もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

眩惑 (13) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-17 20:20:24 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。





眩惑 (12)





         眩惑 (13)


夏貴様と約束した通りに数日後に伺いました。お母様とお姉様の夏美様はお買い物に行かれており留守です。

私が夏貴様の部屋に行くと夏貴様は喜んで出迎えてくれました。そうです、お母様とお姉様の夏美様と一緒にお買い物に行かずに私を待ってくださったのです。

「いらしゃいませ。」

「きたよ。」

小さなおままごとテーブルの椅子に座り夏貴様と私はお絵かきをして楽しみました。お絵かきの時はよく私を描いてくださいました。

「あのね、なまえきめたよ。」

「じゃ、かいてくれる??」

そう私が言うと夏貴様は紫色のクレヨンでお絵かき帳の画用紙に大きくひらがなで…‥



                    「きりしま あきひこ」




と書いてくださいました。お名前をつけて戴くのは遥か彼方の記憶で私も嬉しくなったのを覚えております。

お絵かき帳の画用紙に紫色のクレヨンで書かれた私の名前が青白く光り名前だけが、立体的に浮かび上がるのを夏貴様ははしゃいで喜んで見ております。

「つぎは、きみのなまえをぼくのなまえのよこにかいて。」

「うん、なつきのもうかぶの??すごいすてき!!」

そう言うと夏貴様はご自分のお名前を紫色のクレヨンで私の名前の横に並ぶ様に書きます。



                    「しみず なつき」



同じく夏貴様のお名前も青白く光り名前だけが立体的に浮かび上がります。立体的に浮かび上がった夏貴様と私の名前を私は大事にお絵かき帳の画用紙から剥がし飲み込みました。

「たべちゃったの!?おなかいたくなるよ。」

そしてこの時に私は霧島秋彦となり以後、夏貴様にお仕え致します。また本契約ではございませんが、私の様な者を相手をしてくださるだけで嬉しく存じてます。

「なつきもたべたい!!ダメ??」

「うん、ダメ。」

「いじわるぅ。じゃ、そとにあそびにいこうよね。」

突拍子もない夏貴様のお願いでしたが私は初のお願いを聞き嬉しく思いました。しかしこの幼い姿では人目を引くので私は考えました。

「なつきさまめをとじてみちゃダメだよ??」

「うん。」

そう私は夏貴様に言うと夏貴様は目をとじてくださいまして私は容姿を年若い青年の容姿に変えました。

「夏貴様‥どうぞ目をあけてくださいませ。」

「えっ、イイの??」

そう言うと夏貴様は目をあけて目の前に居る私を見てビックリしておりまして、私は夏貴様に微笑みかけると夏貴様もニコリと微笑み返してくださいました。

「どちらへ、お出掛けなさいますか??」

「あおいうみがみたい!!」

「海ですね、畏まりました。余り長くは遊べませんが海を見に行きましょう。」

私はそう言うと夏貴様を大切に抱きかかえて窓を開けて空へ舞い上がり海へ向かいました。近くですぐに帰れるので湘南の茅ヶ崎へ行きました。

渚を全力で駆ける夏貴様は年相応に無邪気です。いつもはご両親とお姉様の夏美様が心配して体を動かす事をさせないのでいつもは大人しくしていらしゃるのです。

夏貴様は走り疲れたので私の元へお帰りになり私のズボンを引っ張ります。

「たのしかった!!でも、つかれたからおうちにかえりたい。」

「夏貴様がご満足してくださったなら、私は嬉しいですよ。では、帰りましょうね。」

そう言うと私は夏貴様を来た時と同じ様に大切に抱きかかえ湘南の海を後にしました。夏貴様はそうとう、疲れたらしく私の腕の中で穏やかに寝息をたてて寝られております。


夏貴様と私が帰宅して数分後にお買い物に行かれたお母様とお姉様の夏美様が、帰宅されてましてお買い物でオマケ付きのお菓子を買って戴きオマケ付きのお菓子を持ちお姉様の夏美様は夏貴様の部屋へ来られました。


