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中国携帯・ドコモ高層対応・モバイルPC・ANAチケットペーパーレス・現代自動車・東芝&松下不具合

2007-07-11 15:11:08 | Dニュース

中国のGPS機能付き携帯電話機-2011年に10倍以上に拡大?-
(2007/07/10  日経エレクトロニクス)

米iSuppliは,中国の消費者の間でナビゲーションサービスに対する需要が高まっており,ナビゲーションサービスが今後,ARPU(1契約当たりの月間平均収入)の下落を抑える重要なサービスになると携帯電話事業者が見込んでいるとレポートした。中国における07年のGPS機能付き携帯電話機の出荷台数は140万台。iSuppliは,GPS機能付き携帯電話機の平均販売価格(ASP)の下落によって,中国市場のGPS機能付き携帯電話機の出荷台数は2011年に2007年比10倍以上の1650万台に達すると予測する。
中国の通信事業者であるChina MobileとChina Unicomはどちらとも,07年からナビゲーションサービスを開始した。現在のナビゲーションサービスの1ヶ月当たりの料金は, 5Mバイトの回線容量で2.50米ドル。
簡易型ナビゲーション機器のPNDと異なり,GPS機能付き携帯電話機は無線通信によって地図データを受信する。したがって,地図データを端末内部に組み込む必要がなく,ナビゲーション・ソフトウエアのみ搭載すればよい。オプションでGPS機能付き携帯電話機に完全な地図データをインストールすることもできる。iSuppliによると,中国市場における地図データの主要メーカーは北京に拠点を置くLingtu SoftwareTechnologyや深センに拠点を置くCareland Information System,北京に拠点を置くGuantu Information Technologyの3社。
iSuppliは,GPS機能付き携帯電話機の普及に最も大きな障壁となっているのは高額な販売価格と分析する。GPS機能は06年末において,主に700米ドル以上するスマートフォンの上位機種に搭載されていた。
06年にGPS機能付き携帯電話機を販売したメーカーは,「Mio A701」を販売した台湾MiTACや「P800」を販売した中国Dopodなどである。
国内のOEMメーカーも,積極的に市場に参入している。例えば中国Amoi Electronics は07年2月に,GPS機能搭載の「E860」を発売した。この機種は米SiRF Technology製のGPS対応チップセットや米Intel製のアプリケーション・プロセッサ,Lingtu Software TechnologyのGPS向けソフトウエアを搭載する。OSは米Microsoftの「Windows Mobile 5.0」。E860の販売価格は450米ドルで,この手ごろな価格によって,5月に最も売れたGPS機能付き携帯電話機となった。また,中国の携帯電話機メーカーは,GPS機能を携帯電話の上位機種に搭載しようとしている。これらの端末はGPSモジュールとマルチメディア・プロセッサを内蔵するが,アプリケーション・プロセッサとOSを除けば,250米ドルの販売価格も可能だとiSuppliはいう。
iSuppliは,GPS機能付き携帯電話機の出荷台数の増加によって,GPS対応チップセットやマルチメディア・プロセッサといったICの需要が増加すると予測する。そして,GPSチップセットの価格は台湾のファブレス・メーカーの参入による競争激化に伴い,08年前半に急速に下落すると見込む。また,台湾や韓国,中国のマルチメディア・プロセッサ・メーカーの競合によって,GPS機能付き携帯電話機のコストは,07年に下がり続ける見通しという。

NTTドコモ-「15階以上」が圏外?超小型基地局を提供へ-
(2007/07/11 毎日新聞)

マンションの高層化が進み、携帯電話会社が頭を悩ませている。高層階は電波が混線しやすく、15階以上ではつながりにくいことが多いからだ。NTTドコモは10日、マンションの自宅に設置できる超小型基地局の提供を今秋から始めると発表した。ソフトバンクモバイルも来年度から同じシステムの実用化を目指している。ただ、この基地局は「設置費用が数十万円かかる」(NTTドコモ)とみられ、利用者にどの程度負担してもらうかは未定。
携帯電話向けの電波を発信する屋外基地局のアンテナは下向きがほとんどで、高層階では電波は弱くなる。高層階は微弱電波も飛び交い、混線を招きやすく、高層階は「携帯の弱点」(NTTドコモ)という。高層階に住んで初めて、携帯がつながらないことに気付く人もいるという。高層階でつながりにくいという苦情は毎月30~40件ほどNTTドコモに寄せられている。
高層階に電波が届くアンテナを備えたシステムもあるが、数千万円程度かかるため、商業施設やオフィスビルの一部にしか導入されていない。NTTドコモとソフトバンクは、超小型基地局を活用して高層階や地下の通話エリアを拡大し、個人への提供も行う予定。
マンションの場合、1戸につき超小型基地局が1台ずつ必要となる可能性が高い。NTTドコモは、利用者に設置料金の一部を負担してもらう方針だが、負担割合は未定。NTTドコモ内には「利用者が限定されているため、個人の負担は高額にならざるを得ない」との声も出ている。

レノボ-WIN対応通信モジュール内蔵のモバイルノートパソコン-
(2007/07/11 日経)

レノボは10日、CDMA 1X WIN対応通信モジュールを内蔵したモバイルノートパソコン「シンクパッドX61/X61s」を、11日に発売すると発表した。KDDIが提供する通信モジュール「KCMP」(京セラ製)を本体に内蔵しており、下りで最高2.4Mbpsのインターネット接続が行える。
ベースとなっているのはシンクパッドX61/X61s。最新のセントリーノプロプラットフォームに対応したモバイルノートで、12.1型液晶ディスプレーやデュアルコアタイプのCPUを搭載する。これにKCMPを追加している。
KCMPは、PCIエクスプレスミニカードスロット経由で接続する通信カード。OTA(Over The Air)機能を搭載しており、加入者データの通信端末への書き込み処理(利用開始・解約処理)を、auの無線通信ネットワーク経由で行える。外付けの通信カードと比べると、KCMPではパソコン内蔵のアンテナを利用するため、通信感度の面で有利という。
この通信モジュールを利用するにはKDDIの「パケットWINシングルサービス」を契約する必要がある。ウィルコムやイー・モバイルのような完全定額制プランではなく、無料利用分を超えた分は従量制となる。

全日本空輸-07年内に紙の航空券を廃止-
(2007/07/10  Itmedia)

