風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

爪の痕

2007-12-24 | Weblog
昨日は丹後の高山に上がってみました。三角点は無いものの、標高702mは丹後半島の最高峰だそうです。登山口は、1973年に最後の住民が離村し廃村になったという内山という所です。現在は立派な山小屋(ブナハウス内山)が建っています。
ここで珍しいものを見つけました。地元の人にとってはそんなに珍しくは無いかもしれませんが、熊の爪痕です。


京丹後市(07.12.23)

廃村になって残された柿の木にくっきりと残っていました。けっこう新しそうです。幹に深くくい込んだ爪痕をみると、ただただ「すげぇなー」と感嘆するばかりで、うまく表現できません。クマの手(足)の大きさは、爪痕の幅から人の手ぐらいになると思います。
クマは、毎年柿が実る頃には食べに来るようで、古い爪の痕が黒い筋になって残っています。
「夜、外で音がするので出てみたらクマが木に登って柿を食べていた」という話は東中国山地の村々でもよく聞く話ですが、実際に爪の痕を見たのは初めてです。

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