湘南ファイブ通信

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家庭でできる・プランターを使った生ゴミ堆肥化システム ー家庭の生ゴミが、1ヶ月でさらさら堆肥にー

2013-05-06 13:55:39 | 環境問題
<定年おやじの生ゴミ堆肥化実践記>
    家庭でできる・プランターを使った生ゴミ堆肥化システム
         ー家庭の生ゴミが、1ヶ月でさらさら堆肥にー


<はじめに>

今回、ご紹介する家庭用生ゴミ堆肥化システムというのは、プランターを使った都市型のホームコンポストシステムです。各家庭の軒下でできるので広い庭も入りません。できあがり製品はさらさらに乾き、ふるいで振るえば製品は、5mm以下の顆粒状になりますので、長期保存もできます。堆肥にするための発効酵母は、最初だけ市販の発酵菌を使いますが、2回目以降はヨーグルトなどと同じで、できた堆肥を繰り返し使いますので、お金もかかりません。又、狭い住宅地では隣と接近している家屋が多く臭気が気になりますが、強力な発酵菌である「生ゴミ食いしん坊菌」を使えば、ほとんど匂いはありません。(とにかく、この「生ゴミ食いしん坊菌」の発酵能力の大きさにはビックリしました。)
これまで、コンポスターなどを使って地中に埋め込んでいた方も、この方式を使えば地中に埋め込む必要も無く、プランターの中で全部堆肥化が進みますので、後の始末もよく、匂いや環境汚染で近所に迷惑をかけることもありません。一度始めたら、面白いようの良質の堆肥が次々と生まれますので、これから始める人も、これまで何らかの方法で生ゴミ堆肥化をやって来られた方も一度この方式を試してみて下さい。ちょっと凝ったやり方だと思われる向きもあろうかと存知ますが、生ゴミ堆肥化をやるからには、製品が中途半端な物で無く、キチンのした物になるかどうかが肝要です。
私も定年以降、生ゴミ堆肥化を始めた素人ですが、ごみ減量、環境保全、庭木や植木鉢に入れてやって地域の美化等に少しは貢献できたかなと思い、いささか満足しているところです。時間の余った定年おやじの家庭奉仕、社会貢献に最適です。ちなみに、3年前、藤沢市の環境フェスティバルで、個人部門の環境大賞に選ばれることができました。


2、プランターを使った生ごみ堆肥の作り方

<用意するもの>
①、1次発酵用プランター20L(生ゴミ埋込み用)~ 3箱
②、2次発酵用プランター40L(製品化・戻し堆肥用)~ 1箱
③、発酵菌(生ゴミ食いしん坊菌 10L×3袋(1袋680円)~初回のみ
④、その他~発酵促進用米ぬか、 小型鍬、植木用シャベル

<生ゴミ堆肥化の作業工程>

① 3箱の小型プランターを使って1次発酵、
 毎日、サンドイッチ状に生ゴミを埋め込むプランターを3箱用意。(標準5人家庭の場合)毎日1箱に生ゴミを埋め込みます。 埋め込み方は生ゴミをプランターの中に広げて敷き、その上に米ぬかをまぶし、生ゴミ食いしん坊発酵菌を被せます。翌日もサ ンドイッチ状に生ゴミを埋め込みます。

                 写真1 生ゴミを毎日プランタ-に埋める   写真2、生ゴミの上に米ぬかをかぶせる
           

    写真3、その上に戻し堆肥を被せる     写真4、3箱のプランターに順次埋める

 10日くらいで1箱目のプランターが一杯になるので、2箱目のプランターに同じように埋め込みます。2箱目が一杯になった ら3箱目のプランターに埋め込みます。3箱目のプランターが一杯になるときは、1箱目に埋め込んだ生ゴミは1ヶ月埋め込ん だことになりほとんど堆肥化が完了しています。

② 大型プランターに移し、発酵用戻し堆肥として再使用
 そこで、1箱目に埋め込んで堆肥化された製品を、全部大きなプランターに移します。ここで鍬を使ってよくほぐし、空気を入 れて2次発酵させながら、生ゴミの発酵促進戻し堆肥として再利用します。(2巡目は生ゴミ食いしん坊菌使わず、大型プラン ターでできた製品を、ヨーグルトを作るときと同じように戻し堆肥菌として使います)こうして循環再利用できるので全く無駄 なことはありません。

③ 大型プランターに残った製品が、最終完成堆肥
 最後に大型プランターに残った堆肥が製品となります。最初にプランターに埋め込んだ時から1ヶ月以上埋め込み発酵させたこ とになります。出来上がった堆肥は、乾燥してボロボロになっているので、鍬等で更に細かくほぐしてやると顆粒状のさらさら 堆肥になります。製品の粒度を整える為にふるいでふるい、5mm以下は製品として使い、オーバーは、戻し堆肥として発酵菌に 使います。

             
        写真5 大型プランターに移し発酵堆肥として再使用   写真6、残りは振って製品堆肥

④ 空になったプランターは、20Lの小型プランターは1次埋め込み用として再利用し、40Lの大型プランターには1次発酵 が終わった次に小型プランターの製品を入れ2次発酵させます。こうして3箱の小型プランター、1個の大型プランターを、順 次再利用しますので、家庭用生ゴミ堆肥化に使う用具はこれだけで済みます。


3 製品は、良質な乾燥堆肥 小袋に入れて保管

① 出来た乾燥堆肥をよく解砕し6ミリ網で篩うと上の写真のように細めの製品が出来上がります。この堆肥は、下図の ようにビニール袋などに入れて保管します。
② 他の生ゴミ堆肥化方式と違って、地中に埋めておくのではなく、袋に入れて保管できるのでどんなにたくさん堆肥が出来て  も、どこにでも積んでおくことが出来、小袋に入れて生ゴミ堆肥として商品化することも出来ます。 
③、完成完成成堆肥は、顆粒状のサラサラ堆肥なので、花壇に、植木鉢に、ガーデニングに、植木栽培に、家庭菜園に最適な堆肥 として施す事が出来ます。
 

         
           写真7、小袋に入れた乾燥堆肥


         連絡先  藤沢エコネット 小林麻須男藤沢市亀井野1371-5 090-6317-5547
                「生ゴミ食いしん坊」製造・発売元  (株)みのり建設
                  長野県諏訪郡富士見町富士見11693-7  ℡0266-62-2990

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