「ねぇ、なつき??」

夏貴様は疲れて寝ておりました。心配なのでお姉様の夏美様は夏貴様の寝顔を見ておりスヤスヤと眠っているのを確認して、夏貴様の枕元にお母様に買って戴いたオマケ付きのお菓子をそっと置きお姉様の夏美様は夏貴様の部屋を出て行きました。

私は姿を見せない様にしております。夏貴様が私をご両親とお姉様の夏美様に紹介するのは遠い未来の事です。



14

眩惑 (12) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-17 18:51:24 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




眩惑 (11)



         眩惑 (12)


それは私が幼い夏貴様と初めてお会いした遠い昔の夏の日の事です。季節は夏になり夏休み目前の平日の昼下がりでした。

夏貴様は生まれながらにしてお体が弱く出産の時に夏貴様のお母様は、産婦人科の医師にもし生まれても長くはないと宣告されてましたが双子の女の子を授かりました。

先にお母様の胎内から先に出てきた子がお姉様の夏美様で元気に産声を上げて助産婦も安心しましたが… 夏貴様はなかなか胎内から出て来ず苦労の末に胎内から出て来ても産声も上げずに辛うじて息を吸っているだけでした。

夏貴様は急いで緊急治療室へ移されまして予断が許されない状態で、漸く体調も落ち着き良くなりやっと母乳も飲めるまでになりました。

お姉様の夏美様は幼稚園に通いましたが夏貴様は体調が安定しないので幼稚園には通えずに家で毎日を過ごされており夏貴様5歳の7月でした。

夏休みに家族で旅行に行く予定でしたが夏貴様の体調が思わしくなく、入院をするのしないとなり折角の家族旅行が中止となり何よりも1番楽しみにしていたのはお姉様の夏美様でした。

