もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

チクワブはちゃんと煮ると実は美味しいんだよ。

2009-10-24 13:08:51 | 腐女子の御伴
休み前日でなんと腐女子の神様が降臨してくださり怒涛に更新をしました。御堂部長さんのツンデレシステムをどう発動させて表現するか悩んだ。

相変わらず登場人物の描写がひ弱です(T-T) 会話を重要視してしまいました。3人組なんて何もカキしてないもんね。細かく描写もなしに読まれるとどんな風貌で容姿なのか悩むと存じております。

二回に分けて更新すれば良かったかな??と今更気づく辺りがワタシなのですよ。タイトルは今日の夕飯のおかず確定です。

眩惑 (24) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-24 03:24:06 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。






         眩惑 (24)



御堂は出勤途中に3人組の男に突然取り囲まれ殴られて、気を失い連れ去られ薄らい倉庫の床に手足を縛られて転がされている。辺りは湿った潮の匂いと耳を澄ますと波の音がする。

「ここは??」

御堂がそう言うと御堂を連れ去って来た男が傍におり御堂に話しかけてきた。


3人の男達は背の高さは同じぐらいで犯罪を幾つも重ね長いらしく、見るからに険悪で抱き品位もなく狂暴な表情である。


「なぁ、そのお偉いさんに冥土の土産でも聞かせてやれよ。どうせ、生きては帰れないんだろ??生きて帰すと俺達が面倒なんでな。」

「お偉いさん、目が覚めたな。あんたも飛んだ奴に睨まれたもんだ。まぁ、たまには、はいつくばるのも良いもんだろ??クリスタルトラストからの依頼人の命令しだいであんたの命がどうなるか決まる。依頼料をふんだんに戴き偽造したパスポートで海外へ逃亡して仕事は終わりだ。俺達は何度も他人に成り済ましているから、そう簡単にばれはしないさ。」

「いつも高い場所から人を見下して居る、あんたにはお似合いだ。なんか土産になる物はねぇか??」

近くには男が2人おり御堂の鞄を開けて物色している。

「つまんねぇなぁ、お偉いさんの割には何も持ってないぞ。」

「なんだ、この白い封筒は??」

「触るな!!」

御堂が叫ぶが男は御堂の言葉を無視して白い封筒を触ると男の手が青く燃えどろりと熔けてだす… 熔けた手からは出血はせず男は恐怖におののく。

「手が!!手が!!」

「なんだよ!!なんの手品だ!!」

「違う化け物だ!!」

「霧島…」

そう言うと手足を縛られていた紐が自然と解けて、御堂は立ち上がり歩き白い封筒を拾うと何も起きない。

「な、なんだよ、コイツ!!」

倉庫の扉が開き誰かが歩く靴音がする。御堂はその靴音を聞き目を閉じた。

「お許しください。私は貴方が望む霧島秋彦として貴方のお傍にはおれません。私は人間を喰らう浅ましい異府の者です。最後に貴方をお迎えに参りました。これからは私とは関わらずお過ごしください。」

「それが、お前の望みか??」

「……‥」

霧島は黙り込み御堂を見つめる。

「主人に必要されない、それが哀しいだけです。」

御堂は封筒の封を開封して白い紙とカッターナイフと紫色のクレヨンを取り出すとカッターナイフと白い紙は宙に浮き御堂は紫色のクレヨンを手に持ち白い紙に自分の名と霧島秋彦と書き御堂は左手を出すとカッターナイフが左手の薬指を傷つけると鮮血が滴り白い紙に描かれたウサギ林檎の皮の部分が赤く色が着く。

「これで、私が知らない霧島は何処にも居ない。総て私が知る霧島だ。」

「孝典様…‥」

「やっと私の名を呼んだな。」

白い紙まばゆい光を放ち宙を舞い霧島は膝まづきその白い紙を両手で受け取り大切に紙から立体化したウサギ林檎の絵を剥がし飲み込み次に立体化した御堂孝典と書かれた字を剥がし飲み込み同じく立体化した自分の名を剥がし飲む。

御堂の目の前に膝まづく霧島がおり御堂の左手の薬指から再び鮮血が床に滴り陣を描き七色に光を放ち御堂と霧島を包み込み消えると霧島は御堂の左手の薬指に唇づけると霧島が左手首にしていたビンテージの腕時計が鈍く光り跡形もなく砂の様に熔け消えた。

「孝典様にお仕えさせて戴きます。孝典様、私にご命令を。」

「霧島、帰るぞ。」

「畏まりました。」

1人の男は腰が抜けているらしくはいずり逃げ出そうとしていて2人目の男は正気を失い笑い転がり3人目の男はグループのリーダーの様で銃を持ち御堂を狙い撃つ。

「化け物だかなんだか知らねぇが、王子様の騎士を気取りやがって消えてもらうぜ!!」

銃口にはサイレンサーが付いているがそれでも、倉庫内では耳をつんざく音がする。銃を撃った男は笑うが、御堂は無傷である。

霧島が銃の弾丸を手にしており、霧島は弾丸を床に落とし弾丸は音を立てて床に転がり靴でその弾丸を踏み粉々にする。

「この化け物め!!」

銃を撃った男は逃げ出そうとし始める。

霧島は御堂の鞄の中身を全て集めて鞄に入れて鞄を持ち御堂を抱きかかえると御堂は降りようとするので霧島は制止をした。

「そうです。アナタ方が何度も言う通り私は化け物でございますよ。孝典様、申し訳ありませんがこのままで目をお閉じくださいませ。」

霧島は御堂の顔に手を翳すと御堂は目を閉じて寝息をたてて眠り始める。

「都合よく人柱が揃いました。主人にはお見せ出来ませんからね。さてと、寄り契約を強化する為にアナタ方に尊い人柱になって戴きますよ。」

そう言うと3人の男達は青い焔に包み込まれて姿形がなくなり辺りはただ湿った潮の匂いで満ちている。霧島は御堂を抱きかかえて倉庫を去ると空一面には、まがまがしい暗雲が空を覆い倉庫に赤く青い雷が堕ち倉庫は青い焔に包まれ炎上した。

