後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

苗場ー田代ゴンドラ紅葉の旅

2014年10月30日 | 旅行
25日日帰りツアーで、「苗場の紅葉・ドラゴンドラ・田代ロープウェイ」に行って来た。長野駅東口7時10分出発、参加者40人10時半頃
国道17号湯沢町二居の、標高806mの田代ロ-プウェイ山麓駅に到着、行楽シーズンの土曜日とあっての賑わい、定員91人のロープウェイでも約30分待ちだった。

標高1,413mの田代高原山頂駅まで全長2,175m、10分の空中散歩。ロープウェイには床面2ヵ所に真下が見える様約1m四方のガラス窓があった。最高地上高230mの日本一高い地点の通過を覗けるように作ったという。紅葉は丁度見ごろであった。田代高原には田代湖と、スキー場が数箇所あった。
標高1,346mnのドラゴンドラ山頂駅までおよそ2kmを散策する。

ドラゴンドラは別名「苗場 - 田代ゴンドラ」で、全長は5,481m日本最長のゴンドラである。「ドラゴンドラ」の名称は松任谷由実によって名付けられたとういう。ゴンドラは8人乗り12時前山頂駅で乗車山麓駅まで25分空中散歩、アップダウンがあって珍しいゴンドラだ。8人の少人員のゴンドラでゆっくり展望出来、紅葉も見頃で十分堪能出来た。

  
 ←ドラゴンドラ・田代ロープウェイの案内図
 右下が田代ロープウェイ山麓駅(標高806m)、上部右側が田代高原で田代ロープウェイ
 山頂駅(標高1,413m)、その左がドラゴンドラ山頂駅(標高1,346m)で、徒歩20分程度下
 ったところにあ
る。左側に苗場プリンスホテルでその右にドラゴンドラ山麓駅がある。
 ドラゴンドラ山麓駅と田代ロープウェイ山麓駅間はシャトルバスが運行されていた。
 紅葉シーズンで苗場プリンスホテルの広大な駐車場はドラゴンドラ・田代ロープウェイに
 乗る行楽客のマイカーで70~80%の入りのようだった。  

 

 

 

         
       田代ロープウェイからの山麓駅                         床面からの最高地点付近


         
       田代ロープウェイからの二居ダム湖                    田代ロープウェイからの山麓駅方面

           

  ← 田代高原
  田代湖と左が苗場山(2145,3m)、中央が神楽ヶ峰(2029,6m )

 

 

 

 

 

                      
             ドラゴンドラ山頂駅の乗客、8人乗りで1分足らずの                  ドラゴンドラからの紅葉
        間隔なので流れが良く待ち時間も10分程度
   
          
          アップダウンのあるゴンドラ                                  二居ダム湖

 ドラゴンドラ山麓駅に12時40分集合出発、湯沢町湯沢温泉街で昼食後南魚沼市石打「ハッカ石温泉・石打ユングパルナス」で入浴
 帰途についた。19時長野駅東口に到着する。カタカナ語に弱くハッカ石やユングパルナスの意味は解らない。                     
 

 

 

 

 

 


秩父34観音巡り 第4回

2014年10月10日 | 神社・仏閣巡り

 10月3日ちょこTrip企画の3回目の秩父34観音札所巡りに行ってきた。今回最終回4ヵ寺を巡り満願となる。
午前6時40分長野駅東口を参加24人で出発、予定より1時間程早く6時半帰着した。
巡拝は地元先達人の案内で 32番般若山法性寺 ―‒ 31番鷲窟山観音院 ―‒33番 延命山菊水寺 ―‒ 34番日沢山水潜寺 の順で参拝した。

*32番 般若山法性寺  本尊;聖観世音菩薩   宗派:曹洞宗  所在地 秩父郡小鹿野町
   鐘楼門から79段の石段を登ると間口13件の本堂がある。本堂の前の通路では奥の院の岩上の観音像が見える。ここから更に登る
   と、
崖の中腹に舞台造りの観音堂がある。
方形屋根、三間四面で、内陣の外側は吹抜けになっている。

            
       鐘楼門  二層の山門は秩父札所唯一の鐘楼門で、                参道  79段の石段
        “般若山”の額が掲げられている
     

                        
       観音堂                 奥の院の観音像;大きな舟のような形をした岩尾根、
                             舳先の部分に青銅製の“岩舟観音”が立っている。(本堂の前から望む)   

 



 ← 船に乗った観音像の額

 

  礼拝所に掲げられた額には、舟を漕いでいる珍しい聖観世音さまが描かれている。
 
本堂には、前立本尊が祀られ常時拝観できる。

 

 秩父札所32番の本堂の前立に、冠の上に笠をかぶり、櫂を持って船を漕いでいる珍しい
 観音像が安置されている。観世音が船に乗って出現されたという縁起にもとづく立像で、
 秩父札所32番寺のことをお船観音と呼ぶのはこれによる。    

  

 
*31番 鷲窟山観音院  本尊;聖観世音菩薩   宗派;曹洞宗  所在地 秩父郡小鹿野町
  秩父の札所の中でも最西端の寺で、もっとも険しい難所に建つ寺である。観音堂は、標高約700メートルの観音山の中腹にあるが、
  296段の長い石段を登りきると、正面の岩屋に納まった形の観音堂がある。

  

