*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
眩惑 (35)
朝食を食べ終わり歯磨きを済まし御堂はリビングのソファーでテレビを見ながら寛いで居る。片付けを終えて霧島はトレーに珈琲を乗せてリビングへやって来た。
御堂の前にコーヒーカップを置くと霧島は御堂に一礼をして御堂の正面に向かい合う様にソファーに座る。 朝のテレビ番組はニュースよりもバラエティー情報番組が多く、御堂は諦めてリモコンでテレビの電源を消しコーヒーカップを持ち霧島が煎れた珈琲を飲む。
「私、好みの珈琲だ。」
御堂は満足げに微笑むので霧島は御堂が満足した事を嬉しく思う。御堂は珈琲を飲み干しコーヒーカップをテーブルに置く。
「所で、今後の事だっが…」
「はい、私は片桐課長が部長として復職するまでキクチマーケティングの8課におります。キクチマーケティングは数人の重役達が好き嫌いで人事を動かし適切な人事考課評価がなせれず機能しておりませんので、風通しを良くと掃除を致したいのと本多君をキクチマーケティングの課長に昇進で良いかっと。」
「本多君は…‥大丈夫なのか彼は??」
「彼なら、キクチマーケティングを担って貰えると思いますよ。少々、猛突進な一面もありますが仕事では彼は営業8課の事だけではなく広く物事を捉らえており廻りにも気配りが出来て営業でもコミュニケーションを取るのにも秀でております。片桐課長が部長に復職されれば本多君と足並みが揃うと存じますね。」
「そうか、どうも本多君とは馬が合わんのだ。」
「私がキクチマーケティングへ人事異動した時は始めは彼と正面からぶつかり合いました。それは、彼が真っ直ぐに真剣に思うからこそ直球にそう行動をすると知りました。粘り強い半面もあり私はそう思いますね。」
「佐伯君よりも、扱いは楽と言えば楽だな。彼が何を考えて居るのか謎だ。やはり、彼には片桐課長の様に包容力で包み込む存在が必要か。」
「佐伯君は何か素晴らしい能力を秘めているのですが、その様に佐伯君の力になり包容力で彼を陰で支える彼の心の寄り処が居れば秘めた能力を発揮出来ると…どうでしょう。」
「なるほどそうか、私はつい仕事に集中してしまう悪い癖があり考えてもなかった。」
「ご自分の事をお気づきに成れるのは、改善されると言う事でございます。」
「主人を誉め過ぎるぞ。」
そう言うと御堂は時計を見て霧島に出掛けるのを促し、出掛ける支度を済ませ御堂は霧島を伴いデパートへ向かって行く。
「何処へ行くか??」
「何をお買い求めになるかで、お決めになる必要がございますね。」
「そうだな、新宿で良いだろう。」
そう言い2人は渋谷駅で山手線に乗り新宿へ向かう。
新宿に着き老舗のデパートへ行くと高級腕時計を専門に扱うフロアーに向かう。御堂はまず、ゆっくりと各ショップを隈なく見てから決めた。
漸く購入の選考を終えて気になったビンテージの腕時計の説明をじっくりとショップの店員から聞き購入する事に決める。
「あの、お客様…同じビンテージモデルの腕時計をお二つで宜しいですか??プレゼントと御自宅用でございますか??ラッピングを致します。少々お時間を頂くのでショップで品物を見てお待ちください。」
「プレゼントと言うのか…そうかも知れんが…ラッピングは不要だ。」
支払いの手続きを済ませ御堂と店員は会話をしている。霧島も同じビンテージの腕時計を二つも購入するのか気になった。
「お客様、腕時計を今、ご使用にはなられますか??」
ショップのカウンターの飾り台には同じビンテージの腕時計が二つのせられている。
「もう、良い。腕時計を私に。」
そう言うと御堂は霧島を見て左手を差し出すと、霧島はビンテージの腕時計をカウンターの飾り台から取り御堂の左手首に着けた。
「霧島、左手を出せ。」
「はい、畏まりました。」
御堂に左手を差し出すと、御堂は同じくカウンターの飾り台からビンテージの腕時計を取り霧島の左手首に着ける。
「孝典様……」
「新しい首輪が必要だろ??」
「さようでございますね。」
ショップの店員は怪訝に思ったが顔に出さずに御堂と霧島をショップの入口まで見送り深々と頭を下げる。
新宿駅に向かう途中で御堂は霧島に話しかける。
「指輪は私にも秋彦にも似合わないだろ??私達は絆よりも強くお互いを貪り合い契約で結ばれている。だから、指輪よりも質感のある方が良いと思う。」
「そう存じます。」
「と言う訳で今日から私の自宅マンションに住め、秋彦を遠くに置く理由は何もない。」
そう言うと御堂は歩くの止める霧島も止まった。御堂は霧島を見つめた。
命令口調での深い愛情に愛を感じ霧島は敬意を示し霧島は御堂の左手をそっと持ちその手に唇づけた。
