松下政経塾出身、海老根藤沢市長の思惑どうり
藤沢市の中学の歴史・公民教科書に、戦争賛美の育鵬社版採用
7月28日 神奈川県藤沢市の教育委員会が開かれ、来年度以降の中学校の教科書採用が審議された。150人近い市民が傍聴に訪れたが、80席しか席が無いための大勢の市民が中に入れない事態となった。
<7月28日開かれた藤沢市の教育委員会審査会>
注目された歴史・公民教科書は、3名の教育委員の推薦で、戦争賛美の育鵬社版教科書が採用された。育鵬社版教科書の採用に対しては、多くの市民から反対意見がよせられ、また現場の学校関係者からの反対の意見が寄せられていた。しかし、こうした声を無視し、5名の教育委員の内3名の多数決で採用が決められてしまったものである。
各委員の態度表明は下記の通り。
1、小沢一成委員長(藤沢市青年会議所出身)育鵬社
2、赤見恵司委員 (藤沢市医師会) 育鵬社
3、藤崎(岩本)育子委員(松下政経塾) 育鵬社
4、渋谷晴子委員(藤沢市PTA連絡協議会)帝国書院(育鵬社版は戦争賛美の教育を押しつけるもので在り反対と表明)
5、佐々木柿巳教育長(藤沢市第一中学校長)意見保留(委員会終了後、記者会見で意見を保留したことに対し、事前の話し合いで育鵬社に決まることが分かっていたので意見を言わなかったと弁明し、皆のひんしゅくを買った)
佐々木教育長が、事前に育鵬社に決まるだろうと発言した背景は、松下政経塾出身の海老根市長になって「新しい歴史教科書を造る会」のメンバーを積極的に藤沢市の教育委員に登用した結果によるもの。佐々木教育長も海老根市長によって教育委員に任命された一人で在り、育鵬社支持には変わりは無く、実質、渋谷委員を除く4名が育鵬社支持であった。
元々、海老根市長が学んだ松下政経塾は、「新しい歴史教科書を造る会」と同じような歴史観を持っており、松下政経塾出身の首長は、神奈川県には中田横浜市長、松沢神奈川県知事がおり、これらの首長も、同じように「新しい歴史教科書を造る会」のメンバーを教育委員に登用し、育鵬社と同じ扶桑社の教科書採用を推進してきた。海老根市長も、選挙の際は、このことをおくびにも出さず、当選後、市長の権限を使って教育委員を入れ替え教科書採用に利用するという松下政経塾流やり方を踏襲したものである。彼の非民主的、独善的やり方が、今回強行されたと言っても過言ではない。
しかし、海老根市長や松下政経塾出身首長の、首長になって教育委員会のメンバーを換え、教育委員会の権限を政治的に利用し、日本の教育がゆがめられていいものだろうか。こうした、非民主的な教科書採用が日本全体に蔓延するようなことになると、日本の今後の教育が空恐ろしくなる。甘い言葉の裏に本音を隠し、時代錯誤の戦争賛美の歴史教育を押しつけようとする松下政経塾流の狡猾な教育行政は、危険で在り、一日も早く正されねばならない。(K)
藤沢市の中学の歴史・公民教科書に、戦争賛美の育鵬社版採用
7月28日 神奈川県藤沢市の教育委員会が開かれ、来年度以降の中学校の教科書採用が審議された。150人近い市民が傍聴に訪れたが、80席しか席が無いための大勢の市民が中に入れない事態となった。
<7月28日開かれた藤沢市の教育委員会審査会>
注目された歴史・公民教科書は、3名の教育委員の推薦で、戦争賛美の育鵬社版教科書が採用された。育鵬社版教科書の採用に対しては、多くの市民から反対意見がよせられ、また現場の学校関係者からの反対の意見が寄せられていた。しかし、こうした声を無視し、5名の教育委員の内3名の多数決で採用が決められてしまったものである。
各委員の態度表明は下記の通り。
1、小沢一成委員長(藤沢市青年会議所出身)育鵬社
2、赤見恵司委員 (藤沢市医師会) 育鵬社
3、藤崎(岩本)育子委員(松下政経塾) 育鵬社
4、渋谷晴子委員(藤沢市PTA連絡協議会)帝国書院(育鵬社版は戦争賛美の教育を押しつけるもので在り反対と表明)
5、佐々木柿巳教育長(藤沢市第一中学校長)意見保留(委員会終了後、記者会見で意見を保留したことに対し、事前の話し合いで育鵬社に決まることが分かっていたので意見を言わなかったと弁明し、皆のひんしゅくを買った)
佐々木教育長が、事前に育鵬社に決まるだろうと発言した背景は、松下政経塾出身の海老根市長になって「新しい歴史教科書を造る会」のメンバーを積極的に藤沢市の教育委員に登用した結果によるもの。佐々木教育長も海老根市長によって教育委員に任命された一人で在り、育鵬社支持には変わりは無く、実質、渋谷委員を除く4名が育鵬社支持であった。
元々、海老根市長が学んだ松下政経塾は、「新しい歴史教科書を造る会」と同じような歴史観を持っており、松下政経塾出身の首長は、神奈川県には中田横浜市長、松沢神奈川県知事がおり、これらの首長も、同じように「新しい歴史教科書を造る会」のメンバーを教育委員に登用し、育鵬社と同じ扶桑社の教科書採用を推進してきた。海老根市長も、選挙の際は、このことをおくびにも出さず、当選後、市長の権限を使って教育委員を入れ替え教科書採用に利用するという松下政経塾流やり方を踏襲したものである。彼の非民主的、独善的やり方が、今回強行されたと言っても過言ではない。
しかし、海老根市長や松下政経塾出身首長の、首長になって教育委員会のメンバーを換え、教育委員会の権限を政治的に利用し、日本の教育がゆがめられていいものだろうか。こうした、非民主的な教科書採用が日本全体に蔓延するようなことになると、日本の今後の教育が空恐ろしくなる。甘い言葉の裏に本音を隠し、時代錯誤の戦争賛美の歴史教育を押しつけようとする松下政経塾流の狡猾な教育行政は、危険で在り、一日も早く正されねばならない。(K)
教育委員という制度を悪用して良いものなのでしょうか?
そして、市長の言いなりとなっている教育委員の皆さん、プライドは無いのですか?それで良いのですか?
私たち市民を愚弄するにもほどがあります。
この教科書採用で少し見直しました。
この後もグダグダ言う人が群がってくるでしょうが、どうか初志を貫徹してほしいです。