だんなっちょんのブログ

ヤ〇トのセールスドライバーやってます。
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甲斐性無しの二児の父

本社研修と主管研修

2019-01-25 08:47:03 | ク〇ネコ仕事
●マ●運輸で採用が決まると、大量の入社書類集めとハンコ押しの作業が待っています。
なお毎月1日入社か16日入社か2種類ありますが、自分の都合で好きに選べます。
自分は入社前にほかにやりたいことがあったので、16日入社を選択しました。
ほどなく入社式と本社研修の案内が来ます。かつては本社研修はやってなかったようですが
最近では東京に同入社組が一斉に集まり研修を受けます。
なお研修にかかる交通費は全額支給されます。
また、一人で乗務ができる社内免許がもらえる「独り立ち」までの間は
研修生扱いであり、それまでは基本的に土日休みで正月も公務員並みにもらえました。

〇本社研修
朝から夕方まで1日だけのアカデミーセンターにおける研修です。
体育会系だからビシバシうるさく言われるきっつい研修かな?
と思ったのですが、最後まで緩やかな印象でした。
会社の社訓の唱和・挨拶の仕方・会社に関するドキュメンタリー番組DVD視聴・会社の歴史
・グループ会社の説明等をずっと学びます。強面の教官ではなく、全部気持ちの良い女性の教官でした
(重役さんとかは一切出てきませんでした、そりゃ毎月2回こういうのをやっているのに
大企業のお偉いさんがガンガン出てくるのはさすがに厳しいっすよね・・w)
グループごとに時々発表したり、教本音読などありましたが、それ以外は基本的に講義を聞いて
感想文を書いてまとめテストやアンケートに答えてばかりの内容でした。
この日来ていた新入社員は総勢150人前後。「こんなに入るんだ・・・」とちょっと驚き。
グループはすでに決められており、自分のグループの人の前職などを聞いて
自己紹介する時間が設けられた時は本当にいろんな職種の人が来ているなという印象。
アラフォーの私ですが、ほとんど私より年上で50近い人もいました。
基本概念だけを教わって終わった本社研修。研修自体は「へぇー」と思わせるものが多く
感心させられたのですが、現場に配属されて、役に立つかと言われると微妙な気もしました。
ただ新しいことを勉強したわけですから、個人的には楽しかったと思います。

〇主管研修
土日休みを挟んで今度は自分の住む県内の「主管」と呼ばれる
部署で研修に向かうことに。ここでビシバシ厳しい研修でもあるかと思えば
こちらも本社研修同様ずっと感じのよい女性教官が出てきて
同じように歴史・サービス内容・接客マナー指導・ドライバーの仕事内容・ベースの見学
など本社研修の内容をもう少し深く掘り下げる座学研修でした。
また正社員は簡単な入社式が行われ、採用通知書を授与されました。
とはいっても4人程度だったんですけどね・・・。
逆にアンカーキャストと呼ばれる契約社員入社の方のほうが圧倒的に多く
総勢20人ぐらいでずっと座学研修を受けました。
ここでいろんな知り合いが出来、コミ障の私も何人か連絡先を交換することになりました。
ドライバーを志す人は本当に感じがよく、自分ももっと頑張らないといけないなと思わされました。
2日間の座学研修を終えると、今度は安全講習1日目が始まります。
教官は今度は「安全指導長」と呼ばれる方に代わり最初の1日は座学で
指さし安全喚呼の唱和や運転マナーや安全運転のイロハを仕込まれます。
夜に差し掛かると事故の話になり、実際事故が起こるといろんな人に迷惑がかかり
人生も破綻しかねない内容で本当に暗い気持ちになりました。

日が明けて2日目はいよいよ実車研修です。
朝の集合時間に現地につくとベース内の駐車場に
コンテナやポールで指導長が切り返しが絶対必要になる一発で通れないクランク
・S字・駐車コースを設定されてました。
体操・社訓の唱和の朝礼受けてまずは点検の仕方を仕込まれます。
点検方法が間違えると強面の安全長から激が飛びます。
順番や確認場所を怠ると「おい!おまえ忘れてんぞ!やる気あんのか!」と
ここで初めてきっつい研修を受けることになります。

