ノルウェイの森

今日はお天気が良かったので、午前中は犬用品の洗濯をしました。
部屋の換気もして、ホコリを全部ふいて、いつもより念入りに掃除しました。
晴れていると季節を問わず部屋の大掃除をします。
スッキリ整理整頓すると気持ち良くて、何をするにも能率が上がるような気がします。

午後は用事を済ませて、一人でふらっと山形へ。
公開されたばかりの「ノルウェイの森」を観に映画館に行きました。

村上春樹さんの小説はいつか読んでみたいと思いながら今まで手をつけませんでした。
数日前から上巻を読んでいます。

映画は、1秒も無駄なシーンが無いと言いたくなるほど完璧でした。
世界観やセットも私が好きな感じでした。
途中、人が死ぬシーンで主人公の激しい喪失感を表す場面がありましたが、
映像と音楽が恐ろしくて、一人で帰れないかも知れない。。。。と思いました。

終わりはちょっとあっけないというか、これが映画の限界なんだろうなぁという
感じもちょっとありましたが、原作の最後をまだ読んでいないので何とも言えません。

一番いいなと思ったことは、この映画の舞台は60年代なのですが、
物事を考えるということが当たり前で、考える時間がたくさんある時代だと感じたところです。

私は無駄なことまで本当にたくさん考えてしまう性格です。
もちろん今の世の中でも、「考える」という行為をする人はいますが、
どこか偏りがあったり浅かったり、私がしている「考える」とは別な気がしていました。
60年代に青春時代を過ごしたほうがしっくりきていたんじゃないかと思いましたが、
病気やケガをした場合のことを考えると恐ろしくなって、やっぱり
今の時代でいいや、と妙に安心してしまいました。

このまま感想を書き続けたら朝になってしまいそうです。

お気に入りの映画には2種類あります。
続けて何度も観たくなる映画と、一度観たらしばらくは観たくない映画です。
「ノルウェイの森」は、私にとっては後者でした。

また面白い映画を観たらご紹介します。