北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
幸せの国、北欧スウェーデンのなるほど〜な生き方をお伝えします。

乗馬

2017-08-17 21:46:09 | イギリス

現地集合現地解散の我が家族の集合に合わせて、長年の友達2家族がルクセンブルグとオランダから集合してくれたため、我が家の人口密度は一時、11人にまで膨れ上がった。

一昨日娘が帰り、昨日、友達が帰った。明日夫が帰る。

そんなこんなで、しばしブログアップできていませんが、近況報告を兼ねて乗馬画像。

コッツウォルズは、普通に道を乗馬している人がいる。

親子で白馬でお散歩。
「撮影していい?」
と聞くと、わざわざ立ち止まってくれました。



小さいポニーはお嬢さんの馬だとか、いいなあ。



乗馬センターもあって、乗馬好きな我が家は、当然行きました。

丘の上まで、トコトコと言って帰って1時間。



馬の上からだと普段は見えない塀の中まで覗けて、綺麗な庭が見えたりします。

通り過ぎる車も親切にスピードを落としてくれるのは、さすがイギリスのドライバー。

 


フラワーショーって、園芸の展示会じゃないの?

2017-08-11 20:34:53 | イギリス

「へー、Badseyでフラワーショーがあるのか」

地元のツーリストインフォメーションを時々チェックすると、ローカル情報がわかる。

チェルシーフラワーショーに間に合わなかったわたしは、早速出かけてみた。


着くと、町のレクリエーション広場が1日かぎりの祭り会場になっている。


受付らしきところへ行くと


「開場は12時から、ちょっと待っててね」 


まだ準備中。せっかくだから準備中を見せてもらった。

出店の人たちが、忙しく準備している。


チェルシーフラワーショーのローカル版かと思っていたら、どうやら、地域のチャリティ活動のイベントらしい。


いろいろなボランティア団体が、ブースを出して、資金調達活動をしている。

コッツウォルズ地方のフクロウを守る会は、怪我したフクロウを治療して野生に返す活動をしている。
現在、療養中?のフクロウを展示して寄付を集めている。


祭りの日だけの髪結いのコーナー
顔にペイントもしてくれる

 


12時になったので受付に行くと


Adult 4 ポンド

OAP 3ポンド

Child 2ポンド

「OAPって何?」

「60歳以上」

「じゃ、わたしOAP]

1ポンド安くしてもらった。ラッキー。



開場は12時だが、始まるのは13時。何が違うのかよくわからないが、メインのショーの開催時間らしい。 


集客のための2大目玉は、ドックショーとアクロバットショー

ともに周囲をベンチで囲んで、ステージ風にしてある。


待っている間にさすがイギリス。

豪雨。

車に避難。

祭りは中止か!!
駐車場を見ても帰る車はない。

っていうか、車に避難したのもわたしぐらい。

 

さすがイギリス。

30分もすると小降りになり13時には、少し陽もさして。


ドックショーを見たことがないので、開始時間前に席を陣取って待っていると

いつ始まるのかわからないままに、人や犬がなんとなく集まって、

いつ審査したのかわからないままに、犬の飼い主にリボンが渡されている。


大型犬の部とか分かれているらしいけど、参加した犬全員にリボンが与えられている。

アナウンスもなければ、見物人の拍手もほぼない。

どの犬が1位なのかもわからない。

 

どこで盛り上がっていいのかわからないうちに終了。


急いで、メインステージに移ると

スコットランドのバグパイプ演奏by地元グループ


ダンスby地元ダンススクール


唯一プロッぽいのがアクロバットショー


突然、飛行機の轟音が、

いつの間にか飛行機が頭上に

会場の上を数回旋回すると再び遠くへ。

これも主催者が依頼した余興。

こんな余興初めて見た。


地元のチャリティーグループ、集めた品物を売っているところ、格安。 

 

お祭りにも欠かせないグッディスショップ

人集めの一環なのか、単にイギリス人が好きなのかクラシックカーコーナー。
持ち主の好意で展示しているらしく、クラシックカーに乗った人たちが次々とやってきて並べている。

少し工夫をこらしてくじ引きで資金調達活動


その賞品

 

