経験の蓄積

馬の騎乗に関するタイトルではありません。馬匹管理です。

疝痛や簡単な外傷、急性の腱炎に対する処置の一通りは経験で対応できます。今日、新たな学習をしました。
夕方の餌をやった後でウーロンの調子がおかしい。空咳を繰り返し、ネバネバの液を吐き出す。口からはもちろん、時折鼻からも。そのうち前掻きまでして寝転がる。

ここまで来たら、完全な赤信号。

うろたえることなく、獣医さんに電話して症状を伝え、処置を聞きました。

結果は、食道に物が詰まって閉塞を起こしているのだろう、との診断。
対応は、食道部分をマッサージし、詰まったものを胃に落としてやること、でした。

早速咽の辺りを触ると、なるほど塊を感じる。要領は良く判らないが、ともかくグリグリとマッサージ。
しばらくマッサージしましたが、詰まったものが取れたのかどうかは不明でした。ウーロンはぐったりして、馬房の隅で再度横たわるし、ひょっとしたらダメかな～とか、体力を消耗したのなら強心剤やアリナミンの補液が必要なのではないかと思案。
取り合えず厩舎から離れられないし、他の馬のボロ取りでもして・・・と思ったら、モソモソと餌を食べ始めました。多分、ＯＫでしょう。（３回目は使わないよ～。）

今回の原因は、よく噛まないで飲み込んだヘイキューブが削癖バンドの部分で痞えたようです。
バンドをしないと一日中グイッポだし、装着したら今回の事故。
削癖が原因の風気痛を起こす可能性と、今回の事故はどちらがリスクが高いかというと、おそらく前者。
困ったものです。

春季中国・四国学生馬術大会 １日目結果

全体の結果報告はどこかの大学のＨＰにそのうちＵＰされるでしょうから、取り合えず広大関係のみ報告します。

第２競技　複合馬術競技（馬場馬術）
１位　宮城　ユニフォーム　55.200％
５位　井出　清華　　　　　44.533％

第３競技　第二課目馬場馬術競技
１位　斉藤　清雷　　　　　51.569％
２位　柳川　ヴェルランド　52.157％
５位　藤田　ヴェルランド　48.039％
19位　保田　清雷　　　　　38.627％

今日は、複合競技の審判でした。宮城のユニフォームのみが別格の運動でした。宮城は良く乗りましたが、点の取り方がイマイチでした。今日をベースにしたら、もう５％ＵＰ　の可能性もあると感じた運動でした。夏までの精進が楽しみです。

第２課目に出た４人もお疲れさんでした。入賞した３人はオメデトウさん。

追伸
部員からの連絡ミスで、土曜日の時点では１位を柳川・ヴェルランドとしていましたが、正確には斉藤・清雷でした。既に訂正し、上記の通りです。