全日本空輸(ANA)は、07年中に国内線において従来の航空券を廃止し、非接触IC「FeliCa」もしくは「QRコード」を用いた搭乗サービス「スキップ(SKIP)サービス」に全面移行すると明かした。9月4日から愛媛県松山空港にて移行トライアルが始まり、10月以降、国内線全空港に順次拡大する模様。
SKIPサービスは、06年9月からANAが導入したチェックイン不要の搭乗サービス。従来からある紙の航空券の代わりに、FeliCaを搭載したANAのマイレージ会員証「ANAマイレージカード」や「ANAカード」、ANAマイレージクラブのICアプリを導入した「おサイフケータイ」、携帯電話画面への表示や紙にプリントした「QRコード」などを使う。このサービスを利用すれば、座席の予約から保安検査場の通過、搭乗まですべて“チケットレス”になる。
現在、保安検査室(持ち物X線検査)にSKIPサービス用の読み取り機が設置されている。また、搭乗口のの自動改札には、SKIPサービス用の読み取り機のほかに、航空券の挿入口がある。今後は、SKIPサービス利用のみの改札機が導入される模様。ANAではSKIPサービスの利用促進に力を入れており、羽田空港など主要空港ではSKIP利用者専用の保安検査ブースが用意されている。また、今年に入ってから
は、新型キオスク端末「ANA SKY KIOSK」でビジネスユーザーからの要望が多かった領収書発行機能が用意された。
しかしその一方で、SKIPサービスの認知度不足や従来型航空券の利用が根付いていることがハードルになり、その利用者は「月間利用率で搭乗客全体の10~20%程度」(全日本空輸広報室)なのが現状。ANAは従来型の航空券を廃止し、国内線の搭乗方法をSKIPサービスに全面移行することで、同サービスの利用促進と導入効果の拡大を図りたい考え。
「SKIPサービスではチケットの予約購入から搭乗までの手続きが簡略化され、スムーズにご搭乗いただけます。また、チェックインが不要で、予約変更手続きなどが簡単かつ迅速にできるなどのメリットがあります。SKIPサービスに全面移行すれば、空港での様々な手続きや搭乗までにかかる時間が短縮され、定時運行にも貢献します。これらは結果的に、お客様の利便性向上に繋がると考えています」(広報室)
ANAマイレージクラブの会員がSKIPサービスを利用する場合、予約・購入時の会員番号が購入情報になる。搭乗に当たっては、手持ちの「ANAマイレージカード」かクレジット機能付きの「ANAカード」、もしくはAMCアプリを導入した「おサイフケータイ」が航空券の代わりになる。ANAマイレージクラブの会員でない場合は、QRコードが印刷された「ご利用案内書」やPCでプリントした「予約書」、携帯電話画面へのQRコード表示をかざせば、SKIPサービスが利用できる
SKIPサービスへの全面移行は、松山空港から開始する 確かに搭乗方法がすべてSKIPサービスに統一されれば、FeliCaやQRコードのシステムを使う“スピード向上”のメリットを最大限に引き出すことができる。
また、松山空港から新たに導入される搭乗改札機は、FeliCaとQRコードの読み取り部しかないため、中にチケットを通すための駆動部が必要ない。改札機で最も故障が発生しやすいのは、チケットを通すための駆動部分。“非接触”への完全移行は、鉄道の改札機と同様に、機器メンテナンスコスト削減のメリットが見込める。
なお、今回の全面移行のトライアルで松山空港を選んだ理由としてANAでは、「東名阪の主要空港からの就航がまんべんなくあり、ビジネス客と観光客の両方にお使いいただいている空港なので(トライアルとして)最適だった」からだとしている。
SKIPサービスはFeliCaとQRコードという携帯電話でも馴染み深い技術を使っており、携帯やPC向けネットサービスとの連携も綿密に図られている。最新のテクノロジーを迅速に普及させ、利用者の利便性向上にどう結びつけるか。ANAの「SKIPサービス全面移行」は、公共交通におけるサービスの高度化と、携帯電話・ネット連携の取り組みの先行事例として、注目のトピックスになりそうだ。

現代自動車-ダイムラーベンツに小型エンジンを供給へ-
(韓国 2007/07/11 NNA)

現代自動車が年内にも独ダイムラー・ベンツにディーゼルを中心に3種のエンジンを供給することが分かった。近く契約を結ぶ予定で、今年は2万~3万台の輸出を予定している。国産車の初生産から52年の歴史を持つ韓国自動車界が、独自に開発したエンジンを輸出するのは初めて。10日付中央日報が報じた。
輸出されるエンジンはガソリンの2000ccとディーゼルの1600ccと2000cc。ガソリンは「ソナタ」に搭載されているもので、ディーゼルは1600ccが「アバンテ」に、2000ccは「ソナタ」と「サンタフェ」に使用されているものと同じという。うちディーゼルは欧州の排気ガス規制基準「ユーロ4」をクリアしている。
昨年、エンジンの輸出を打診してきたダイムラーは、半製品の状態でエンジンを輸入し、コンプレッサー装置を装着して組み立てる予定。既に現代自のエンジンを積んだ車両のテスト走行を終えている。ディーゼルエンジンのうち1600ccは最大出力が117馬力、2000ccは同151馬力で、同じ排気量の欧州メーカーの車両と比較しても、見劣りしないという。
現代自動車の関係者は「近く正式に契約する予定で、今年は2万~3万台を輸出する。来年以降は10万台以上になるだろう」と話す。
現代自動車は01年から3000億ウォンを投入し、ディーゼルエンジンの開発に本格的に取り組んできた。
05年にディーゼル乗用車の国内販売が許可され、年産規模は50万~60万台に増えた。しかし、その後は販売が落ち込んだ。現在のディーゼル車の販売比率は全体の10%以下にとどまっており、突破口を模索していた。
そんな中、ディーゼルと中型以下のガソリンエンジン技術を持たないダイムラー・ベンツが現代自動車の技術を高く評価し、2000cc以下のエンジン供給業者になることをオファーした。
現代自動車は02年にダイムラー・クライスラー、三菱自動車とともにガソリンエンジンの合弁会社を設立。
エンジンの設計・開発を担当し、両社から5700万米ドルを受け取ったが、輸出は初めて。韓国自動車業界にとっても、1955年に国産乗用車「始発」の生産を始めて以来、初めて独自エンジンを輸出することになる。

東芝ライテック-電球形蛍光ランプが寿命時に破損の恐れ・約470万個-
(2007/07/11 日経・朝日新聞)

東芝ライテックは10日、電球形蛍光ランプが寿命で切れた際にガラスカバーが外れ落下・破損する事故が発生したため、対象製品を無料交換すると発表した。同社が確認した事例は4件で、けが人は出ていないという。
対象となるランプの合計出荷数は470万7000個。東芝ライテックが01年3月~06年6月に製造した。同社は他社にも製品を供給しており、東芝ブランド以外に、日立、三洋、NECブランドの製品がある。そのうち東芝ブランドでの販売は450万1000個。
ランプ内部の電流を安定させるインバーター回路の故障により、ランプ内の気圧が高まりガラスカバーが外れたという。同社によると、今も取り付けられていると考えられる対象ランプは約180万~190万個だという。

松下電器-リコール中の電子レンジで火災事故発生-
(2007/07/11 日経エレクトロニクス)

松下電器産業が07年5月31日から無償部品交換(リコール)の対象としている電子レンジで,リコール表明後に火災事故が起きていたことが同年7月10日分かった。事故発生機種は「NE-AC60」。同機種ではこれまで4件の火災事故が起きている。今回の事故原因は,同社がリコール発表時に説明したものとほぼ同じ。だが,対象製品の把握率は「古い製品」ということもあって6.4%(同月7日時点)と低い。
事故は,兵庫県で6月29日に起きた。本体下部より出火し,発煙・発火に至ったという。松下電器産業は,改正消費生活用製品安全法(消安法,同年5月14日施行)に基づき同年7月6日に管轄官庁の経済産業省に届け出ており,経産省が同月10日に公表した。
事故原因は,制御基板のダイオードブリッジの素子と電極を結合しているはんだに亀裂(クラック)が発生し,このクラックによるスパークが素子を溶かして飛散させることで,素子近くにある難燃グレードが低い樹脂製ドアフックに引火するというものだ。製品背面の吸気口にホコリが堆積した場合,製品内部の冷却性能が低下するため,こうした現象が起きやすくなる。
松下電器産業製の電子レンジでは,同じ原因による火災事故が既に9件,NE-AC60に限っても既に4件起きていた。そのため同社は,冷蔵庫や衣類乾燥機と同時に07年5月31日にリコールを発表していた。
電子レンジのリコール対象は12機種/193万1740万台である。しかし,同年7月7日時点で同社が把握している割合(対象製品把握率)は6.4%(約12万3600台)にとどまる。これは,リコール対象が1988年12月~1993年12月に造られた「古い製品」であることが大きい。


プラズマ・2画面投影プロジェクター・サイクロン掃除機・地デジ格安チューナー

2007-07-10 13:49:10 | Dニュース

パイオニア-山梨県のプラズマパネル新工場建設は10月にも判断-
(2007/07/10 日刊工業新聞)

パイオニアは判断を先送りにしていた山梨県南アルプス市でのプラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)の新工場建設について、10月にも決める。併せて、42型PDPを生産する鹿児島工場(鹿児島県出水市)でも、50型以上のサイズを生産できるようにするかについても結論を出す。薄型テレビでは画面サイズの大型化が急速に進んでおり、同社も生産体制見直しの決断を迫られた。
パイオニアは南アルプスの新工場計画を06年に打ち出し、すでに約30億円程度を投じて約10ヘクタールの用地を取得した。当初は06年の年末商戦の販売結果を見て、建設着工の時期や生産量について決める予定だった。
しかし薄型テレビの販売競争が激化し単価下落が進み、PDPで利益を出すことが難しくなってきた。このため新工場建設計画を凍結していた。
鹿児島工場は04年にNECから買収。現在、年間43万台(インチ換算は非公表)の生産能力を持つ。ただ、50型以上の生産には対応していない。このため、南アルプス市の新工場建設の経営判断と合わせて、今後は鹿児島工場のラインでも50型以上を生産できるようにするかを早期に決定する。
パイオニアは07年度にPDPの出荷計画を国内外で72万台に設定。06年度実績の65万台から大幅増を見込む。同社が販売するプラズマテレビのサイズは42、50、60型。出荷台数のうち42型の割合は年々縮小、06年度実績の52%に対し、07年度は40%程度と予想している。