福袋釣り

手作りケーキで資金調達

癌の研究団体。
売っている女性が、「ほとんどわたしが作ったの」
ひとつ買わせていただきました。

 

持ち寄った野菜で


自分の起こした電気でスムージーを作って飲もうコーナー

自転車の前輪の上にミキサーを置いて、自転車の回転で発電させて動かしている。

小さくて十分な速度でこげない場合は、お父さんが手でサドルを回してスムージー製作。

自分で作ったからタダかって?
もちろん有料です。 


食べ物屋さんは商売の人も少し入っている。

 

 

主催者がやとったとみられる曲芸師

自分たちが見せるだけではなく、来場者にも自由にやらせてくれる


手品師


子供向けのコーナーは絶対必要

定番のバウンシングキャッスル

初めて見ました。簡単設営ボルダリング

移動子供バスは、主催者手配か。

この中には、子供達が喜びそうな遊びが満載。
誕生会なんかに頼むこともできる。

 


体を張った資金調達。

手と顔を穴からだして、濡れたスポンジをぶつけられる。

バラエティ番組の罰ゲームみたい。

日本にもあるよね。射的。

いくつか当たると賞品がもらえる。


ボーリングもある


後ろが干し草の壁って、いいわぁ。

ってわけで、OAP料金で、十分ローカルのイベントを楽しんできました。

しかし、なんの証拠も求められずすんなり60歳以上って外見だけで認められたわたしって・・・なんか、複雑。 


 

 




イギリス旅行者は必見 イギリスの鉄道

2017-08-09 14:22:13 | イギリス

当初、車で移動する予定だったが、体調不良とドクターストップにつき、長距離移動は鉄道利用になってしまった私。

イギリス鉄道の料金は、同一価格ではないので、要注意。

見出しにつられてきた人のために、まずは、ここで事前に買うことをおすすめ。

https://www.takethetrain.co.uk/apps/WebObjects/TTT.woa/wo/0.0

イギリス人の友達から追加情報。こんなところもあるようだ。

https://www.thetrainline.com


なにしろ場合によっては半額以下になる。

乗る駅と、降りる駅、日付、時間、などを入力すると候補がでてくる。

最も安いのを選択して、テーブル席か、窓側か、進行方向向きか、後ろ向きかなどを選択する。
 どうやらそれによって値段が変わることはないようだ。

静かな車両を選ぶこともできる。


私は静かな車両を選んだくせに、息子と普通に話していたら、他の乗客から

「すみません、ここはQuiet coachだから、もう少し静かに」

と注意されてしまった。ごめんなさい。

地声が大きかったか・・・日本語会話が耳障りだったか・・・


注意点は、払い戻し可能なチケットは高いうえに払い戻しが面倒。

買ったチケットを返金フォーム(ネットからプリントアウト)と一緒に郵送で送って、どうやら小切手で返ってくるらしい。
イギリスの銀行口座を持っていない人には、実質使えない払い戻し。

しかも払い戻し手数料10ポンド。


ネットでキャンセルとか、列車変更とかは、できない。 

1ヶ月前から売り出すが、乗車日が近くなると割引率が減ってくるようだ。

友達が息子のチケットを取ってくれた時に、ヒースロー空港から出発できる時間が不確定なために、1時間違いの2枚を購入してくれた。それでも、当日買うより安い。
(ま、1日遅れて到着した彼には、2枚とも無駄になったけどね)


わたしも、早めにノーフォーク行きを買ったら

最安値が96ポンド(約15000円)一人分ですよ。もちろん。

あとは全て100ポンドを超えていたので、確かめもせずに購入してしまった。

返金可能なオフピークチケットという種類だったが、これは大失敗。


理由の一つは、その日はたまたま鉄道メンテナンス週に当たっていて、直行便がなかったこと。

(年に一度ぐらいメンテナンスのために線路をクローズするらしい。学校が休みの時にすることが多いとか。日本のように夜間とかにやる気はまったくないのね)

そのため、あれこれ5回も乗り継ぐから高くなっちゃったらしい。

同じ日に友達がロンドンまで買ったのは、4分の1の価格。
そして彼女は、メンテナンス部分は、バスで移動というチケット。 

ロンドンまでとロンドンからと分けて買えば、半額ぐらいだった。


しかも、息子が1日遅れたために、そのチケットはロンドンまでしか使わず。

駅で一応食い下がってみた。

「今日ロンドンまで乗って、途中下車で、明日ロクサムまで続けて乗れる?」

「車内で聞いてみて」と駅の切符売り担当。

いや〜、あなたも 鉄道員でしょ???


