*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
眩惑 (32)
霧島はこの場で御堂を押し倒したく思ったが、御堂はワインを飲んだだけで夕食も済ませてもないので霧島は唇づけを止め御堂から身体を離す。
「霧島…‥??」
不意に霧島が行為を止めて身体を離したので御堂は霧島を見つめる。霧島はニコリと笑い御堂に話しかけた。
「私がした事が孝典様は、まだ、夕食がお済みでございませんでしたね。」
「霧島、私は夕食は要らん。どう言うつもりだ、お前はこんな状態にして私を放り出す気か??」
御堂はそう言うとぷいとそっぽを向くが、その顔は照れて赤らめているのが良く分かる。霧島は御堂の顔に手を添えて自分の方に御堂を向かせる。
「失礼致しました。孝典様のご希望を伺わずに、物事を進め様としてしまいましたね。」
「私をお前の部屋に連れて行け。」
「はい、仰せのままに。」
ダイニングテーブルの椅子に座っている御堂を霧島は抱きかかえて霧島は自室へ向かう自室の扉を開けて照明をつけて御堂を下ろしベッドに座らせる。霧島は御堂のスーツの上着を脱がしネクタイを外し持ちクローゼットに向かいクローゼットを開けてハンガーに掛ける。
クローゼットから御堂元へ、御堂をベッドに横たわらせる。
御堂は霧島の部屋を見渡す。
「何もない部屋だな、閑散として淋しげでお前の心の様な部屋だ。」
ベッドの他には書棚があるだけで本が大量に詰められているだけだった。
「…‥」
「ならば、その虚ろな空の心に私が住んでやる。」
「孝典様…私は‥」
そう言うと霧島はベッドに横になっている御堂に覆いかぶさり、霧島は御堂を抱きしめ唇づける御堂は霧島を抱きしめた。部屋には口唇が重なり合う湿った音だけが響き渡る。
霧島は身体を起こし自分が着ていたスーツの上着を脱ぎ捨てネクタイを外しワイシャツと下着を脱ぎ捨てる。霧島は引き締まった裸体を晒す。
「孝典様、私の総てを貴方にお捧げ致します。」
そう言うと御堂は上半身を起こし霧島の顔を愛しいげに優しく撫でる。
「何処にも行くな、ずっと私の傍に…」
「私は貴方の美しい瞳に恋焦がれ、貴方と言う深遠の海に沈み堕ちてしまいました。」
「誰にも渡さない、誰にも…‥総て私だけのモノだ。」
そう言うと霧島は御堂のワイシャツのボタンを丁寧に外し、ワイシャツを脱がせワイシャツをベッドの下に落とす。御堂をベッドに寝かせ御堂のズボンのベルトのバックルを外しズボンのファスナーを下ろし下着ごと脱がす。
「狡いぞ、お前も脱げ。」
「はい、その様に。」
霧島は自分のズボンのベルトのバックルを外そうとすると御堂も手を出す霧島は御堂のさせたい様にさせる。
御堂は霧島のズボンに手を添えて霧島の顔を見る。
「私がここまで手伝ってやったんだぞ??」
「光栄ですよ。」
霧島は自から下着とズボンを脱ぎ捨てるお互いに糸一本も身に纏っておらず、霧島はベッドサイドテーブルの置いてある照明のリモコンで部屋の照明を消す。
霧島は再び御堂に覆いかぶさり、御堂の顔を両手で包み込み語りかけた。御堂を見つめるその瞳は愛しいげである
「貴方とお会い出来て私は幸せでございます。」
「夏貴さんは自分が長くないと知り、私に遺言として契約書と道具を委ねた…‥ どうしてと思うか??」
「えぇ、孝典様が宜しければ、お教えくださいませ。」
「夏貴さんは、自分が亡くなった後の霧島が心配だったのだ。」
「私の心配とは??」
「霧島が淋しさの余り双子の姉である夏美さんを誘惑し、夏美さんを翻弄すると思ったそうだ。自分が亡くなり、お互いに淋しく哀しい思いで、霧島が夏美さんの心の隙間に忍び込む可能性を危惧したのだ。」
「えぇ、おっしゃる通り、夏美様は双子なので夏貴様の生き写しで私は淋しさの余りそう思い夏美様に近づこうとした矢先に…‥」
「夏貴さんから、遺言を托された私が現れた…‥そうだろ。」
「はい、さようです。私は貴方に救い出されたのでございます。」
御堂は瞳を閉じ霧島の耳元に口唇を寄せて囁く。
「我が御名の基に遵いし者に銘じる、我を守護し我に遵え‥さすれば我を与えよう。」
その言葉は静かに部屋に響き渡り消えて行く。それは、崇高な契約宣言でありお互いを縛り合い絆よりも強く貪欲までにお互いを求め結び合う。
「私は貴方に付き添い遵い、いつまでも何処までも、ご一緒でございます。」
「これで総て私のモノになった。夏貴さんの知らない霧島もだ。」
「えぇ、私は幼い夏貴様と出会ってから夏貴様の裸体を見る事と必要以外は指一本触れる事は許されておりませんでした。挙式の時だけでした。夏貴様のご意志は私に親愛なる友人としてお傍に居る様にと私にご命令を致しました。」
「夏貴さんから聞かされた時は私はびっくりしたが、私に彼女は幸せだったと…‥ 霧島と私が契約をしたらそう霧島に伝えて欲しいと伝言だ。」
霧島は御堂から夏貴のその言葉を聞き御堂の首筋に顔を埋めた。
眩惑 (33)