BenQジャパン-2画面を同時投影できるプロジェクター-
(2007/07/09 日経産業新聞)

台湾のデジタル家電大手の日本法人、BenQジャパン(東京・千代田)は、プロジェクターの最上位機種の新製品を9日に発売する。2台のパソコンと接続して、2画面を投影できる機能を搭載した。輝度は同社の全プロジェクターで最高となる4000ルーメンとした。企業の会議室などでの利用を見込む。
2台のパソコンに入っている異なるデータや映像を、2画面に分けて同時に投影できる。ビジネスでプレゼンテーション資料と動画を同時に表示するといった用途に役立つ。横長のワイド画面も表示できる。

三洋電機-世界初の空気清浄機にもなるサイクロン式掃除機-
(2007/07/10 フジサンケイビジネス・日刊工業新聞)
三洋電機は9日、床面のゴミを吸い込みながら室内の空気を浄化するサイクロン式掃除機「airsis(エアシス)」を9月1日に発売すると発表した。0.3マイクロメートル以上の微粒子を99.9%以上キャッチ、掃除機が吸い込む空気よりもきれいな空気を排出する。価格は13万1250円。月産1万2000台を見込む。
本体内のマイナスイオン発生用プラズマ放電ユニットと「リングフィルター」の組み合わせで、空気を浄化。
マイナスイオンがホコリ同士を結合させ、業務用掃除機に用いられるフィルターで除去する。掃除後の排気の塵あい量を従来品比0.05%に抑えた。
同社の従来品では、1リットルの排気中に含まれる0.3マイクロメートル以上のホコリの個数は約9万6000個だったが、airsisはハイクリーン手術室(35~350個)よりも少ない50個程度に抑えられるという。
また、掃除が済んだ後に、ホースを抜いて「空気清浄モード」ボタンを押すと空気中に残ったホコリなどを吸い込み、約10分間で15畳用空気清浄機と同等レベルに室内の空気を浄化できる。簡易の空気清浄機として子供部屋やペットのそばなど気になる場所でスポット運転することも可能。
三洋電機のアンケート調査によると、掃除機をかけるとき、74%の人が「空気の汚れを気にする」にもかかわらず、全体の58%は「空気清浄機を持っていない」と回答しており、同社は高額だが「勝機はある」とし、強気の販売目標を打ち出した。 

総務省-地上デジタル放送受信用の格安チューナー開発を各社へ要請-
(2007/07/10 日経)

総務省は9日、2011年7月にアナログのテレビ放送を打ち切り、地上デジタル放送に円滑に全面移行するための総合対策を固めた。デジタル放送受信用の格安チューナー(5000円以下)の開発を民間メーカーに要請し、地デジ移行後もアナログテレビを使えるようにすることなどが柱。過疎地や離島といった難視聴地域では衛星放送を使って視聴できるようにする方針も打ち出した。
総合対策は(1)格安チューナーの開発(2)アナログ放送は段階的に停止(3)難視聴地域向け対策の3つが柱になっている。対策の骨格は「地上デジタル放送推進に関する検討委員会」が7月から8月上旬にかけてまとめる答申案に盛り込む。


iPhone欧州デビュ・ハイブリッド保安基準・サンバイザー取付スピーカー・Xbox360不具合

2007-07-09 13:16:52 | Dニュース

「iPhone」-欧州デビューは英独仏3カ国が有力?4社と交渉中-
(2007/07/06  英フィナンシャル・タイムズ)

米Appleが先ごろ米国で発売した新型携帯電話「iPhone」の欧州デビューが、英国、ドイツ、フランスの3カ国となるもようだ。関係筋の情報によると、Appleは今秋、第2.5世代方式で欧州3カ国に先行発売し、欧州全域での販売とアジア展開を来年とする計画。現在は欧州の携帯電話事業者大手4社と交渉に入っており、交渉はいずれも進んだ段階にあるという。
調査会社ガートナーのリサーチ・ディレクター、カロリーナ・ミラネーシ氏は3カ国で先行発売する点について、欧州全体をカバーする通信事業者がいないためと分析した上で、先行発売市場のそれぞれで最大手と手を組む方法が合理的とした。Appleが交渉を進めているのは、独最大手のTモバイル、仏最大手のオレンジ、英最大手のO2と英大手ボーダフォンの4社。
ただ、Appleと米国で独占契約したAT&Tとの契約条件が通信企業に対し負担を強いる内容であったことから、欧州通信企業が交渉にあたって苦しい立場に置かれているとみられている。携帯電話メーカーと通信事業者の契約では、携帯電話に搭載する機能やソフトウェア、販売価格を通信事業者が指定するのが通例。ただ、AT&Tとの契約では、Appleが主導権を握った。加えて、Appleの粗利益率が8Gバイトモデル(店頭価格599ドル)で最大55%に達するとの見方もあり、かなりの利益率を確保しているとみられる。また、AT&Tが徴収する料金の一部も分配されるもよう。
前述のミラネーシ氏は、欧州での発売を数カ国に限定すれば、他国で発売を求める声が高まると指摘している。なお、Appleは音楽配信サービス「iチューンズ・ストア」の欧州展開の際にも、当初は英、独、仏の3カ国に絞っていた。

国土交通省-ハイブリッド車事故時の保安基準を義務化へ-
(2007/07/08 日経)

エンジンとモーターを併用するハイブリッド車について、国土交通省は7日、衝突時などに運転手や同乗者らが高電圧のバッテリーで感電しない車体構造を、自動車メーカーに義務付ける方針を決めた。ハイブリッド車の登場から10年にあんるが、これまで国は基準を設けず、感電防止の安全対策はメーカー任せだった。
同省に感電事故は報告されていないものの、今後も普及が予想され、明確な基準が必要と判断した。
ハイブリッド車は、高電圧のバッテリーを積み大きな電流を用いる。1997年から販売されているトヨタ自動車の「プリウス」は202ボルト、今年5月発売の高級車「Lexus LS600h」は288ボルトのバッテリーを搭載している。
国土交通省は、ハイブリッド車を含むエンジン車に関し「道路運送車両の保安基準」で車体構造を詳かく規定。事故時に燃料が漏れ引火しない構造を求める一方、感電対策はプリウスの登場以降も規定がなかった。
衝突事故を起こした場合、バッテリーの損傷や配線の切断などが予想され、同省は配線がむき出しになって感電しない構造や、人体に影響のあるバッテリーの液漏れ防止を義務化する。充電装置の安全性確保も求め、10月に保安基準を改正した上で、5年後から適用する方針。
これまで、メーカー側は運転手や同乗者の感電防止のため、電力をカットする機構などを導入。救助に当たる消防隊員らの活動の妨げにならないよう、事故で変形した車体を切断する際の注意点などを総務省消防庁に伝えたりしていた。

Nokia-サンバイザーに取り付けるBluetoothスピーカー-
(2007/07/07 Itmedia)

フィンランドNokiaは4日、自動車用のスピーカーフォン「HF-300」を発表した。同社初のスピーカーフォンで、Bluetooth 1.1以上のNokia製携帯端末に対応。デジタルシグナルプロセッシング(DSP)技術により、過度のノイズやエコーを削減、高音質を実現した。携帯電話との接続が終了すれば、5分後に自動的に電源が切れるようになっている。
バッテリー式で、電源のないところでも使用可能。フロントのサンバイザーに取り付けて利用できるほか、取り外して職場や自宅での利用も可能。80gの軽さで、連続通話時間は20時間。Bluetooth 1.1およびHandfree Profile 1.0以上を搭載したNokiaの携帯端末に対応する。
第3四半期に世界中で発売予定で、価格は税抜きで90ユーロとなる見通し。

