やんやんブログ

ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

ゲーム・トランスファー現象

2011-09-26 23:58:20 | ゲームにまつわるコト
ゲームに没頭しすぎるあまり、ゲーム内のルールや
できごとを現実世界に持ち込んでしまう、そんな
現象をゲーム・トランスファー現象と呼ぶそうです。
イギリスとスウェーデンの大学の研究チームが調査
した結果、こうした体験をした人が多数とのことで
これをゲーム・トランスファー現象と名づけて調査
結果を学術誌に発表されるとのことです。面白い
研究をする大学もあるのですね。4月1日のニュース
ならば、本当かいなと思うところですが、どうやら
本当のようです。

ニュースではいくつか例が挙げられていました。
人々の頭上に体力バーが見えるというのは、私は
経験がありませんが、例えばプロ野球の試合などを
見ていて、投手に疲れが見え始めた場合、ああ体力
ゲージがレッドゾーンだな、なんてことは想像した
ことがあります。現実世界では目に見えなかったり
曖昧なものを、頭の中で数値やグラフに置き換えて
状況を認識すると言ったところでしょうか。例にも
ありましたが、男女の仲の進展具合をフラグとして
把握するのも、こんな感じかと思います。

あと私も経験が あるのはテトリスですね。ビルの
谷間や何かの段差に、ブロックを埋めたくなるのは
経験があります。それと同じようなのがDIGIDRIVE
の影響で、交通整理したくなることです。あとは
リズム天国などの影響で、音楽に合わせてボタンを
押したくなることもあります。いずれにせよ夢中に
なるほど面白いゲームの余韻がそうさせるのかなと
思います。ゲームを終えても、まだ遊んでいたいと
思う気持ちが、そうさせているように私は思います。

そういえば以前に、ゲーム脳なることをどこかの
大学教授が言っていましたが、上記の大学の研究
チームは、ゲーム・トランスファー現象と、現実と
ゲームの区別が付かないこととは異なる旨の発言を
されているそうです。正直なことを言えば、どこが
異なるのか、分かりませんが、これらは現象であって
今後の研究課題といったところでしょうか。科学的
態度というものを感じますね。