車内でインド人の検札鉄道員に同じことを尋ねる。

「ほら、日付が今日になっているから、今日しか使えないよ」

「でも見てよ。異常に高いでしょ」

「そうだね。定価の倍だね」

「なんとかならない?」

「ネットは、嘘つきだから。すごく安いのをちょっとだけ出して、後は、定価より高いのを売ってる。俺の国では、騙す時には騙すよって断ってから騙すのに、この国は、全く断りなしに騙すから信用できない」


いや〜、インドにも行ったけど、結構、しらっと騙すけどな〜と思ったけど反論せず。

だいたい、騙すよって言ってから騙す国も人もみたことない。


「じゃ、その正直なインド人にお願いするけど、わたしを助けてくれない」

「う〜ん、無理」


知人に話したら、彼女が代わりに払い戻し請求してあげたのにと言ってくれたが、時すでに遅し。


ま、そんなわけで、変更できないことを念頭に購入してください。


ネットで購入すると予約番号が送られてくるので、その番号と支払ったクレジットカードがあれば、主要駅にあるチケット受け取り機械でいつでも受け取れる。

一応、どこの駅で受け取る?と聞いてくるが、別の駅でも受け取れるので、適当に書いておけばいい。


同時に買った帰りのチケットは、ロンドンまでとロンドンからと分けたので、2人分で合計80ポンド弱。

(でも、ロンドンからのチケットをタクシーに忘れたので、結局高いものになっちゃったけどね)


イギリスは鉄道発祥の国だから、時間があったら是非乗ってみることをおすすめ。

かつては、長距離はコンパートメントと言って、個室になっていたけど、今は、日本の新幹線の感じ。

大きく違うのは、二つ。


ひとつは、到着駅で進行方向向きに席をパタンパタンと倒して直すことができないので、車両の半分は後ろ向きの席、半分は前向きの席。向き合うところにテーブル席。みたいな構造になっている。

日本の東海道線のように向き合いながら席があるのではなく列の半分までは全部後ろ向き、残りの半分が前向きみたいな並び方だ。わかるかなあ?


もうひとつは、指定席車両が分かれていない。指定席には、席に紙が挟んであって、指定区間が印字されている。

紙が挟まっていない席は自由席。

毎回、係りの人が、どの席にどの区間人が座るか書いてある紙を配るのは、すごく効率悪いと思うんだけど。


もともとは蒸気機関車だったので、それに対する郷愁は日本人の比ではない。ほとんどの観光地に現役の蒸気機関車鉄道がある。


ロクサムの蒸気機関車は、ミニサイズだが、構造は同じ。

戻ってくると機関車部分だけ外されて、回転して、先頭に運ばれつなぎ直されて出発。

その回転も、昔ながらの人力。

手前に見えているホースで水の補給も欠かせない。


エンジンルームってこんな感じ

 


今更線路の作れない地域には蒸気機関車風のバスがあったりする。
ウインダミアの港一周。こちらも人気でした。

昔ながらの鉄橋。いいでしょう。

多くの地方駅は、改札がない。

 

無人駅もある。

主要駅は、昔はなかった改札があって、切符を入れると開く日本式。

入れても開かないと、向こうで見ている駅員さんが、ボタンで開けてくれる。

切符を確かめもしない。よく反応しなくなっちゃう切符があるらしい。


ロンドン1日切符も、うまく機械が反応したのは最初の1回だけで、後は定期のように見せて通過した。


切符を買う時は、できるだけリターンで。

往復割引は結構大きい。


バスも乗る時に「リターン」というと往復分の切符をくれる。

こんな感じのレシートみたいな切符なので、無くさないように注意してね。


ロンドン主要駅は、日本のように東京集中ではなく、かつての日本のように東北方面は上野、長野方面は新宿・・・みたいに分かれていて、いくつかある。

リバプールストリート駅は、ノーフォーク

パディントン駅は、コッツウォルズ

ユーストン駅は、湖水地方

メリルボーン駅からも、コッツウォルズ方面にでているが、止まる駅が違う。

キングスクロス駅からは、スコットランド方面。
(ハリーポッターの作者はスコットランドに住んでいたから馴染みの駅だったんでしょうね)