マイクロソフト-Xbox360不具合で10億ドル超す対策費を計上-
(2007/07/06 WSJ・CNET・日経・朝日新聞)

米マイクロソフトは5日、家庭用ゲーム機「Xbox360」に不具合が見つかり、保証期間延長などに伴って10億5000万~11億5000万ドルを費用計上すると発表した。家庭用ゲーム機の不具合としては過去最大規模とみられる。イメージ悪化を招けば、売れ行きが鈍り、任天堂などと競合するゲーム機市場でのシェア争いにも影響する懸念もある。
費用は4~6月期決算に計上する。保証延長の対象は、誤作動などを知らせる本体のランプが3つ赤く点滅する状況になったXbox360。購入日から1~2年だった保証期間を3年にし、送料を含め無償で修理や交換に応じる。
保証延長は、こうした特定のハードウエア問題のみに適用される。他の問題ついては保証期間は引き続き1年間となる。
不具合の理由は「複合的な原因」として詳細を明らかにしたいないが、半導体などで問題があったもよう。
マイクロソフト日本法人は6日、国内で販売された「Xbox360」についても無償修理の対応を実施する方針を明らかにした。既に有償で修理した顧客には修理代金を返す。
マイクロソフトは、どれだけの数のハードウエアに問題が発生しているのか明らかにしていない。Xbox360は05年11月に発売されて以来、07年6月末までに世界で1160万台が出荷されている。
Xbox 360の問題に関する報告は、05年11月の発売開始直後から出始めていた。同社は、発売後半年以上ハードウェアの不具合を認めたがらなかった。
同社は06年4月、今後は修理済みのXbox 360の配送料を請求しないほか、修理後の保証期間も延長するなどして保証サービスを再度見直した。
マイクロソフトは06年9月、Xbox 360の初期ロットが故障しやすいことをようやく認め、06年1月1日より前に製造された分については修理費用を負担することに同意した。
マイクロソフトは、3つのライトの点灯によって示されるハードウェア問題の修理代金について、既に支払い済みの顧客には代金を払い戻すことを明らかにした。


軽量PS2・2.4inchVGA液晶・シャープLED・地デジ内蔵カーナビ・ドイツ環境・ホンダ不具合

2007-07-06 14:31:04 | Dニュース

ソニー-重さ従来の3分の2で部品点数削減のPS2新機種-
(2007/07/06 日経産業新聞)

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は据え置き型ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」の“軽量版”を発売する。重さは従来品の3分の2。部品点数を減らしたことで、機能はそのままで製造コストが削減できたという。
新機種「SCPH-79000」は本体の重さを従来の900gから600gに軽量化した。AC電源アダプターも350gから250gにした。機能や外観、価格は従来と同じ。既に出荷を始めており、順次店頭で切り替わる見込み。

KDDI(au)-2軸スタイルの薄型ワンセグケータイ・シャープ製「W52SH」-
(2007/07/06 BCN)

KDDIは4日、携帯電話ブランド「au」で、約2.8インチワイドのモバイルASV液晶を搭載し、液晶画面が回転する2軸スタイルを採用したシャープ製のワンセグ対応端末「W52SH」を7月5日から順次発売すると発表した。
薄さ17.6mmのスリムボディに、ワンセグ視聴・録画機能や有効203万画素のオートフォーカス付きカメラ、「EZ FeliCa」「LISMO」などさまざまな機能を搭載。デザインは2軸スタイルを採用し、液晶を回転させることで、待受画面からすぐに全画面表示でワンセグを見ることができる。
ワンセグ機能では、EPG(電子番組表)からの予約機能に加え、スケジュールやショートカット機能からの予約機能を搭載。ショートカット機能を利用し、待ち受け画面から「ワンセグ」の視聴チャンネルをダイレクトに起動することもできる。ワンセグの視聴中や録画中でも機能を切り替えて、通話やメールの閲覧・返信などができる「Task bar」にも対応する。
また、文字サイズに連動して変換候補サイズや絵文字サイズを見やすくするなど、文字変換辞書「ケータイShoin5」の使いやすさを向上させた。メインディスプレイのサイズは約2.8インチWQVGA(240×400ドット)、サブディスプレイは約0.7インチ(72×26ドット)。サイズは約49×108×17.6mm(最厚部約21mm)、重さは約127g。
カラーはグレシャスブラック、ロージーレッド、インテリジェントホワイトの3色で、グレシャスブラック、ロージーレッドにはドットテクスチャー、インテリジェントホワイトにはパールとメタリックの輝きを加えた。

ソフトバンク-2.4インチVGA液晶のシャープ製「814SH」「815SH」-
(2007/07/06 BCN)

ソフトバンクモバイルは5日、海外でも使えるシャープ製端末「SoftBank 814SH」「SoftBank 815SH」を7月7日に発売すると発表した。
「814SH」「815SH」とも、メインディスプレイに液晶テレビ「AQUOS」の技術を応用し、明るさ、コントラスト比、色再現性などを従来より高めた2.4インチの「モバイルASV液晶」を搭載。画素数は480×640ドットのVGAで、細かい文字や画像でもくっきりと表示する。サブディスプレイには有機ELを採用し、本体を閉じたままでも最大10件分の新着メールをサブディスプレイに表示する「メール即読機能」を搭載する。
通信方式は「3G(W-CDMA)」と「GSM」に対応。国際ローミングに対応し、海外に持ち出してそのまま使用できる。下り最大3.6Mbpsの高速データ通信サービス「3Gハイスピード」、携帯電話を財布代わりに使える「S! FeliCa」にも対応する。このほか、パノラマ撮影に対応した有効200万画素のCMOSカメラ、ワイヤレスで通話や音楽再生が可能なBluetooth機能を搭載する。
デザイン面では、「814SH」はフラットな透明パネルの裏側にある微細な凹凸がエレガントな輝きを放つ「グリッターメイクデザイン」を採用。一方、「815SH」は、黒を基調としたモダンなイメージの「ストロングメタルデザイン」を採用した。キー表面に膨らみをつけた「アークリッジキー」を搭載するなど、操作性にも配慮した。
折りたたみ時のサイズはともに約幅49×高さ99×厚さ18mm、重さは約109g。外部メモリはmicroSDカード。カラーはそれぞれ5色で、「814SH」はアイスシルバー、クールピンク、パールゴールド、マーメイドブルー、コーラルピンク、「815SH」はメタルシルバー、メタルブラック、メタルブルー、メタルボルドー、メタルカッパー。

シャープ-キセノン管に変わるLED・フラッシュの連続点灯可能-
(2007/07/05  日経エレクトロニクス)

シャープは同社の電子部品などを展示した「シャープ 電子デバイス展 2007」で,デジタルカメラなどに向けたLEDフラッシュの試作品を参考出展した。使用したLEDチップの光度は11cd,光束は48lm,発光効率は80lm/Wである。フラッシュの光量を表す「ガイドナンバー」は4.0に相当し,一般的なコンパクトカメラのフラッシュとして利用できるとする。従来のキセノン管の代替を狙ったもので,キセノン管では実現できない連続点灯が可能。
動画と静止画の両方を撮影できるデジタルカメラであり,静止画を撮影する際には普通のフラッシュとして,動画を撮影する際には連続点灯できる照明として利用する,といったことを想定する。最近のデジタルカメラでは静止画だけでなく動画も撮影できるコンパクト機が増えており,今後,連続点灯可能なLEDフラッシュに対する需要が増えると同社は見込む。
ただし,まだコストは高い。1個のフラッシュでLEDチップを8個利用しており,価格はキセノン管の数倍になるという。LEDチップ1個の外形寸法は2.04mm×1.64mm×0.7mm。  

三洋電機-業界初の地上デジタルチューナー内蔵カーナビ-
(2007/07/06  フジサンケイビジネス)

