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大山三ノ沢上部 09.4.11
グリセードという言葉も死語になり、
代わってシリ(尻)セード全盛である。
シリセード専用グッズもあるらしい。
グリセードとは、ピッケルを身体の後ろにまわし
バランスを取りながら雪面を滑り降り降りる技術
(技術ってほど大げさではないが・・)だ。
昔は、岩を登ったあと涸沢などのベースキャンプまで、
競争しながら滑り降りたものだ。
今は、ピッケルのシャフトもバイル並に短くなり、
確かにグリセードには不都合だ。
それに、登山用具としてのピッケルの地位も低下しているようで、
冬の大山でもピッケルを持たず、ストックだけの登山者も多い。
土曜日の大山で久しぶりにグリセードをした。
三ノ沢上部はそれなりに傾斜もあり、
少々緩んだ雪でもすべることができた。
水泳なども同じらしいが、
何十年ぶりでも滑る感覚を身体が覚えていたことに
我ながら感心した。
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