読書三昧

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明治の炎 「警察手眼」の世界

2021年01月03日 10時45分39秒 | ■読む
武藤誠著、経正社文庫刊著者は、大正15年生まれで、九州大学経済学部を卒業後、警察に奉職し、昭和53年に警察大学校校長になり、翌年退職されたとのことです。本書は、明治初期に、日本の警察組織を事実上作り上げた川路利良が、生前、警察のあり方を示した語録が中心になっています。中盤までは、その内容の解説で、後半は、日本の警察組織の成立の経緯が述べられています。 川路は西郷隆盛の部下で、西郷に取り立てられた . . . 本文を読む
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