三洋電機は5日、業界で初めて地上デジタル放送チューナーを内蔵した車載型カーナビゲーション「NVA-HD1700DT」を20日から売り出すと発表した。これまで本体から独立した地デジチューナーを標準装備するカーナビはあったが、本体に組み込んだ商品は世界で初めてという。
持ち運びできるポータブルナビゲーション「ゴリラ」シリーズで培った技術を車載型カーナビに応用。自動車用品店などで購入できる市販カーナビでは初めてチューナーの内蔵に成功した。
電波状態に応じて携帯機器向けのワンセグ放送と、高精細な通常の地デジ(12セグ)放送を自動で切り替える。希望小売価格は28万5600円。当初月産2000台を計画する。 

ドイツ環境省-風力や太陽光の電力割合を2030年に45%へ-
(2007/07/06 毎日新聞)

ドイツ環境省は5日、風力や太陽光など再生可能なエネルギーを利用した電力消費量の割合を、2030年に全消費量の少なくとも45%とする新目標を発表した。再生可能エネルギーの利用が予想以上に進んでいるためで、「2020年に20%」としていたこれまでの目標を上方修正した。
ドイツは今年3月、欧州連合(EU)議長国として、温室効果ガス削減に向けた意欲的な目標設定に加盟国首脳の同意を取り付けた。環境省は再生可能エネルギーの消費割合向上について「率先して目標達成に貢献するため」と説明している。
新目標は「再生可能エネルギー法」年次報告で示された。報告は同エネルギー利用による電力消費が昨年、全消費量の12%に達したことを明らかにしたうえで、新目標を少なくとも2020年に27%、2030年に45%と設定した。現目標は2010年に12.5%、2020年に20%だが、2010年の目標値は年内に達成され、2010年には15%に至る見通し。新目標は年内に法案として議会に提出される。
ガブリエル環境相は同日の記者会見で「(再生可能エネルギーの利用は)ドイツが誇る成功物語。我々の政治決断が実行されることを世界に示したい」と述べた。

ホンダ-ブレーキ不具合で「オデッセイ」約2万8000台をリコール-
(2007/07/06 朝日新聞・毎日新聞)

ホンダは5日、ワゴン車「オデッセイ」2万7841台(03年10月~04年8月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。ブレーキペダルの踏み込みを検知するセンサーが誤作動し、ペダルを踏まなくても突然ブレーキがかかる可能性がある。トラブル情報16件が報告されたが、事故はなかった。
車の横滑りを防ぐために自動的にブレーキをかける装置のコンピュータに不具合があり、短時間だが勝手にブレーキがかかる恐れがあるという。


フルHD・YouTube対応携帯・iPhoneの弱点・ドコモ・即日反映カーナビシステム・ドコモ不具合

2007-07-06 14:29:37 | Dニュース

国内薄型テレビのフルHD化-プラズマ陣営が強化で過半数に-
(2007/07/05 Itmedia)

夏のボーナス商戦を控え、大画面薄型テレビの国内販売で、高精細なフルハイビジョン(HD)対応機種が過半数に達したことが明らかになった。市場調査会社のBCNによると、複数のメーカーが製品を投入している37型以上では、フルHD対応機比率が5月に55.6%と前年同月(22.9%)から倍増した。フルHD化で出遅れていたプラズマの対応が進んだのが主因。
プラズマ陣営は、動画視聴では、フルHD化しなくても映像の動きの滑らかさでプラズマに優位性があるとして、当初はフルHD機の商品化に消極的だった。このためプラズマが中心の50型以上では、昨年5月のフルHD比率は8.0%にとどまっていた。
しかし、液晶陣営の宣伝効果などで「フルHDは高画質」とのイメージが定着。プラズマ陣営も方針を転換してラインアップ強化を図ったことで、今年5月には一挙に61.6%に上昇した。これ以下のサイズでも、松下電器産業はプラズマ最小の42型の製品も投入した。
一方、液晶は50型以上がすべてフルHD対応。37~49型も、この1年で36.6%から77.1%へと対応比率が拡大した。
大画面化の進展でフルHDは薄型テレビの主流となっており、BCNは「年末には対応機が(全体の)7割近くを占めるだろう」と見込んでいる。
【フルHD】画素数が水平方向1920×垂直方向1080と通常のハイビジョン対応機(水平1366×垂直768)の倍で、より高精細なハイビジョン放送を視聴できる。日本勢ではシャープが04年8月に初めて45型液晶テレビで発売した。
液晶では、37型以上で商品化されているが、シャープのみが32型を投入。プラズマは構造上、フルHD対応機の小型化が難しかったが、42型を松下電器産業が商品化したのに続き、日立製作所も今夏発売を計画中。

LG電子-世界初YouTube対応の携帯電話を発売へ-
(韓国 2007/07/05 中央日報)

LG電子は、米グーグル傘下の動画投稿サイト「YouTube」と提携、YouTubeに対応した携帯電話を開発することで契約を結んだと発表した。
LG電子によると、YouTubeに全面的に対応した携帯電話を開発するのは今回が初めて。発表によると、07年末に発売する予定のLG電子製「YouTube携帯」では、YouTubeでの動画視聴やアップロードが簡単にできるよう、新しいユーザーインターフェイスが採用される。
今回開発される携帯電話は、YouTubeに簡単に接続できるように、本体に専用ボタンを配置するほか、携帯電話のカメラで撮影した動画をすぐにYouTubeにアップロードできるように、UIやメニュー構成を最適化する予定だという。LG電子関係者は「YouTube携帯」の開発を年内に完了し、ひとまず欧州市場で発売する計画」とした。

iPhoneの弱点-電池交換には85米ドルと3営業日が必要?-
(2007/07/05 日経エレクトロニクス)

米Appleは,メーカー保証期間が切れた「iPhone」の電池を交換する際のプログラム「iPhone BatteryReplacement Program」の詳細を公表した。iPhoneはLiポリマ2次電池を搭載しているが,通常の携帯電話機のように電池を取り外すことができない。iPhoneのメイン基板と電池をつなぐ赤,白,黒の3本のケーブルが,メイン基板と電池にそれぞれはんだ付けによって直接接続されているため。
このためAppleがユーザーからiPhoneを引き取り,電池交換作業を行う。Appleによれば,保証期間が過ぎているiPhoneの場合,交換作業の費用が79米ドル,ユーザーへの送料が6.95米ドルと,合計で85.95米ドルがかかるという。交換作業には3営業日を要する。
Appleによれば,交換作業を行う際はiPhoneに保存されたデータはすべて消去され,同社はデータの消去には一切責任を負わない。そのため,ユーザーは事前にiPhone上のデータをパソコンにバックアップしておく必要があるという。

NTTドコモ-704iシリーズ8機種を発表-
(2007/07/05 Itmedia・日刊工業新聞・日経)

