風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

ユートピアまで

2012-08-02 | Weblog
鳥取は、昨日38度、今日37度。
とっても熱いです。


ところで、遅ればせながら、
月曜日にユートピアまで上がってきました。

珍しく7時前には歩きだし、お昼過ぎには下りてきました。


ブナ林 12.7.30 宝珠尾根

薄曇りで思ったほど暑くはありませんが、
そのぶん景色もぼんやりで、北壁の迫力ももう一つ。

でも、どちらかといえば涼しい方がいいかな・・・。

     
     大山北壁 12.7.30


三鈷峰 12.7.30

残念ですけど、
お花畑の所々には登山道からそれて立ち入った痕跡もあって、
毎年のことながら土曜、日曜の混雑が想像できます。
月曜はハイカーも少なくて、
ゆっくりとお花見をすることができました。

ユートピア周辺のお花畑の様子ですが、
全体として7~8分咲きといったところでしょうか。

1636m峰あたりのシモツケソウは2~3分咲きなのでまだまだ楽しめそうですね。


お花畑(矢筈ヶ山方面) 12.7.30


ナンゴククガイソウ 12.7.30 大山ユートピア

     
     天狗ヶ峰方面(振子沢源頭) 12.7.30

人だけではなく、
たくさんの虫たちもユートピアのお花畑を目指して集まります。

蝶しか分からないのですが、
キアゲハ、アカタテハ、ウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、
オオウラギンスジヒョウモン、アサギマダラ、アオバセセリ、
トラフシジミなどが見られました。
特にアサギマダラとヒョウモン類が多かったですね。

いつもは90ミリマクロ一本勝負なのですが、
この日は珍しく標準のズームレンズを着けていったので、
どうも勝手が違って上手に写せませんでした。
特にお花畑の写真は難しくて、途中から写すのをやめてしまいました(笑)。


ウラギンヒョウモン 12.7.30

     
     オオバギボウシ 12.7.30 大山ユートピア


象ヶ鼻・三鈷峰方面 12.7.30


最後にちょっと、業務連絡に近い写真(笑)。

コンデジのメモ写真ですが、7月末のダイセンキスミレです。
花後も次々に閉鎖花をだして結実しています。
(次の機会にちゃんとした写真を撮らなきゃ・・・)


ダイセンキスミレ 12.7.30 大山

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4 コメント

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Unknown (hayamizu)
2012-08-06 11:11:11
業務連絡承りました(笑)
貴重な生態写真、本当にありがとうございます。
スミレの閉鎖「果」は、花柱が先端に残っていないものを指します。実際にこの写真をよくズームしてみなければ分かりませんが、おそらく閉鎖花が結実した閉鎖果であると思います。
七月末にもまだ地上部が残っていて、閉鎖花を生産し続けているということは非常に興味深いです。
近接する生育地のオオバキスミレ(var. brevistipulata)がどうなっているか比較してみても面白そうです。
私の勝手な予想ですが、おそらくvar. brevistipulataは地上部は全て黄葉しているか、枯死していると思われます。
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hayamizuさんへ (syuba)
2012-08-06 23:18:25
開放花と閉鎖花でできる果の違いなど興味深いコメントで大変勉強になりました。
この写真は前回コメントをいただいた前日だったため、ほんとにメモ写真で・・・。今度機会があればもう少しましな写真を撮りたいとおもいます。
近接するオオバキスミレとの比較ということですが、近くても京都府北部になるので泊りがけです(笑)。
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訂正です。 (hayamizu)
2012-08-09 10:47:39
訂正です!
閉鎖「果」は花柱が先端に残っていないもの、としましたが、実際は曲がった花柱の名残が残る可能性もあるので、一概には言えませんでした。
閉鎖花は、その蕾の中で自家受粉を行うのに都合の良い構造になっていて、花柱が屈曲して柱頭が葯側を向いています。
そのため、開放花と閉鎖花の決定的な違いは、送粉昆虫の誘因器官である「花弁」や「雄蕊」の減少・欠失だけでなく、花柱にも顕著に表れます。
したがって、開放花の花柱は棒状、かぎ状など様々ですが、閉鎖花の花柱は、短く屈曲して柱頭が巻き込んでいるような感じとなります(アオイ・エゾアオイ・イブキなどは少し難しいかもしれません)。

brevistipulataの変種内比較は無理ですね(笑)突拍子もない事をほざいて申し訳ありませんでした…。
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Re:訂正です (syuba)
2012-08-10 07:19:25
hayamizuさん おはようございます。

知らないことばかりで、「へぇ~、そうなんだ・・・」って感心しています。

これからもよろしくお願いします。




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