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哲学入門21 デカルトの二元論

2019-02-08 05:26:05 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第21回は、デカルトの二元論 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=u_7KiBQAFS8



前回は、ベーコンの経験主義に対して、デカルトが合理主義の考えを打ち出し、演繹的に物事を考えたという内容でした。

デカルトは精神と肉体の関係にまで思考を進めます。

「考えるわたし」を実体としました。
思考が精神の本性としました。

この世界の事物は、運動を本性とする物体としました。

精神と物体は


それが


精神の自分を「近代的自我」として、そして物体を


自然を機械のような物体ととらえます。

自分をも、精神と肉体とを分離したものとしてとらえます。それが物心二元論です。

しかし、現実には、心と体を別に考えるのは難しい。関連していますよね。

そこをデカルトは、


すなわち、精神が肉体をコントロールできなければいけないとしたのです。

これが後のヨーロッパに影響を与えます。

人間は、自然を改造して役に立てればよいと考えたのです。産業革命に繋がりますね。

この心身問題は、さらに受け継がれます。

続きます。



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