NTTドコモは4日、70xiシリーズの新モデル「704i」シリーズ全8機種を発表した。ワンセグ2機種、HSDPA 1機種、国際ローミング対応4機種、WMA再生対応3機種など90xiシリーズに迫る特徴を持ち、スリムボディや金属素材による上質感、防水性能など、流行のデザインや性能を兼ね備えて登場する。
07年5月に発表したハイエンドモデルの「904i」シリーズに対し、販売価格を抑えつつ、音楽やワンセグなどのさまざまな特徴を持つ704iシリーズ。今回は、手のひらサイズのコンパクトさを実現するワンセグ端末「D704i」(三菱電機製)、水周りで使える防水性能と17.9mmの薄型ボディ、WORLD WING対応の「F704i」(富士通製)、HSDPA+3G/GSM対応の高速グローバル&ミュージック端末「L704i」(LG電子製)、薄型の“フラットスライド”ボディ+定額制の“うた・ホーダイ”に対応する「P704i」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)、最薄部17.7mmのスリムアルミカバー付きボディにワンセグを搭載する「SH704i」(シャープ製)、2.7インチのワイドディスプレイとイルミネーション+パネルを着せ替えられる「SO704i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、厚さ11.4mmの極薄モデルのリニューアル版「N704iμ」(NEC製)と「P704iμ」(パナソニック モバイル製)の、通常モデル6機種と極薄「iμ」モデル2機種を用意する。
ワンセグ搭載モデルは、D704iとSH704i、HSDPA対応モデルはL704i、FeliCa搭載モデルはD704iとF704i、P704i、SH704i、SO704i、国際ローミング(WORLD WING)対応モデルはL704i(3G/GSM)とF704i(3G)、N704iμ(3G)、P704iμ(3G)、うた・ホーダイ対応モデルはP704i、WMA再生対応モデルはD704i、F704i、N704iμ、P704iμ、回転2軸ボディはSH704i、スライドボディはL704i、D704i、P704iとなる。
今回、主力の70xiシリーズに初めて韓LG電子製端末が加わった。NTTドコモ向けのLG電子製端末は、過去にSIMPUREシリーズとして「SIMPURE L(L600i)」(06年4月発売)と「SIMPURE L1(L601i)」(L1の1は上付き、以下同/06年11月発売)、そして6月29日に携帯ゲーム機 ゲームボーイアドバンスのデザインを手がけたグエナエル・ニコラ氏デザインの「SIMPURE L2(L602i)」を発売。ソフトバンクモバイル向けに多くの端末を供給するSamsung電子と同様に、韓国の大手メーカーが国内向けに本格的に参入。今回投入するL704iは70xiシリーズで唯一、最大3.6Mbpsで通信できるHSDPAおよびGSMネットワークにも対応する国際ローミング対応機として登場する。
NTTドコモは3G携帯端末として最新機能を盛り込んだ「90xシリーズ」と、デザインや特定機能に特化した普及型の「70xシリーズ」を展開。これまでは90xシリーズを主力機種として販売の中心に置いていた。今後は70xシリーズの販売比率を高め、消費者が個々のニーズに合った機能を選択できる戦略に転換していく。また70xシリーズは端末原価が90xシリーズより低い。このため、販売代理店に支払う販売奨励金負担も軽減できるなど費用の削減効果についても期待する。

ホンダ-道路開通したら即日からカーナビに反映するシステム-
(2007/07/05 日経・読売新聞)

ホンダは4日、自社の車に搭載したカーナビゲーションシステム用の情報サイトの会員向けに、主要道路の開通情報を即日で地図に反映するサービスを始めると発表した。今秋に発売する「フィット」新型車から搭載する。豪雨や地震など災害情報の提供も実施する。
新サービスは、情報サイト「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員向けに提供する。
対象は高速道路などホンダが重要と判断した道路に限定されるものの、開通即日の情報配信サービスは初めて。目的地までのルート周辺に新規開通した主要道路がある場合、カーナビ画面上で利用者に通知する。利用者は携帯電話を使って数分でデータを更新できる。
トヨタ自動車も同様の地図更新サービスを提供しているが、更新には開通から約7日間かかる。ホンダは道路が開通した日から地図更新できる。

NTTドコモ-ソニー・エリクソン製「SO903iTV」でデータ消失の不具合-
(2007/07/05 毎日新聞・読売新聞・朝日新聞・産経新聞・日経)

NTTドコモは4日、ソニー・エリクソン製のFOMA携帯電話「SO903iTV」の販売を一時停止すると発表した。
操作中に端末に保存されている電話帳やメールなどのデータが消失する可能性があるため。
同機種は6月22日に発売し、7月2日までに利用者から95件の苦情があり、調べた結果、不具合が判明した。すでに販売された2万7000台については無償で修理し、修理期間中は代替の携帯電話を無料で貸与する。ただし原因は不明で、販売再開時期や修理完了時期も未定。


2層BD-Rドライブ・iPhone好調・国内ゲーム機・タッチパネルPC・広域レーダー・電気コンロ事故

2007-07-06 14:27:39 | Dニュース

松下電器-4倍速記録対応の2層BD-Rドライブを開発-
(2007/07/04 Itmedia)

松下電器産業は3日、2層の追記型Blu-ray Disc(BD-R)に4倍速で記録できるドライブユニットを開発したと発表した。50Gバイトのデータを2層BD-Rに約46分で記録できる。PC用ドライブとして商品化を検討
する。
現状のBDドライブは、2層BD-Rへの記録は2倍速どまり。50Gバイトデータを記録するには90分以上かか4倍速記録対応の2層BD-R 現状のBDドライブは、2層BD-Rへの記録は2倍速どまり。50Gバイトデータを記録するには90分以上かかる。新ドライブはこれを約半分に短縮できる。1層25Gバイトの記録も約23分で済む。
4倍速記録の場合、レーザー出力を2倍速に比べ約1.3倍にする必要があるが、レーザー光量を有効に活用する技術を導入し、2倍速と同じ130ミリワットの青紫色レーザーで4倍速記録を達成した。
4倍速記録対応のBD-Rメディアも同時に開発。1層は7月25日に、2層は9月25日に発売する。オープン価格。

米Apple-iPhone発売開始わずかで52万台超へ-
(2007/07/03 ロイター)

米Appleは6月29日にiPhoneを発売してから最初の週末に、自社およびAT&Tの直営店で52万5000台を販売した。Los Angels Timesが7月2日にアナリストのコメントとして報じた。
米西海岸のApple直営店の半分では、iPhoneは初日に売り切れたと、同紙はGlobal Equities Researchのアナリスト、トリップ・チョウドリー氏の発言を引用して伝えている。
調査会社Piper Jaffrayも、最初の週末のiPhoneの販売台数を約50万台と推定しているとcnet.comは伝えている。
電話、Webブラウザ、音楽プレーヤーの機能を併せ持つiPhoneは、6月29日に発売された。購入者の約2%がサービスのアクティベートの遅延に見舞われたと、情報筋は7月1日に伝えた。

07年上半期の国内ゲーム機販売-任天堂がソニーを圧勝-
(2007/07/04 フジサンケイビジネス・読売新聞・毎日新聞)

ゲーム情報誌「ファミ通」を発行するエンターブレインが3日までにまとめた07年上期(1~6月)の国内ゲーム販売統計によると、任天堂が据え置き機、携帯機ともソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の3倍以上に達し、圧勝した。据え置き機では、昨年末発売の任天堂「Wii」の177万5000台に対し、同時期に投入したSCEの「プレイステーション3(PS3)」は50万3000台にとどまった。
携帯機では任天堂の「ニンテンドーDS」シリーズが前年同期比6.8%増の372万5000台で好調を維持した。
SCEの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」は、ソフトが初めて100万本を突破した大作に恵まれたことで、15.6%増の102万9000台となったが、ニンテンドーDSには及ばなかった。
ゲーム機本体とソフトの市場規模を金額ベースで見ると、Wiiが原動力となり前年同期比25.8%増の3189億円となった。 

米インテル-高齢者向けのタッチパネル操作パソコンを発売へ-
(2007/07/04  毎日新聞)

半導体大手の米インテルは3日、キーボードは使わず、画面に指を触れて操作するタイプの簡単パソコンの発売を発表した。同社が作ったシニア向けパソコンの開発ガイドラインに沿って、国内パソコンメーカー
のPBJ(東京都新宿区)が製品化し、9月下旬に日本で発売する。キーボード操作などへの抵抗感からパソコンを利用してこなかった高齢者が主なターゲットで、インターネットのショッピングサイト利用や情報の
入手などがしやすくなるという。
パソコンの画面サイズは12型で、重量を1.6kgに抑えた。画面を指や付属のペンで触れて操作するタッチパネル方式を採用。電子マネー機能を持ったICカードの読み取りもでき、パソコンの画面にカードをかざざすだけでネットで購入した商品の代金決済ができる。
インテルは米マイクロソフトなどと共同で、電子商取引の拡大に取り組んでいる。今後は他のパソコンメーカーにもガイドラインに沿った製品の開発を呼びかけ、団塊世代をはじめとするシニア層の需要掘り起
こしを進める。

メルセデス・ベンツ-広帯域レーダーの事故予防技術を日本にも投入へ-
(2007/07/04  フジサンケイビジネス)

