後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

京都世界遺産めぐり

2011年11月15日 | 神社・仏閣巡り

過日1泊2日のバスツアーで「比叡山延暦寺・2条城・下鴨神社・西本願寺・金閣寺・清水寺」を巡ってきた。西本願寺は初めてだが,その他は以前訪れたことがあるが、記憶が定かでない所もあるので参加してみた。団体観光は時間に制約されるので、史跡・神社仏閣などじっくり拝観するには適していない。時間と余裕さえあれば単独で行くのが良いが、何といっても計画されたツアーは宿・乗り物等の手配も必要なく年寄りには手っとり早く便利である。

初日の夕方ホテルに向かう途中珍しい雲を見た。もう少し遅いと夕焼けに染まり綺麗だったろう。

                 

 延暦寺
  延暦寺開館で昼食、その後延暦寺の総本堂である「根本中堂」を拝観する。住職の説明 
  もあったが、本尊の釈迦如来が参詣者の目線と同じ高さにあるのはめずらしい。本尊の前
  には千二百年間灯り続けている不滅の法灯が3基安置されている。長野善光寺本尊前の
  3基の不滅の法灯は千4百年間灯り続けていると言われている。根本中堂の建物は国宝・
  回廊は国重要文化財に指定されている。

  境内は比叡山山頂付近1体が境内で東塔・西塔・横川の3か所にあって東塔から西塔へ
  は40分程度、横川は西塔から1時間20分も離れている。御朱印所も東塔地域7ヵ所・
  西塔地域1ヵ所・横川地域2ヵ所ある。このたったの40分のこのツアーでは、とても回れない
  じっくり拝観するには個別に来るより仕方がない。

                                
           根本中堂                           大講堂

          
       東塔拝観入り口にある 伝教大師最澄の言葉
       「1隅をてらす者、是れ国の宝なり」の石塔

             
                        比叡山からの琵琶湖遠景

二条城
 ここは数年前に拝観したので今回は庭園を主体に見たかったが、京都市内が皇太子殿下が
 文化祭でおいでになっているらしく規制が敷かれ大渋滞、到着が大分遅れ拝観時間が短く
 二の丸御殿を拝観することで終わり、二の丸庭園は覗いただけで終わった。

        
          二条城国宝の2の丸御殿と車寄せ 

下鴨神社 
 此処も数年前に拝観したところである。賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社の例祭
 が京都三大祭り一つ「葵祭」である。5月15日に行われ、優雅な行列(500人)が御所を出
 発下鴨神社から上鴨神社へ向かうものだ。

              
           下鴨神社 この奥に2つの拝殿がある

西本願寺
 浄土真宗本願寺派の本山である。石山本願寺(大阪)の11代宗主、顕如上人の三男准如
 が後を継ぎ12代宗主となたのが今日の西本願寺である。徳川家康が不遇をかこっていた
 長男の教如に目をつけ本願寺勢力の分割を謀って、寺地を寄進して東本願寺を別立させ
 たのが今日の東本願寺(浄土真宗大谷派)だそうだ。大谷祖廟は親鸞上人の墳墓を改め、
 廟堂を建てて聖人の御影像を安置したのがの起源で,東西分派後近くの現在地に祖廟とし
 て造営されているという。

 残念ながら金閣・銀閣とともに京都の三名閣の一つと言われている、国宝の飛雲閣は立ち入り
 禁止で拝観出来なかった。

                           
      重文 西本願寺本堂(阿弥陀堂)      国宝 西本願寺唐門 

                     
          唐門の中央右側の彫刻はキリンビールのラベルのキリンの絵と同じ   
            
金閣寺(鹿苑寺) 
 何十年振りか過去の記憶は全くない。金閣はお釈迦様の骨が祀られていると言われ舎利殿
 とも呼ばれている。京都の観光客が2番目に多いところだそうだ。もっとも多い所は清水寺だ
 そうだ。金閣寺は臨済宗相国寺派の禅寺だが、多分参詣に来るのでは無く、観光が目的
  だろうと思う。私もしかりお参りする気は全くない。それにしても金ピカの荘厳さは見事であ
 る。境内の茶室「夕佳停」の南天の床柱と「萩の違い棚」が有名,又「陸船の松」と言われる  
  葉松が珍しい。京都の神社仏閣の中で此処は全く雰囲気が違い、金閣寺が寺院という感じが
  無くま さに観光スポットである。