他にも、ビクトリア駅、ウォータールー駅など。


主要駅の感じは、こんな感じ。

こういう主要駅に来ると、どこかに旅立ちたくなったものです。

ノーフォークの入り口のリッジ駅は美術館のような美しさ。


かつては改札も、案内放送も、出発ベルもなかったので、ドキドキしたが、今は、ホームが電光掲示板で表示されているし、案内放送もはいるので、わかりやすくなった。 


日本と一緒で、幾つもの鉄道会社があるので、異なる鉄道会社間では、買い方によっては高くなったりする。


ロンドンブログでも書いたけれど、地下鉄は、一区間4.9 ポンドもするから3回乗る予定のある人は1日券、数日いる人は1週間券を買ったほうが安い。


湖水地方のバスは、3回乗る値段で7日間乗り放題の1週間パスが買えた。

割引チケットは要チェック。


ロンドン地下鉄の楽しいのは、しばしばストリートアーティストに会えること。
レベルも高くて、芸術の裾野の広さを伺える。

 


ホームは大抵、外と同じ高さなので、ホームに上がるのに階段を駆け上がったりすることは滅多にない。



ただし、向かいのホームに移動する時は、高架をわたらなければならない。

大きなスーツケースを持って面倒だなあと思ったら、向かいのホームに直接入れる道もある。改札がない便利さ。


ちなみにこれが、私が最もよく利用するEvesham駅。

結構主要な駅だと思うのに営業時間がこれだから。

朝の早さにも驚くけど。

で、みんな、事前に買っておくわけね。


夫が私の病気の都合で、切符を買い換えたのが2回、落としたのが1回。

息子が買った切符を使わなかったのが2枚。

私が、高く買った切符で半分しか乗らなかったのが1枚。タクシーで落として買い直したのが2枚。


イギリス経済に大きく貢献しております。 

 

 


 



 

 

 

 

 



都会は疲れる ロンドン1日観光

2017-08-08 20:09:15 | イギリス

ノーフォークからコッツウォルズに帰るのにロンドンを経由する。

コッツウォルズのコテッジは、他の客が滞在中。

ということで、息子の希望もあり1泊ロンドンによることにした。


ちなみにロンドンの夏の宿泊施設はかなり高い。

東京並みと考えてよさそうだ。


コッツウォルズ行きがパディントン発なのでパディントン駅直結のホテルを予約。

ノーフォークを朝たち、昼前にはリバプールストリート駅に着く。

とりあえずは、パディントンのホテルまで荷物を置きに行く。

パディントン駅ではパディントンがお迎え。そういえば、作者が6月末に亡くなったところ。合掌。


ロンドンの地下鉄は、ZONE制になっていて、同じZONE内でも一回乗ると4.9ポンド(約750円)。かなり高い。

3回以上乗るのなら1日券(12.5ポンド)を買ったほうが便利。


1日券を購入して、ホテルの後、息子の希望で、レスタースクエアにあるチケットオフィスにミュージカルの半額券を買いにいく。

当日のチケットが35%〜50%ぐらい安く買える。2〜30分ぐらい並ぶけど。


ピカデリー劇場の「アニー」のチケットをゲットする。

「アラジン」とか人気のチケットは手に入らないこともある。

 

 

その後、息子がお土産を頼まれたとハロッズへ。 

ハロッズって、エスカレーターホールが美術館みたい。



広くて迷う私たちのために、ところどころにハロッズグリーンを着た親切な案内役が、さすがです。


それから、息子がお土産を頼まれたと紅茶を買いにフォトナム&メイソンに。 



そして、息子の希望でハリーポッターのロケ地めぐり。
ダイアゴン横丁に行く前に通った場所 レドンホール・マーケット。

ちょうど休みで、ほとんど人がいなくてよかった。

でも、ハリーポッターツアーの人はいる。
魔法の杖を持って記念撮影を撮影。

 