さて運転講習に入るのですが、私と同期の方はそもそもマニュアル運転自体
何十年もやっておらず完全なド素人で本当に怒られました。
コースに設定されているコンテナやポールに少しでも掠ったり踏んだりすると
ものすごい叱責を受けます。
一次停止・二次停止の徹底、クランクは個人的に苦にはしなかったのですが、
S字は本当にきつかったぎりぎりまで寄せてバックしてもう一度切り返してバックしてを
10回近く繰り返さないと絶対抜けきれないうえに、ポールにこすってしまう
ように設定されているので冗談抜きにきつかったです。
穏やかな教官もいましたが半分以上が「おい!ポールにぶつかってんぞ!
人だったらどうすんだおめぇ!冗談じゃねぇぞ!」「やる気あんのか!」と
ガチ切れする人ばかりで正直きつかった半面、安全運転を学んでいる以上
指導長が激怒するのは当然であり、ありがたい側面もありました。
事故があってからでは遅いですからね・・・。

3日目に入ると、この鬼畜コースを超えられた人から順に指導長横乗りで
外で実車研修を受けていきます。私もこの日の終わりごろに「次乗ってね」
と言われたので外に出ることに、先ほども申した通り、私はマニュアル運転が初心者レベルで
ベース内は半クラッチばかりでアクセル使わなかったから、たいして難しくなかったのですが、
外に出るとアクセル踏んで加速や減速やエンブレやら坂道発進などやらないといけないから
いきなり何もできずダメ出しくらいまくりました。
元々マニュアルに慣れている人の大半はこの日をもって研修を終えられましたが、
ド素人の私は当然次の日も研修を受けることになりました。
4日目は素人組とあまりまだ乗ってない人10人程度と一気に数が減りました、
この日はずっと休んでいたきっつい指導長登場し、私の横に乗ってクラッチのつなぎ方や運転の仕方を
バシバシ教えてくれました。一番厳しい(評判が悪い)教官だったのですが暴言を吐くのではなく
的確に怒ってくれる方なので嫌いではありませんでした。
他の指導長はブチ切れまくりますが、ぶつけたりしなければ基本的に優しかった部分も
あるのですが、この方は全く冗談や遊びがありませんでした。

「おめえの運転はまだまだ粗削りだから明日も来いや」と言われて
この一日で助かった部分もかなり多かったので、喜んで4日目も研修を受けることにしました。

5日目の朝はなんと2人のみww
前述の素人同期の方と私だけです。ここまでくると本当に親しくなり
互いによく会話をするようになりました。
朝礼から始まり、「午後からも数人来るけど、ここまでやるのはサービスなんだからね」
と言われて点検を終えてすぐに乗り込み、例のきっつい安全長も横にドスンと座り
朝からドキドキ。ベース内のクランク・S字を上手く切り抜けると「もう中はいいから
外いくべ」と言われていきなり外に車を出し、指導長のいう通りのルートを走らせていく
「安全喚呼抜けてるぞ!」「何度同じこと言わせるんだお前は!」「逆ハンドル切るな」
「お前はずっと・・・なことやっているけど、わかってんのか」「クラッチから足を離せ!!」
「ギア落とせ!」「ギアを上げるのが遅い!」
としこたま怒られ坂道発進もぶーぶ怒られました。
ただお昼に差し掛かるころにはあまり言われなくなり、「まぁよし。これで終わりにするが、
実際見極め(社内免許取得時には安全長が一緒に乗ってテストする)の時も変わらないようだと
許可下せないからな。まだまだお前の運転は危なっかしいところが多いからちゃんとやれ」
と言われて長い4日間の研修は終わりました。
同期の方も午前で終えることが出来たようで、今後の不安な不満を語りながら昼食を食べて
もう会うことがなかなかないということで、連絡先を交換して自宅に戻りました。

支店長に電話したら「おつかれさん!どうする?センター戻って少し乗る?休む?」と言われたので
「休ませてください・・・」と返事しました。この時はものすごく疲弊しきって
消極的になっていたと思います。
(月曜→座学研修 火曜→座学研修 水曜→安全研修(座学) 木曜→安全研修(実車) 金曜→安全研修(実車) 土曜→安全研修(実車・補習) 日曜→安全研修(実車・補習) →づがれたぁ・・・)
正直2日程休みが欲しかったぐらい疲れてきっていたのですが翌日は朝8時からいきなり現場に参加することになりました

~つづく~