ダイムラー・クライスラー日本は3日、前方を走る先行車や障害物への衝突を未然に防ぐ新しい事故予防技術を来年にも導入する方針を明らかにした。24GHzの広帯域周波数を使用したレーダーで周辺状況を
探知して衝突被害をできる限り軽減する安全運転支援システムを「メルセデス・ベンツ」車に搭載する。
同レーダーシステムは、欧米市場で実用化している先進安全技術。これを日本市場向け車両に装備するため現在、関係省庁に周波数の割り当てを要請しており、認可を取得次第、実用化に踏み切るものと
みられる。中長期的には、事故発生の直前に作動する次世代型自動緊急ブレーキの実用化も視野に入れている。
すでに日本車メーカーは、ミリ波帯の電波を用いて周辺状況を探知する「ミリ波レーダー」などを駆使して事故を予防する取り組みを進めている。
こうした中で同社が、自動ドアで一般的に利用されている24GHzのレーダーを採用するのは、低コストで
車載レーダーシステムを製造できるからだ。また、車が低速でも高い精度で検知でき、天候に左右されにくいといった特徴もある。
日本では、電波望遠鏡と干渉する恐れがあるとの理由から総務省が24GHzの利用を認可していないが、早期の実用化に向けて働きかけを行う。
同社は、運転段階から事故後まで総合的に支援する安全コンセプト「PRO-SAFE(プロセーフ)」を打ち出し、事故の発生を予見し衝突までの一瞬の間に乗員保護態勢を整える機能などを採用してきた。3500件に及ぶ事故調査の分析結果をベースに、衝突前の警告にドライバーが反応しない場合に自動的にブレーキを作動させる安全機能も開発している。
日本市場向け車両では、プロセーフを05年秋発売のメルセデス・ベンツ「Sクラス」、06年夏投入の「Eクラス」、全面改良し今年6月に発売した「Cクラス」に採用している。
同社では、安全技術を積極採用し、交通事故による死者数を2012年までに5000人以下に削減する政府の目標の達成をサポートしたいとしている。

国内13社-1口電気コンロだけで1985年以降の火災事故344件-
(2007/07/04 産経新聞・朝日新聞・読売新聞)

松下電器産業やサンウエーブ工業など電気コンロメーカーやキッチンメーカー13社でつくる協議会は3日、電気コンロが原因となった火災が1985年(昭和60年)~2007年までに計344件あったと発表した。1992年(平成4年)に1人が死亡したほか、5件の負傷事故などがあった。
13社は、誤ってスイッチが入りやすい欠陥が発覚したことから、出荷された約53万台を追跡調査。このうち改修を終えたのは62.2%にとどまっており、約20万台が改修されていない状態。05年以降も74件の火災が発生するなど現在でも事故が相次いでいることから、経済産業省はメーカーに抜本的な改修作業を指示した。
協議会や経済産業省によると、メーカー別の事故件数は日立ハウステック117件、松下電器産業64件、サンウエーブ工業39件、三菱電機7件など。
事故が多発しているのは、1988年までに松下電器産業など4社が製造し、9社の小型キッチンに据え付けられた、つまみが出ているタイプの電気コンロ。体がふれるなどしてユーザーの気付かないうちにスイ
ッチが入るケースがあり、周囲に可燃物が置かれている場合には火災が起きることがある。
このためメーカー側は1988年以降、つまみにカバーを付けるなどの改良を進めたが、当初は「誤った使い方が原因」として有償での改修で対応した。1992年3月には火災による犠牲者が出たものの対応は変わらず、各社が無償改修に切り替えたのは、2003~2004年のことだった。
協議会の13社は、松下電器産業、サンウエーブ工業、富士工業、東芝コンシューママーケティング、日立ハウステック、松下電工、三菱電機、タカラスタンダード、日立アプライアンス、クリナップ、ミカド、三協立山アルミ、ナスラック。
改修対象は、主に1977年(昭和52年)~1988年(昭和63年)に製造された1口タイプの電気コンロ。
1992年3月には東京都中野区のアパートで33歳の男性がやけどを負って死亡。引っ越しのための段ボールがつまみに当たってスイッチが入り、コンロ上の可燃物に引火したと推定されている。このほか煙を吸ってのどの痛みを訴えた事例が4件、カセットボンベが破裂し擦り傷を負った事例が1件あった。
各社は1989年(平成元年)からチラシやポスターで注意を呼びかけてきたが、所在の分からない製品も多いのが現状。改修が完了したのはナスラック1社だけ。各社は取り組みを強化するため6月20日に協
議会を設立、改修などの専任の人員を約700人増やし約1200人体制で対応する。来年3月までに改修をすべて終えることを目指す。また複数口のコンロについても調査・改修する。
経済産業省が今回発表した事故件数は、メーカーで作る「小形キッチンユニット用電気こんろ協議会」の調査結果に基づくが、今回は1口のタイプだけを調べており、複数口の製品についても調査が進めば、件数はさらに増えるとみられる。


「iPhone」全米で発売開始・完全防水SDカード・壁掛液晶TV・自動車販売&燃費新方式

2007-07-05 09:12:31 | Dニュース

米Apple-新型携帯電話「iPhone」を全米で発売開始-
(2007/06/30  朝日新聞)

米Appleは6月29日夕(日本時間6月30日朝)、米国内で新しい携帯電話「iPhone」を売り出した。携帯音楽プレーヤー「iPod」機能つきで、パソコンの主要機能も備え、操作ボタンがなく画面に触れる方式。その目新しさが注目を集め、発売前から全米各地で行列ができ、高い人気をみせつけた。
発売は全米各地の午後6時。米国内の時差に合わせ1時間ごとに東部から西海岸へと順次発売が始まり、その様子を米テレビ局が中継した。
最も早く発売された東部地域のニューヨークでは、目抜き通りの5番街にあるApple直営の旗艦店に500人以上が列をつくった。
iPhoneは、インターネットを通じてダウンロードした音楽やテレビ番組、映画などの再生ができる「iPod」の機能がついている上、ネット検索などのパソコン機能もある。「スマートフォン」と呼ばれる多機能携帯電話の一種だが、人気の秘密は操作ボタンやキーボードをなくした斬新なデザインにある。
3.5インチのワイド画面上に表示されるアイコンや文字などに指を触れて操作する。人さし指を画面上で滑らせると、登録した音楽や電話番号のリストが次々に出てくる。価格は容量4GBの機種が499ドル(約6万1000円)、8GBが599ドル(約7万3000円)。通信網は、提携先の米通信大手AT&Tを使う。
Appleは今年後半には欧州で、08年にはアジアでも発売する計画だが、日本での発売時期は未定。日本の通信方式は欧米と違うため日本仕様に作り直す必要がある。日本でもiPodのように人気を呼ぶ可能性は高く、どの通信会社と組むかが注目されている。

米AppleのiPhone-中身は?-
(2007/07/02 日経エレクトロニクス)

米AppleのiPhone,2枚重ねの基板を取り出した技術者たちは,基板の分析に取りかかった。ここで分かったのは,無線モジュールと,iPodの機能などを実現するメインモジュールが別々の基板として実装されていた。iPhoneの背面側に配置されている無線モジュール,ディスプレイ側に配置されているメインモジュール
の順に見た。
無線モジュールは,基板全体が大きなシールドで覆われていた。このシールドを取り除くと,左右に2個ずつ実装されたチップと,中央部にベアチップ実装された2個のチップなどが顔を出した。
右上にある10mm角のLSIには「1YUSM484S02」などの文字が見える。「どうやらベースバンド・プロセッサだろう。ただ,メーカー名や仕様は分からない」(分解作業に協力した技術者)。その下に位置する8mm×10mmのLSIは「1030W0YT02」などの文字が書かれている。これはフラッシュメモリの可能性が高そうだ。
中央上部のベアチップ実装された2個のチップは,それぞれ無線LANとBluetoothのRF ICのようだ。中央上部に位置する無線LANのRF ICは米Marvell Semiconductor製であることを表す「MARVELL」の文字が,中央の中段左寄りに実装されているBluetoothのRF ICは英CSR社製であることを示す「CSR」の文字がそれぞれ書かれていた。
この基板の裏面には,64端子のコネクタが実装されている。このコネクタでメインモジュールと接続している。
次に,メインモジュールを見た。無線モジュールと重なる位置に実装されている,Apple社のロゴマークが入った14mm角のLSIには,「339S0030 ARM」と書かれている。ARMコアを内蔵するSoCのようだ。「パッケージに『K』から始まる文字列が書かれている。これは韓国Samsung Electronics が製造したのだろう」(分解に協力した技術者)
無線モジュールと接続するためのコネクタ(基板の右下)の上には,英Wolfson Microelectronicsの音声コーデックLSI「WM8758」が実装されている。「Wolfsonのオーディオ・コーデックLSIは,これまでのiPodシリーズにも採用されていた。やはりこの基板がiPodの機能を受け持っているのだろう」(分解に協力した技術者)
この基板を細かく見ていった技術者たちは,H.264などの映像を復号化するためのLSIが見当たらないことに気付いた。「このSoCの中に,映像の復号化機能も取り込んだのではないか」(分解に協力した技術者)またフラッシュメモリは,丸い穴が開いたシールドで覆われた部分に配置されているようだ。
メインモジュールの裏面は,4個のコネクタと,SIMカードのスロットが実装されている。左下に配置した大型のコネクタはフレキシブル基板によって,本体下部にある外部接続用の「Dockコネクタ」に接続されている。