 ←観音堂

  ←史跡立札 要旨;小鹿野町指定史跡 札所31番鷲窟山観音院
  境内の岩盤に南無阿弥陀仏の名号を刻み、その下位に弘法大師の1夜彫りと伝えられる
  県指定の「鷲窟磨崖仏」がある。本尊の聖観世音像は霊験記によれば 畠山重忠がこの
  地に狩りにやってきた。鷲の巣を見つけたので矢を射ってみたが、どうしたことか、
  何度射ってもすべて跳ね返されてしまう。不思議に思った重忠が、巣を降ろしてみと、
 平安時代将門の乱で所在不明になっていた聖観音像がそこにあった。その後重忠はここに観音堂を建て、聖観世音菩薩を安置したという。
 幕末のころ本堂をを建立、明治26年2月法有働を焼失する。その後長らく仮堂であったが昭和47年4月現在の本堂が再建された。
 山門の石造り仁王尊は、信州の名工藤森吉弥一寿の名作で、像高4メートル、その規模は本邦第一と称される。
                                                  昭和37年9月27日指定

       
               山  門 ; 両脇の仁王像は、高さ約4㍍もあり石造り仁王像としては日本最大

     
              
        不動明王像                    体長18cm程の爪彫りの千体仏

*33番 延命山菊水寺  本尊;聖観世音菩薩   宗派;曹洞宗  所在地 秩父市
   菊水寺に向かう途中の八人峠に、昔は山賊がいて旅人と苦しめた、とあります。ところが、ある日、この八人組の山賊は襲った旅僧の
   法力で金縛りとなった。山賊どもは改心し、山裾に一寺を建立して、日夜、仏への供養をした、とのこと。秩父札所33番の「菊水寺」 
   の名の起こりは、この寺の旅僧が実は行基で「この先の菊水の泉で汚れを洗い落とせ」と山賊どもを論したという縁起があるという

 ←菊水寺文化財案内
   県指定有形文化財  菊水寺聖観音像 
  一体 昭和二九年三月四日指定
   この聖観音像は、ヒキ材の一木造で目は彫眼、増高88センチの立像である。
   全体的に安定感があり、頭部には菩薩の特色である訪韓をいただき、顔立ちも
   端正で威厳がある。製作年代
 は平安時代 末で、県指定文化財彫刻部門の第1号
   指定である。
  市指定史跡 長福寺の芭蕉句碑  昭和三九年九月二九日指定
  市指定史跡 秩父観音霊場札所三十三番  昭和四十五年九月二十四日指定
  市指定有形文化剤 菊水寺の子返しの図・孝行和讃之の図(版木・大絵馬)
       昭和五十五年七月七
日指昭和五十八年三月 埼玉県教育委員会・菊水時
                                         
                                                  秩父市教育委員会
                                             

 ←菊水寺観音堂
  入母屋造りの観音堂の正面には、「正大悲殿」の額が掲げられており、堂内に入る
  と向拝の内部は土間になっている。
 右手の壁面高く、市指定有形文化財の「子返し
  の絵図」が掛かっている。
  そして左側には市指定有形文化財の「孝行和讃の図」の版木が掛かっていた。
  撮影禁止で大絵馬を記録に残せないが仕方がない。。

 

 

  

 ←市指定史跡 芭蕉の句碑 
  芭蕉の句碑は有名で寛保年間1741~1743)に翁の50回忌に建てられたもので、
 「寒菊やこぬかのかかる臼のはた」と刻まれ、秩父で最も古い句碑といわれている

 

 

*34番 日沢山水潜寺  本尊;千手観世音菩薩  宗派;曹洞宗  所在地 秩父郡小鹿野町

 ←秩父三四番 日沢山 水潜寺案内版
  主旨;この札所は、秩父三十四番霊場、にほん百観音霊場(西国・坂東・秩父)の結願
  寺として、巡礼者が打留の札と笈摺を納めた寺です。観音堂は、大きな流れ向拝をつけ
  た六間四面方形造りで、文政11年(1828年)の建築であります。内陣は壁で囲ま
  れ、外陣は桟唐戸をたて周囲に縁を廻し、内陣外陣の境には格子戸を以て仕切り、その
  に上部飛天像その他の極彩色彫刻を入れ、組物は出組で格天井をうけ、鏡板には円形の
  輪郭をとり、花鳥の様々が画かれています。
     本尊は、1木造り室町時代の作と伝えられる千手観音、西国をかたどる西方浄土の阿弥
  陀如来、板東をかたどる東方瑠璃光世界の薬師如来がまつられ日本百観音結願寺の特殊
  性をだしています。堂内には大日如来の胎内仏で初期鋳造の阿弥陀如来、享保18年
  諸国信者の寄進による鋳造子育観音など、境内には百観音結願堂、仏足堂をはじめ、
  7観音33観音、6地蔵などがまつられています。観音堂前には、百観音宝前のお砂を納めたお砂踏みがあり、この上で3体の御本尊を
  拝むことにより、百観音巡礼の功徳が得られると信じられています。また、観音堂の傍らの崖下に、清浄長命水を湧出する寺名のおこりの
  の水くぐりの岩屋があり、札所巡礼を終えた人々は、ここで再生儀礼の胎内くぐりをし、長命水をいただき、笈摺を納め心身共に清浄に
  なって俗世の生活に帰ったと言われています。
                                                     皆野町教育委員会

                 
        観音堂                            結願堂


                            
                       33観音の石仏                             水掛地蔵;「地蔵さんの頭上よりお水を3杯かて、      
                                                                                             お願い事を3度おとなえ下さい」とある。 
              
 ← 水潜りの岩谷
   写真左奥上に岩屋(鍾乳洞)の入口がある。巡礼者は、この岩屋から湧き出ている清水に足を浸し
   ながら、体を縮めて暗い岩屋を潜り、巡礼を終えた身を清めるという。
   寺名の起こりが水くぐりの岩屋からだそうだ

 

 

 ←水くぐりりの長命水
  寺名の起こりの、「水潜(みずくぐり)りの岩屋」より湧き出ている長命水。