霧島は炎上する倉庫を見て微笑む。

「主人に不利益となるモノは不要です。」

そう言うと霧島は御堂を抱きかかえ鞄を持ち音もなく消え去った。




眩惑 (25)

眩惑 (23) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-24 00:57:06 | 腐女子の御伴
         *ご注意*



*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。





眩惑 (22)




         眩惑 (23)



そんな事もあり霧島は悩み一睡もせず水曜の朝を迎える。自分でも思いも因らぬ受難に戸惑うのなら、御堂の心身が心配になり幾つのも不安が脳裏を過ぎる。

ベッドから起きてカーテンを開けるがいつもの様に唄が歌えない‥ 仕事に行く事さえ険悪を感じる。御堂を悩ます総てが忌ま忌ましく感じ今すぐに殲滅させてしまいたい。

霧島はこれまでに自分が追い詰められた事がなく、御堂を護りたくっても護り通せずに御堂の元を去る自分に対し歯痒い。

いつもの様にペットボトルのミネラルウォーターを一口含むが鈍りの様に感じ、ミネラルウォーターを飲み干す事なくキッチンのシンクに流し捨てる。

霧島は溜息をつくと窓の景色を見る空は、霧島の心を顕す様にどんよりと厚くくすんだ色で今にも雨が降り出しそうな空模様。

暫くすると大粒の雨が降り出し霧島の変わりに空が泣き出すのを見ると霧島はただ窓の景色を眺めていた。

いつもより、遅く出勤すると営業8課の面々が霧島を心配しているので安心させ様としたがますます不信がられる。

「私だってそう言う気分な日もあるんですよ??」

「なら、俺はその原因とやらを知りたいですね。」

本多が言うので霧島は微笑しいつもの様に仕事を始める本多はそれでも納得していない。上司思いな部下を持っていた片桐を羨ましく思う霧島である。そんな部下に何も言わずに辞めた片桐が人には言えない何かに追い詰められて辞めたのではと思う。

3月ももうじき終わる後一週間もすれば新年度となる。何もかもタイミングが良く事が進んでいる事に気づく。

御堂に会えるのも残り僅かである‥ どんな顔をして御堂に謁見すれば良いのか?? 霧島はデスクの引き出しを開けて以前に御堂から片桐の事を調べる様に命令を受けて片桐を調べた資料を取り出し鞄に入れる。

「私は御堂部長にお会いして来ます。用事がある場合は携帯電話か御堂部長の執務室に内線を廻してください。」

留守電係にそう言うと霧島はデスクチェアーから立ち上がり鞄を持ち営業8課のオフィスを出ると鞄の中のプライベート用の携帯電話が鳴り鞄から携帯電話を出し見ると着信は岩永と表示されている。

霧島は電話に出ると岩永は…

「御堂部長さんが出勤されてないのよ。いくら携帯電話にかけても留守電になってしまう。つい心配になり御堂部長さんのマンションに行き御堂部長さんの気配を追ったけど途中で消えているのよ。どうしたら良いの??私、不安なのよ。あの人ともし同じ様になったら…私は‥」

「貴女に友人として頼みがあります。聴いて戴けますか??」

「こんな時に??」

「私の友人としてお願いがあります。」






暫くすると御堂が出社して来て騒動は納まり御堂が執務室に居ると佐伯がやって来る。御堂はいつもの様にデスクチェアーに座り仕事をしていて変わりはない。

「御堂部長…??」

「済まなかった。朝、体調が悪く電話も出来ず寝込んでしまった。もう、体調は落ち着いた。何か私に用事とは??」

「えぇ、御堂部長に伝言をお願いします。」

「何を言う佐伯??」

「貴方は出勤途中に何者かに連れ去られたはずだ。俺の仕事用の携帯電話にクリスタルトラストの澤村から連絡があった。ほぉ、そこに居るのは霧島副主任か??違うな誰だ。正体を聴いてから伝言を言おうか。」

「正体を曝す事は出来ないが、霧島が私を救助に向かって居る。さすがは、あの男が固執するだけはあるな、佐伯克哉。」

「俺が、クリスタルトラストとの買収の取引相手を請け負うのに条件がある。 片桐課長をキクチマーケティング営業8課に復職させろ…それもキクチマーケティングの部長としてだ。それが、絶対条件だ。」

「片桐課長の復職と昇進が望みか??良いだろう。その、条件を飲もう。では、佐伯君後は宜しく頼む。」

「良いな、絶対だぞ。」

「君もしつこいな。早急に義務を果たせ。」

「御堂部長は無事なのか??それにより取引が変わるぞ。」

「何度も言わせるな。御堂様に仕え守護する者がそんなヘマをするものか!!私は忙しい下がれ。」


「なら良いがな。御堂部長のお早いお帰りをお待ちしておりますよ。」

そう言うと御堂に一礼をして佐伯は御堂の執務室から去って行く。


「後は契約さえ済めばは良い。2人してお互いを思うばかりにすれ違ってしまっただけだ。」

そう呟き御堂はデスクチェアーから立ち上がり資料を持ち執務室から出て会議室へ向かって行った。




眩惑 (24)