だんなっちょんのブログ

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2月14日(火曜)日記 義理チョコ1つで巧みな心理戦

2012-02-15 08:43:30 | 生活漫談
好きな男の子や男性に告白する切っ掛けになるのなら、
なんら悪いとは思わないバレンタインデー。
心温まる話やエピソードは私も若いころ数多く耳に挟んだものだ。

ただ社会人になると、このセレモニーが何とも愚かしく感じてしまう。
日本全国津々浦々全ての会社・企業見て回った訳でもないので憶測だけで語ってしまうことになるが、
この時期になると女性は会社の同僚や上司にチョコを買うべく
店に駆け込み、身銭を切って、たとえ本命じゃなくても、
義理という形で男性に寄贈するのが常習化されてる気がする。
日本の愚かな商売人が強引なこじつけで作った馬鹿らしい
伝統もへったくりもないセレモニーに振り回されて、
あたかも2月14日は女性は、チョコを同僚の
男性社員に贈るのがマナーみたいな空気になっている
部署や会社は少なからず存在するのではなかろうか。
必要性を感じてる男性・女性双方の具体的な分母や割合は分からぬが、
ここまでバレンタイン商売が成功するには若者の本命チョコだけでは
到底成り立たない。
大量買いが期待される義理チョコの売り上げあってナンボのバレンタインデーなのは明白なこと。
女性が義理チョコを用意することを苦にしてなければいいのだが
そうではなければこういう意味不明な儀式は会社を上げて禁止に
すべきではなかろうか。
個人的には女性には大変申し訳ないが、押し付けがましい
義理チョコ程度もらったところで、心温まるわけでもないし、
チョコ自体珍しいものでも何でもないので正直嬉しいわけでもない。

ここがまた巧みな心理的トラップ。
女性に対して「いらないのに」というと相手の気持ちを踏みにじると
考えてしまうのが男性。
もらった物を快く頂こうと格好付けるのも悲しき男の性。
女性は女性で義理チョコ「程度」1つも用意できない
不用意な女と思われたくない意地もあるだろう。
また会社の上司が「チョコは禁止とする」というのにも
結構神経を使う。
これを言うのには、男からすればちょっとした勇気が必要。
自分が「『モテないから・貰えないから悔しくて禁止にしている』
と思われるのではないか」という変な心配が付き纏う。
また女性の上司であっても同様で
「『自分のお気に入りの男性社員に若い部下の女がチョコを渡すことが気に入らないから』
と歪曲されて思われてしまうのではないだろうか・・・」と気にしたりと、
まぁ・・・こういう様々な遠慮と意地が張り巡らされた、
巧みな心理包囲網があるから簡単になくならないのだろう。
まぁ要するに日本人は真面目で見栄っ張りで小心者が多いってことだ。


昨日妻からメッセージカード付きのバレンタインチョコを頂いた。
10年連続本命チョコは妻からのものだ。実に嬉しい限りで
こういうチョコはあってもいいと思うのだが、義理チョコなんて
堅苦しいだけで誰得状態で正直いらんわ。
部下に貰おうが生徒に貰おうが「わざわざ用意してくれてごめんなさいね」と思うことばっかで「嬉しい」とは正直思わないんだよなぁ・・。
これは既婚者限定、いや・・俺だけの発想かもしれんが。

社交辞令として日ごろの感謝の気持ちでチョコというのも分からんでもないのだが、
大の大人に贈るものとすれば明らかに子供騙しの安物。
無論高いチョコは確かに存在する。
しかしながらチョコ自体一般的には安価なものが圧倒的数を占めるし、
また高価なものを贈ったとしてもパッと見、高価と安価の判断が非常にし辛い。
そしてどこまでいっても「所詮チョコ」である現実は変わりようがない。

感謝の受け渡しが中途半端に終わってしまうセレモニーだからこそ
余計不必要だと思うんだよな。