化財
  この建物は御幣を奉ずる幣殿と拝殿が一体となったもので兵幣拝殿戸呼ばれている
  建築様式は二重楼門造りで全体に見事な彫刻が施されている
  棟梁は地元の宮大工柴宮(伊藤)長左衛門で秋宮と同じ絵図面で秋宮幣拝殿より
  一年早い安永九年(1780)に落成した
  春秋両宮は社殿構造は同じで当時は双方で技術が競われた

 

 

         左右片拝殿
                  国重要文化財
  片拝殿とよばれるこの建物は幣拝殿戸同じ安永9年(1780)地元の大工柴宮(伊藤)
  長左衛門により造営されたものである
  秋宮に比べて幅が短く屋根は片切りになっている
 

 

 

 

*下社秋宮

           
                                 下社秋宮 「幣拝殿」                                      幣拝殿・左右片拝殿  と 天覧の白松「三つ葉松」(葉が3本) 
                                         

       幣拝殿
                 国重要文化財
   この建物は御幣を奉ずる幣殿と拝殿が一体となったものである
   二重楼門造りと呼ばれ二階は跳勾欄(先の反った欄干)を回し
   全体に見事な彫刻が施されている
   諏訪高島藩の命により安永十年(1781)に初代(立川流)
   棟梁立川和四郎宮棟によって造営された
 

 


            左右片拝殿
                   国重要文化財
    安永十年(1782)初代立川和四郎宮棟により造営された
    幣拝殿に比べ彫刻などは見られず江戸時代の記録には
    幣拝殿は帝屋(御門戸屋)片拝殿は回廊と記されている

   
 

          
         秋宮一之御柱                   境内にある「寝入りの杉」

  寝入りの杉;子の杉の木は樹齢凡そ六~七百年で丑三っ時になると杖先を下げて寝入りいびきが聞こえ子供に木の小枝を煎じて飲ませると
       夜泣きが止まるといわれている

 

     



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