             
                              金閣寺


        
茶室「夕佳亭」の南天床柱と萩の違い棚            陸船の松

清水寺
 数十年前に訪れたのだが鮮明な記憶が読みかえらない。本堂(国宝)の清水の舞台は有名で, 
 写真で見慣れているので感慨はあまりわかない。先月長野水野美術館では、「ご本尊十一面
 千手観世音菩薩立像(御本尊御前立)」、奥の院の「ご本尊三面千手観音(写真)」をはじめとす
 る秘仏三体など、重要文化財を含む仏像、曼荼羅、屏風、書が多数出展差されていた。今回
 拝観したのは「ご本尊前達立像」と奥の院「ご本尊三面千手観音」だけだが、至宝の出開帳の
 ようにじっくりまじかで拝観出来ず、出開帳の至宝総てを拝観出来ないのは、ツアー観光では
 止むを得ないだろう。

                  
 奥の院前からの本堂舞台と三重塔 奥の緑色の屋根は修復中の朝倉堂(重文)
    
       
                   音羽の滝と茶屋滝の家

           
                     三重塔

         
             観光客で賑う清水寺仁王門と西門・三重塔

 

            

  

 

    


同級会

2011年11月01日 | 戯言

10月17~18日小学校と19~20日と1泊2日大学の同級会が続いた。両方とも一年半ぶりで昔し話に花を咲かせ、近況など語り合い楽しい同級会であった。

小学校同級会(場所;戸倉上山田温泉)
 卒業生59名(男性25・女性34)中、現在鬼籍に入られた方19名(男性12・女性7名)消息不明の
 方5名(男性2名・女性3名)で、同級会開催時の生存者は35名(男性11名・女性24名)である。
 
 今回の出席者は8名(男性3・女性5)で寂しい同級会となった。昨年までは半数近くの15名程集まっ
 たが、体調の優れない方が急増したらしい。女性は圏外に嫁いだ方が多く遠方からは中々都合がつ
 かず1名の参加である。

 男性は既に県外在住は1人もおらず、11人全員が近隣に在住している。そのうち病気治療中の方
 7名・ ・健康な方4名で1人は仕事の都合で欠席となった。鬼籍に入られた方1人は同級会の前々
 日に他界  し、そのこともあって気の重い同級会だった。 それにしても昨年までは6~8名 出席し
 ていた男性が急に3名となり、死亡者(含消息不明)が50%を超えたのには愕然とした。
 女性のそれは30%だ。

 傘寿を超えお互い一病も二病も持つようになり、階段の昇り降りに手すりの必要のない人は殆どおら
 ず、体力も衰えのたことを実感した同級会であった。

大学同級会(場所;水上温泉)
 卒業生22名中鬼籍に入れられた5名で23%の死亡だ。例年6~10名が常連の出席だが、この中に
 都合がつかない方・突然の怪我や病で欠席された方が3名おり出席者7名であった。

 翌日谷川岳天神平へロープウエイ(約15分)で行ったが、更にリフト(約10分)で天神峠まで行った
 のは2人だけだった。やはり傘寿を超えると体力の衰えや足腰が弱くなったことは紛れもない事実だ。

 毎年のことだが学生時代の思い出話しに花を咲かせ・近況を語り合い楽しい同級会だった。なかに
 は絵画が好きでリタイヤ後はプロの画家になった者もおり、毎年地元や所属の第1美術会の展覧会
 に見事な100号の油彩を展示している。

 天神平の紅葉丁度見ごろで谷川岳も素晴らしい眺めであった。

     
        天神平下りのロープウェーから

     
          天神峠からの谷川岳  

     
         天神峠の神社と谷川岳