海に行き夏美様は夏貴様と遊ぼうと色々と毎日考えておりその日を楽しみにしてましたが、敢え無く夏休みの家族旅行が中止になり悲しんでおられました。

幼いながらもそんなお姉様を慰める夏貴様でしたが、そんな夏貴様にお姉様の夏美様はやるせない感情を夏貴様にぶつけてしまいました。

「なつきはそんなことばかりいうの!?なつきなんてだいキライ!!」

夏貴様はお姉様の夏美様にキツイ一言を言われてしまい夏貴様は、泣きながら部屋を飛び出し家から出て行ってしまいました。

その時私は仲魔とたまたま会い会話をしてまして、最近の人間は信心深くないや契約も信じる気もないと私の仲魔はぼやいております。

そこへ夏貴様が泣きながら走る姿を私達3匹で見ておりました。その時に大人になる前に子供の内に手なずけておくのはどうだ??と他の2匹の仲魔が言うのです。

誰が1番に行くか誰が手なずけるか相談し自信ありげな仲魔が行きました。その仲魔はいかにも優しいそうな年若い男子の姿で夏貴様に話しかけました。

ご存知と思いますが、私達の容貌はある程度は決まっておりますが歳を若くしたり老いたりは自由自在です。


「お嬢ちゃん、どうしたのかな??お家に帰ろうか??」

「やだ、しらないひとについていっちゃダメ。」

そう言うと夏貴様は走り去って行ってしまいました。

「たっく現代っ子は捻くれてるぜ。」

「今の現代の世情では当たり前ですよ。」

「じゃ、私が行くわね。」

そう言うと女子の仲魔が意気揚々と夏貴様の元へ向かいます。同じく優しいそうな年若いお姉さんの風貌で行き夏貴様に話しかけますが…‥。

「1人で泣いてどうしたのかな??迷子ならお家に帰ろうか??」

「なつきはないてなんかないよ。だいじょうぶ、じぶんでかえるもん。」

またしても夏貴様は走り去って行ってしまいました。

「素直じゃないわね。次は貴方よ??」

「たぶん私が、契約をする事になりますよ。」

私はそう言うと夏貴様と同じ歳ぐらいの男の子となり歩き疲れた夏貴様の元へ向かい私は話しかけました。

「どうしたの??おねえちゃんがまってるよ。」

「おねえちゃんとけんかしたの‥だから、なつきはおうちにかえれない。」

「じゃ、ぼくがいっしよにきみのおうちにいってあげるからかえろうよ。」

「ほんと?!」

「うん。」

私と夏貴様は手を繋ぎ家に帰ります。天気雨になり晴れているのに雨が降り歩いていると雨は暫くすると止みました。

「ねぇ、ぼくとやくそくしてぼくになまえをつけて。」

「なまえがないの??」

「うん、だからなまえをつけて。」

「ねぇ、なつきとずっとなかよくあそんでともだちになって!!こんど、なつきとあそんでくれたらなまえをつけてあげるね。」

「こんど、あそぶときにつけてくれるんだね。」

「うん、やくそく。」

そう言うと私は夏貴様と契約の前段階を取り付ける事に成功したのです。契約の前は主人となる方にまずは名前をつけて戴く事になっております。

2人で夏貴様の自宅前に帰ると喧嘩したはずのお姉様の夏美様が、心配して外に出て探しに行こうとした所に夏貴様と私が戻って来ました。

「なつき、ごめんなさい。」

「わたしも、ごめんなさい。」

そうお互い言うといつもの様に仲良し姉妹になり喜んでいると、夏貴様は私と来た事を思い出し後ろを振り返ると誰もおりません。

「どうしたの??」

「いないよ‥あのこ。」

家の中からお母様が2人におやつの時間と呼び、大好きなおやつを食べに家に入る2人を私は遠くで見ておりました。



眩惑 (13)

再びワタシ。

2009-10-17 16:06:37 | 腐女子の御伴
眩暈の後半から結末までの進行が纏まったので構成をしてきました。 岩永さんが出て来たから良くなった岩永さんお気に入りですね。

眩暈をカキ始めはのさのさとしてカキのテンポ速度が遅かったけど、朝起きて思いついたキャラが岩永さんでしてもっと現代っ子なお名前でしたが古風なお名前に敢えてしました。

契約の秘密についてカキします。御堂さんにどう繋げるか凄く悩んだ。契約なんて必要なそうな御堂さんにどうしたら契約して貰えるか散々考えた( ~-~) 片桐さんに柘榴を食べさせるのもチキン頭フル稼働させて苦労したのよ(T▽T)

そうなの??と無理し過ぎと思うならもぐ菜に良い展開の仕方をこっそり教えておくれぞなもし。

いつももぐ菜がカキしていた佐伯さん×片桐さんの設定の霧島さんは特に変わりないのですが、ただ一つ決定的に違うのは眩暈の方では仮契約と言う事だけです。だから霧島さんは御堂さんを貴方と呼ぶのです。

なのでいつもの設定の御堂さんは納得して既に霧島さんと契約済みなので霧島さんはだから孝典様とお呼びしています。

腐女子の神様が降臨してくれたおかげで構成出来て良かった♪ チキン頭だから疲れたからゆっくりするナリよ。

眩惑 (11) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-17 11:02:40 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




眩惑 (10)



         眩惑 (11)


霧島がリビングへ向かおうとすると岩永は炊飯器からご飯を取り分けてお茶碗にご飯を盛っており夏美は鍋からみそ汁をお椀によそっている。

「夕飯にするから着替えて着なさい。」

夏美は霧島を見てそう言うので霧島は寝室に行きいつもは着ない普段着に上は洗いざらしのシャツとラフな麻のズボンに着替えてダイニングに戻って来た。テーブルを見ると岩永が作った手の凝った料理が並べられている。人数分のご飯とみそ汁の他に金目鯛を一匹煮たものに南瓜を潰し和えたサラダや青椒肉絲と漬物だった。

