だんなっちょんのブログ

競馬好き・運動好き・ビール好き・将棋好き・ネトウヨである二児の父。
平均以下のステしか持ち合わせていないJRAの養分。

栃木2番手高校の衰退

2017-02-27 23:46:42 | 生活漫談
栃木県の進学校における一般的なトップ2は宇都宮高校と宇都宮女子高といわれている。
男女別の学校形態である以上一概にどっちが上か下かの序列は決め兼ねるところではあるが、
平均偏差値は2.3ポイント上で実績その他考えればやはり宇都宮が上といって然るべきだろう。
宇都宮高校に合格するのには、500点満点中400点~370点は最低でも欲しいところ。
宇都宮女子高の場合は400点~360点前後と言われている。
前者においては360点、後者では350点を下回るとほぼ絶望的。
いずれにせよ本番で7割5分以上の結果が必要であり、目標となってくる。

しかしながら、このトップ2高は合格に必要な点数に関していえば
それでもトップレベルを維持しており、文字通り県内トップ2としては
体裁を保っているが、最近怪しさがこみ上げているのが、このトップ2に
長年互角か同等以上の成果を上げてきた栃木高校だ。

栃木高校は男子校の中では偏差値における数字上では宇都宮高校の2番手にくる。
2番手といっても層が決して薄いわけではなく、栃木高校の上位3分の1は
宇都宮高校の上位とほとんど変わらないぐらいレベルの英才が揃っていることには変わらない。
栃木高校は栃木県の県南に位置し、県内トップの宇都宮高校に行ける力がありながらも
地理的要因で選択して通学している子も多く、単純に2番手という訳ではない。
県中南はもとより、隣接する群馬や茨城の通学可能圏内の各学校の優秀な子も集まる
2番手ではあるが、決して2番手とは言わせない強みとプライドが「かつては」あった。
東大合格者数も「かつては」10人前後を推移しており、2番手に甘んじる気はさらさらない
強さを感じたものだが、昨今大きく様相が様変わりしている。

近年は東大は5人を下回るどころか0の年もあり、国立医学部合格者も数名程度に留まっている。
旧帝大は20人前後でありさすが名門といったところではあるが、
そもそも偏差値65前後の学校でありながら、この数字は正直物足りなさを感じる。

もっとも東京に近い栃木県だから、他の都道府県と比べて国公立に対する意識は低いのは確か。
「是が非でも国公立」というわけではなく東京も通学圏内であるために、
私立に行くことに対して比較的寛容で可能というものに甘んじるものがあるのだろし、
また栃木県はどうしても関東以外に行くのを恐れるのか、「田舎に落ちる」意識があるのか知らないが
関東圏外の大学を選択することに対して極端に嫌う傾向にある。
基本的に栃木県の高校生が選択として考える大学は関東圏+新潟+信州+静岡+妥協して東北圏内(旧帝除く)
だけで西日本の国立行くぐらいなら私立を選ぶ。

(そりゃあんな遠くに勉強しにいくぐらいなら通学して私立通ったほうが学費はほとんど変わらないですしね・・・。)

またかつての2番手3番手と言われていた宇都宮東高校が中高一貫教育を始めた影響もある。
要するに将来的に宇都宮や栃木に「いくであろう」層の青田刈りみたいなものが行われており、
実際宇都宮東高校は一貫教育を始めてから成果が出てきている。東大や東北大に数多く卒業生を出してきている。(今やこっちが事実上の2番手か?)
しかしながら地理的要因でこれで一番実績に割を食らったのは宇都宮高校や宇都宮女子高であって
遠く離れた栃木高校ではないはず。

話を戻すが、この栃木高校は最近では低倍率が続く。
通常宇都宮は1.3倍前後、宇都宮女子高は1.25倍前後を安定的に保っており、
簡単にいえば出願している生徒層に揺るぎないことがわかる。
しかしながら栃木の場合は最近は高くても1.3倍、平均すると1.2倍を割り込み
1.00倍代の年も出てくるほど不安定な倍率を推移している。

前年倍率が高ければ、翌年は低い。その逆もしかりという状態が続いており
この推移がもっとも出やすいのが「地元の進学校」のケースだ。
優秀な層が安定的に受験すれば数字にブレは生じにくいが、逆にブレやすいのは
栃木高校を選択したい下位層が簡単に年によっていったりきたりしている。
昨年の倍率に影響を受けやすいというのは、単純に意思が弱かったり
実力にムラっけがあったり、いい加減だったりする証拠でもある。
伝統校で名門である以上、栃木をハナから選んで成績が多少あがったからといって
上位の宇都宮高校に鞍替えする子は宇都宮市内には若干いたとしても、
よその地域にはほとんどいない。本当に優秀な層は元々優秀な栃木高校を選んでいるわけで、
昨年倍率程度で怖気づいたり、気にすることはほとんどない。動いているのは確実に下位層だ。

少なくとも私が栃木にきた10年以上前は「地元の進学校」という位置づけではなかった。
先程も述べたとおり、2番手とは言わせない強さを感じたし、もっと昔
私の義理の父の代は栃木は県南はもとより隣接する自治体の各中学校のトップが
こぞって足を運んでいたほどだ。昨今のこの倍率のブレは倍率に左右される
不安定層が何人か近年紛れてい証左ではないだろうか。

決定的なのは合格点。
今や栃木を圧倒的に上回る倍率を叩き出し、平均偏差値も肉薄してきている石橋高校。
こちらの場合350点は必要だと言われているが、
栃木の場合はここ5年で、勿論生徒から聞いた話であり確定的ではないにせよ
「310点で受かった奴がいる」だの「290点で」という話も耳にする(点数は開示できる)
勿論栃木(宇都宮・宇都宮女子高もそうだが)は石橋高校と違って
国語・英語・数学において傾斜配点という応用問題に高い配点比重をおいた
配点を課しているから、一概に比較をすることはできない。
しかしながら、傾斜配点において大きくマイナスになると言われるのが数学ぐらいなもので
英語と国語は殆ど煽りを受けない。せいぜい普通の採点と傾斜配点の差は20点あるかないかである。
石橋高校は通常採点といえど350点前後であり、一昨年教え子が345点で不合格になった。
もしこの子が栃木高校を受験していたら、恐らく先ほどの話が正しかったとするならば
合格していただろう。

つまり最近の栃木高校は400点以上を取って楽々合格する子もいれば、310点前後で
合格する子もいると言われている上下の差の激しい高校、すなわち
単なる「地元の進学校」レベルまで徐々に陥ってきているのではないだろうか。

もっとも私は県教委の人間でもなければ、高校の先生でもないから
どこまでいっても伝聞や数字上における憶測に過ぎないかもしれないが、
少なくとも栃木高校は20年30年前の栄光は薄れつつあるといってもよい。
今後は名門だから簡単にブレないと思われるが、20年30年もたてば
真岡・鹿沼・大田原あたりの地元名門コースの形態に変わっていくのかもしれない。

一連の栃木高校の衰退の原因はさまざまあるでしょうが、
県南地域という東京・埼玉に近い点と思っております。栃木県に隣接する埼玉県の
私立高校の躍進が実に激しく、通常なら栃木高校を選択した上位層にもさまざまな
選択肢が増えてきているのではないでしょうか。
宇都宮や宇都宮女子は埼玉・東京から通学するのは厳しい県中央部という地理的影響から保護され、
栃木は他県の煽りを前面に受けて、主力層がごっそり抜かれているのではないかと推察しております。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加