こんな感じのマーケットモールが健在しているなんて。


そして、キングスクロス駅では9と3/4番線へ。



写真を撮る人たちが長蛇の列。

せっかくだからと息子は撮りましたが、1時間待ち。

係りの人が、マフラーをなびかせる瞬間にカメラマンが撮って、その場で焼き付けて販売。
買う人もいれば、知人が撮影して良しにしている人もいる。

長蛇の列にもかかわらず、4人組が一人一人撮影した後、二人ずつ撮影して、最後は4人で・・・なんていうのもにこやかに対応しているので、なかなか進まない。

日本で、「混んでいるので1グループ1枚でお願いします」 という場面に出くわしたことがあるが、どちらがお客様にとって親切なんだろう??

疲れながらミュージカル。
ま、当然のように、わたしは、1/3ぐらい寝ました。割引チケットでちょうどよかった。



帰り際に、明日の乗り降り自由の観光バスチケットを購入。
ホテルのそばから乗るために。 


ま、お気付きのように息子奉仕のロンドン1日目でした。


さて2日目。この日が、あんな、悪夢のような1日になるとは全く予想もせず、健やかに10時チェックアウト。

荷物を預けて、バス乗り場へ。

昨日買ったチケットを見せると

「こりゃ使えないよ」

「え〜なぜ?」

「子供用だから。ほらCHILDって書いてあるだろ」

「払ったのは大人分なのに」とレシートを見せると

「買った店に行って替えてもらうしかないね」

おかげでまたピカデリーまで二人で10ポンド近くの地下鉄料金を払ってわざわざ行くことに。


「そちらの間違えで、時間もお金も無駄になった」

と怒ってみるが

「謝る以外にはできないね」

と、決して謝っている態度ではなく言われ、わさわさした思いを抱えつつ、 近くのバス乗り場へ。


「今日はロンドンマラソンだから、道路がクローズになるところもあるので、明日の分がタダになるチケットをあげます」

と言われたけど、今日帰る私たちには、何にも嬉しくない。

そんなこんなで、トラファルガー広場

バッキンガムの衛兵の交代にも間に合わず。

ちょっと作業のために歩いてきた兵隊さんだけ見られた。ま、ラッキー。

門の紋章が、格調高い。

そのままバスの上から、ウエストミンスター寺院、ビックベンを回る。
ビックベンでは間もなく13時。

学校で使われているチャイムはビックベンの鐘の音。

これは録音しておこうと思ったのに、59分ごろから突然、キンコンカンコーン、キンコンカンコーンと歌い出した。13時からは、ボーンと一回。ま、そうですよね。1時ですから。

ウエストミンスター寺院のそばに、世界で一番小さな監獄がある。左端にみえますか。


ここから、ロンドン塔へ、処刑のために運ばれたりしたらしい。

 

ウエストミンスター埠頭からテムズ川を走る船に乗って、ロンドン塔まで。

このところ船ばっかり乗っているなあ。

ノーフォークと違うのは、船の向こうに広がる景色。

ロンドンブリッジなんて、歌になっている ところも通過。

ランチ船(レストラン船)とも行き交う。

シェークスピア劇場(ロンドンでは珍しいサッチドハウス)

軍艦が展示してある。全容が撮影できないくらい大きい。

赤い窓枠で有名なアンカーカフェ

やはりテムズ川でもポリス船が。

そしてタワーブリッジ

ロンドン塔は、血塗られた塔と言われ、多くの処刑が行われた。


そういえば、マーブルアーチのあたりにも公開処刑場があって何万人も処刑されたと説明があった。

公開処刑って、犯罪抑制のためと大衆娯楽のためらしいが、効果があったのだろうか。


ロンドン塔では、3時半から始まる「切り裂きジャックツアー」に参加。

乗り降り自由観光バスチケットに船も、切り裂きジャックツアーも衛兵の交代式ツアーもみんな含まれている。

待っている間にたまたま世界陸上のマラソンの折り返し地点で、選手たちが走ってくるところに遭遇。

1位は、カメラが間に合わず。2位から何枚か撮影を試みたが、マラソンとはいえ一流選手。わたしの全速力の3倍ぐらい早い。というわけで、焦点がうまく合わないうちに通過。