アドテック-世界初の完全防水の4GBのmicroSDカード-
(2007/06/30 BCN)

アドテックは6月29日、防水仕様のmicroSDメモリカード「AD-MRSM」シリーズの2GBモデル「AD-MRSM2G」を7月中旬、「AD-MRHM」シリーズの4GBモデル「AD-MRHM4G」を8月中旬に発売すると発表した。
microSDカードは主に携帯電話の外部メモリとして使われており、幅15.0×高さ11.0mmの超小型サイズながら、1曲あたり1.5MBの「着うたフル」のデータなら、4GBモデルで2500曲以上、2GBモデルで1200曲以上録音できる。
「AD-MRSM2G」「AD-MRHM4G」は、独自の設計により、JIS防水保護等級7に適合する完全防水を実現。
万一、水に落としても内部に水が浸透しないため壊れることがない。4GBのmicroSDカードで完全防水を実現したのは世界で初めて。
miniSDカード変換アダプタとSDカード変換アダプタが付属し、microSDカードをアダプタに挿し込めば、miniSDカードやSDメモリカードとしても利用可能。SDカード変換アダプタ装着時は、書き込み禁止スイッチを利用して誤消去を防止できる。また、不正コピーを防止する著作権保護機能「SDMI」にも対応する。
価格はともにオープン。実勢価格は「AD-MRSM2G」が5480円前後、「AD-MRHM4G」が1万円前後の見込み。「AD-MRSM2G」は、直販サイト「アドテックダイレクトショップ」で先行予約も受け付けている。

シャープ-52V型で業界最薄81mmの壁掛けに適した液晶テレビ-
(2007/07/03 日経・Itmedia・産経新聞)

シャープは2日、国内で最薄となる52V型で厚さ81mmのハイビジョン液晶テレビ「アクオスGシリーズ」16機種を8月21日に発売すると発表した。液晶パネルからテレビまで一貫して設計することで前モデル(GX/GHシリーズ)より約40%体積を削減。26V型で重さを11.5kg、52V型でも30.5kgに抑え、「憧れの壁掛けテレビを実現しやすく」(同社寺川雅嗣取締役)した。
画面サイズは52V/46V/42V/37V/32V/26Vで、それぞれアンダースピーカー/サイドスピーカーのバリエーションが用意される。
価格は最も大きい52V型が55万円前後、最も小さい26V型が18万円前後の見込み。16機種合計で月産9万3000台を予定する。
横幅もコンパクトにし、37V型のスピーカーが横についたモデルでは前機種から116mm縮小。同じスペースにより大きなモデルを置けるようにして大型テレビへの買い替えを促す。
液晶パネルは全モデルが倍速駆動(120MHz)に対応。フレーム補完については独自開発のLSIを搭載しており、動画やテロップなども滑らかに映し出す。コントラスト比(暗室コントラスト比)は2000対1で、リビングなど明るい環境下でも900対1のコントラスト比を保つため、明暗のはっきりした映像を楽しめるという。
52V/46V/42V/37V/32Vの各モデルには、より赤外線に近い部分の波長である「深紅」を新たに追加した「4波長バックライト」を備え“ワインのような深い赤”も鮮やかに再現する。上下左右176度の視野角を実現する「マルチ画素」技術、視聴内容にあわせてバックライトの輝度を調整する「ピュアホワイト」機能なども引き続き搭載。
同社製DVDレコーダーやオーディオシステムとケーブル1本で連動する「AQUOSファミリンク」にも全モデルが対応。52V/46V/42V/37VはHDMI入力を3系統備えるほか、HDMI/D端子/ビデオの各入力は側面にも用意されており、ゲーム機やビデオカメラなどの接続も容易に行える。
会見した寺川取締役は「プラズマと比べ消費電力も少なく、重さも10kgくらい軽いなど、液晶は圧倒的な優位にある。07年下期は37型以上のテレビ需要で液晶はプラズマの約2.4倍を見込む」と液晶テレビの優位性を強調した。
EPGは既存形式(チャンネルが上下、時間が左右)に加えて、新聞のラテ欄と同じ形式(チャンネルが左右、時間が上下)の「新・電子番組表」を搭載する。新・電子番組表では最大9チャンネルの表示が行える。また、視聴中に他チャンネルの番組情報を確認できる「裏番組」ボタンがリモコンに用意された。

07年上半期の国内新車販売-30年ぶりの低水準・前年比10.5%減-
(2007/07/03 毎日新聞)

日本自動車販売協会連合会が2日発表した07年上半期(1~6月)の新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同期比10.5%減の178万8440台と、上半期としては1977年(約174万2000台)以来、30年ぶりの低水準だった。上半期2ケタの減少も1989年以来9年ぶり。全国軽自動車協会連合会が同日発表した上半期の軽自動車販売も同1.7%減の105万4080台で、軽も上半期としては4年ぶりに減少に転じ、これを合わせた新車全体の販売は284万2520台で、前年同期比7.4%の減少だった。
景気回復基調が続く一方で、国内の自動車販売は不振が続いている。今年は10月に東京モーターショーが開催されるため、上半期に新車投入が少なかったことも影響したとみられる。特に小型乗用車は6月が前年同月比13.2%減で13カ月連続の2ケタ減となるなど落ち込みが著しい。
消費者の所得が増加しても自動車の販売が伸びない理由について、自販連は「都市部に人口が集まり、自動車の必要性が下がった。また携帯電話への出費など、若い世代を中心に消費に対する考え方が変わり、自動車に魅力を感じなくなっている」とし、自動車販売に厳しい状況が今後も続く可能性があると予想する。
もっとも、今年下半期にはマツダ「デミオ」、ホンダ「フィット」、トヨタ自動車「ist(イスト)」など各社が主力小型車を一新するほか、日産自動車がSUV(スポーツタイプ多目的車)の「エクストレイル」を全面改良するなど新型車投入が相次ぐ。業界内にも「7月以降に新車を各社たくさん出す予定で、秋にモーターショーもあり、少しでも自動車の楽しさを訴えていきたい」(日本自動車工業会の張富士夫会長)と、販売活性化に期待が出てきた。
一方、5月の生産実績では国内メーカー8社のうち5社で輸出が増加。格付け会社、フィッチ・レーティング
スのアナリスト、水野辰哉氏は「円安も進む中、海外市場への依存度がますます高くなるのでは」と話す。
主要な輸出先である米国で保護主義圧力が強まる中、国内販売の回復は貿易摩擦回避のためにも急務と言えそうだ。

経済産業省と国土交通省-今月から自動車燃費を新方式へ-
(2007/07/03 読売新聞)

経済産業省と国土交通省は2日、自動車カタログに表示する燃費の計測方法について、7月から消費者の実感に近い新方式を導入したと発表した。
新方式は「JC08モード」と呼ばれる。実際の走行時のように、細かな速度変化を付けながら運転したり、エンジンが冷えた状態から発進したりして測定する。このため、同じ車種でも従来に比べ燃費を示す数値は1割程度悪化するという。2010年度までは新旧の方式をカタログに併記する。