2007年8月18日午前11時、京都府の丹後半島にある標高540メートルの依遅ヶ尾(いちがお)山頂。炎天下の中、アゲハやヒョウモン類がテリトリー争いの空中戦を繰りひろげる中、一匹の黒っぽい見なれない蝶が参戦していました。降りたったところをそーっと近づき、3倍ズームで撮影。
今日調べてみると、どうもメスアカムラサキの雄のようです。翅の裏の良く目立つ白斑模様が決め手です。
メスアカムラサキは、沖縄や八重山諸島に分布するタテハチョウ科の蝶で、雌は毒を持つカバマダラに擬態をしているため雄と翅の模様がまったく異なることで有名だそうです。たしかに誰が見ても同じ蝶とは思えません。
迷蝶として本州でもまれに見られるらしいですが、先の台風5号にでも乗ってきたのでしょうか。
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