夏美も夕飯にあずかる様でダイニングテーブルの席に座って霧島が着席するのを岩永と待っていて霧島は椅子に座った。

「戴きます。」

「いただき~ます。」

「どうぞ、召し上がれ。」

夏美は金目鯛を取り皿に取り分けて食べると相当美味しいらしく夢中で食べている。霧島は青椒肉絲を岩永と自分の取り皿に取り分けて岩永の前に皿を置く。

そんな霧島を見て夏美は言う。

「恋人同士みたいだわ、私はそんな事を夫にもしないし夫も私にもしない。」

「私は夏貴様には、いつもしておりましたよ。」

「ありがとう。あの夏美様、金目鯛の煮付けのお味はお口に合いました??」

「ふーん、そうなの。金目鯛の味つけ凄く美味しいわ。岩永さん夏美で言いわよ、様がつく程に私は偉くないし。」

「はい。」

主婦をして長い夏美が岩永の料理を褒めてると言う事は、岩永の料理がそうとう上手であると思い霧島は安心した。先程の玄関口での戦闘モードも解除されて和気あいあいである。

「岩永さん、お料理上手よ。私でもこんなに作れないし味がどれも良い。これなら心配ないわ。」

「お料理を褒めて頂き嬉しいです。あの、心配って…??」

岩永がそう聞くと夏美はうふふと笑いニヤリッとして霧島を見る。霧島はその視線を受けて夏美の考えている事を察知する。

「私と岩永は古くからの奇縁の知人ですよ。」

「そう、いこじにならくっても言いでしょ??夏貴様のお姉様には総てお見通しよ。今日は恵比寿に買い物に来ただけで、ケーキ屋さんで貴方を見かけたから昨日の今日で声をかけたのよ。」

「ケーキもあるの??嬉しい♪夏美さんもご一緒に食べましょうよ。」

「ところで一家を切り盛りする主婦である貴女が、こんな所で夕食をしていても良いのですか??」

「ん??旦那は昨日から出張で二週間は帰って来ないし、父親はもう他界していないし母は一人で元気に近所に住んでて、子供二人はもう社会人で家を出てるから家に居るの私だけだから心配しないで。」

「さようですか、なら良いです。」

「あぁ、お腹いっぱいになった大満足!!自分で作る料理ってなんか味気無くって美味しく感じないのよねぇ。いつも自分がお三事してるからして貰えるなんて主婦の贅沢だわ。ご馳走様でした。お礼に私がお茶煎れてあげる。」

そう言うと夏美はダイニングテーブルの席から立ち上がりキッチンへ行き、お湯を沸かしてダイニングテーブルに戻って来て食べ終わった皿の後片付けをしようとする。

「後片付けは気にしないでゆっくりしていて。」

「あの、お客様にそうな後片付けなんて悪いです。」

そう言うと岩永も後片付けを一緒にして洗い物を2人でお喋りしながらしている。霧島は置き忘れた手提げの紙バックからケーキの箱を取り出し箱を開けて食器棚から皿とデザートフォークとデザートスプーンを出し皿にストロベリーショートケーキと抹茶プリンを皿に盛りつける。

夏美と岩永がお茶の支度をしてダイニングテーブルに戻って来てダイニングテーブルの椅子に座る。

「このケーキ屋さん評判良いのよ。戴きます。」

そう言うと夏美は食べ始める。岩永は霧島の分がない事を知ると抹茶プリンとデザートスプーンを霧島の前に置く。

「一緒に食べましょ。」

そんな岩永の心使いを嬉しく思い霧島は抹茶プリンを食べる。夏美はお茶を煎れながら恋人や夫婦と言う雰囲気とは違う2人を見つめた。

夏美は岩永と直接会い話しをして気が収まったらしくデザートを食べると帰って行く。霧島と岩永は夏美がエレベーターに乗るを見送った。

「ねぇ、いつ夏貴様と出会ったの??私が知っているのは夏貴様との契約が誰かに譲渡され履行されるはずが、夏貴様が亡くなって8年も経っているのに未だ仮契約で後数ヶ月に切れてしまう事だけ。」

そう言うと霧島は岩永を見つめて…

「夏貴様は契約を譲渡し履行主を私の為に選んでくださりました。一方的な契約譲渡ではなく最終的には譲渡されたあの方の権限に委ねると言う条件付きの契約です。」

「ねぇ、聞かせて私の知らない貴方の事を。」

「久しぶりにお会いした証にお話しをしましょうか。」

2人霧島の部屋へ戻って行く。



眩惑 (12)