第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
眩惑 (35)
朝食を食べ終わり歯磨きを済まし御堂はリビングのソファーでテレビを見ながら寛いで居る。片付けを終えて霧島はトレーに珈琲を乗せてリビングへやって来た。
御堂の前にコーヒーカップを置くと霧島は御堂に一礼をして御堂の正面に向かい合う様にソファーに座る。 朝のテレビ番組はニュースよりもバラエティー情報番組が多く、御堂は諦めてリモコンでテレビの電源を消しコーヒーカップを持ち霧島が煎れた珈琲を飲む。
「私、好みの珈琲だ。」
御堂は満足げに微笑むので霧島は御堂が満足した事を嬉しく思う。御堂は珈琲を飲み干しコーヒーカップをテーブルに置く。
「所で、今後の事だっが…」
「はい、私は片桐課長が部長として復職するまでキクチマーケティングの8課におります。キクチマーケティングは数人の重役達が好き嫌いで人事を動かし適切な人事考課評価がなせれず機能しておりませんので、風通しを良くと掃除を致したいのと本多君をキクチマーケティングの課長に昇進で良いかっと。」
「本多君は…‥大丈夫なのか彼は??」
「彼なら、キクチマーケティングを担って貰えると思いますよ。少々、猛突進な一面もありますが仕事では彼は営業8課の事だけではなく広く物事を捉らえており廻りにも気配りが出来て営業でもコミュニケーションを取るのにも秀でております。片桐課長が部長に復職されれば本多君と足並みが揃うと存じますね。」
「そうか、どうも本多君とは馬が合わんのだ。」
「私がキクチマーケティングへ人事異動した時は始めは彼と正面からぶつかり合いました。それは、彼が真っ直ぐに真剣に思うからこそ直球にそう行動をすると知りました。粘り強い半面もあり私はそう思いますね。」
「佐伯君よりも、扱いは楽と言えば楽だな。彼が何を考えて居るのか謎だ。やはり、彼には片桐課長の様に包容力で包み込む存在が必要か。」
「佐伯君は何か素晴らしい能力を秘めているのですが、その様に佐伯君の力になり包容力で彼を陰で支える彼の心の寄り処が居れば秘めた能力を発揮出来ると…どうでしょう。」
「なるほどそうか、私はつい仕事に集中してしまう悪い癖があり考えてもなかった。」
「ご自分の事をお気づきに成れるのは、改善されると言う事でございます。」
「主人を誉め過ぎるぞ。」
そう言うと御堂は時計を見て霧島に出掛けるのを促し、出掛ける支度を済ませ御堂は霧島を伴いデパートへ向かって行く。
「何処へ行くか??」
「何をお買い求めになるかで、お決めになる必要がございますね。」
「そうだな、新宿で良いだろう。」
そう言い2人は渋谷駅で山手線に乗り新宿へ向かう。
新宿に着き老舗のデパートへ行くと高級腕時計を専門に扱うフロアーに向かう。御堂はまず、ゆっくりと各ショップを隈なく見てから決めた。
漸く購入の選考を終えて気になったビンテージの腕時計の説明をじっくりとショップの店員から聞き購入する事に決める。
「あの、お客様…同じビンテージモデルの腕時計をお二つで宜しいですか??プレゼントと御自宅用でございますか??ラッピングを致します。少々お時間を頂くのでショップで品物を見てお待ちください。」
「プレゼントと言うのか…そうかも知れんが…ラッピングは不要だ。」
支払いの手続きを済ませ御堂と店員は会話をしている。霧島も同じビンテージの腕時計を二つも購入するのか気になった。
「お客様、腕時計を今、ご使用にはなられますか??」
ショップのカウンターの飾り台には同じビンテージの腕時計が二つのせられている。
「もう、良い。腕時計を私に。」
そう言うと御堂は霧島を見て左手を差し出すと、霧島はビンテージの腕時計をカウンターの飾り台から取り御堂の左手首に着けた。
「霧島、左手を出せ。」
「はい、畏まりました。」
御堂に左手を差し出すと、御堂は同じくカウンターの飾り台からビンテージの腕時計を取り霧島の左手首に着ける。
「孝典様……」
「新しい首輪が必要だろ??」
「さようでございますね。」
ショップの店員は怪訝に思ったが顔に出さずに御堂と霧島をショップの入口まで見送り深々と頭を下げる。
新宿駅に向かう途中で御堂は霧島に話しかける。
「指輪は私にも秋彦にも似合わないだろ??私達は絆よりも強くお互いを貪り合い契約で結ばれている。だから、指輪よりも質感のある方が良いと思う。」
「そう存じます。」
「と言う訳で今日から私の自宅マンションに住め、秋彦を遠くに置く理由は何もない。」
そう言うと御堂は歩くの止める霧島も止まった。御堂は霧島を見つめた。
命令口調での深い愛情に愛を感じ霧島は敬意を示し霧島は御堂の左手をそっと持ちその手に唇づけた。
第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」