ロンドンっ子の偉いところは、すべての選手に、折り返し地点でエールを送っている。

選手の中には、手を振って挨拶していく人もいた。

日本人選手も見かけたが、 後で調べたらスズキ浜松の二人の選手、わたしの出身地の選手だった。
もっと真剣に応援すればよかった。

さて、時間になるとガイドの男性が現れて、マラソンを尻目に「切り裂きジャック徒歩ツアー」 。

参加者は10数名。

5人の被害者のうち、一人だけシティで殺害。

後は、ホワイトチャペル地域で殺された。

当時のホワイトチャペル地域は、犯罪の巣窟で、売春婦も2000人もいた。

狭い路地が多く、殺人が犯しやすかった。

どの被害者も首をかき切られ、お腹を下から上まで切り開かれた上に、内臓の一部が持ち去られ・・・

 

最後の一人は、路上じゃなく室内だった。そのせいか、傷つけられ方がひどく、ほぼバラバラ。
彼女だけは遺体の写真も残されている。

ジャックから届いた届いたと思われる声明文。

ユダヤ人を擁護する壁の落書き。

フリーメイソンが関わっているかもという推測。

切り裂きジャックが騒がれているのに、女性がやすやすと殺されたのは犯人が女性だったからだろうとコナンドイルは知人に語ったとか。

女装した男性という説もある。


なんて言う話を聞きながらの90分ツアー。

殺害現場はいまでは、フードマーケットになっていたり、

ビルの中庭になっていたり


ホワイトチャペル地域は、未だに、急にアラブ世界に来たような異文化マーケットが広がっている。

案内されるままに歩いた狭い路地は、夜は近寄りたくない雰囲気。

 

 

他にも何組か同じような団体を見かけたので人気のコースらしい。

別のグループが話を聞いている場所。

壁の落書きまでおどろおどろしい。

さて、じゃ、観光バスに乗ろうかとロンドン塔まで戻ったら、マラソンのためコース変更になっていて、どこから乗っていいかもうわからない状態。

残り半分を諦めて地下鉄で帰る。また、10ポンド。
こんなことなら、1日券を買っておけばよかった。


まだ、時間も少しあるからベーカー街221Bに寄っていこう。

言わずと知れたホームズの家。

今は、ホームズ博物館になっている。

のんびりドアの撮影なんかしていたら、帰りの電車ギリギリの時間。

地下鉄を使うのは悔しいので、ウーバーという近くにいる登録車に乗せてもらえるシステムを初利用することに。
調べると6ポンドぐらい。地下鉄より安いし早い。

5分ほどで到着したウーバーの運転手さんに聞くと

「イギリスでは、無認可で客を乗せることができないので、全員、タクシードライバーの認可を持っている。だからイギリスのウーバーは安心だよ」

たまたま通り道にウーバー本社。

「最初は小さな一部屋だったのに、今では大当たりして自社ビルを持つようになっちゃった」


電車のチケットを確認すると、わたしの勘違いで、時間はまだまだ余裕がある。あ〜よかった。


ホテルについて、ジャケットに入れたはずのチケットがないことに気づく。

どうやら、タクシーに落としたらしい。

あ〜〜〜、電車の時間の確認なんかタクシーの中でしなければよかった。

激しい後悔と自己嫌悪。



初ウーバー利用者としては、こういう時にどこに連絡していいかわからない。

あちこち探してようやっと20分後にドライバーにつながった。

「落とした切符は見つかったけど、今からホテルに戻るには20分かかる」


万事休す。その時間には電車は出ている。

「メールで、画像を送ろうか」
「一応おねがいします。メールアドレスは・・・」

なんてやっているうちに、電波状況が悪く、時間は刻々と過ぎていく。


到着駅にタクシーの迎えを頼んでいることもあり、泣く泣く切符を再び買うことに。

イギリスの切符の価格はミステリー。これについてはまた詳しく書くが、早めに買って半額で手に入れていたチケットをなくし、 高値の当日券。


ところが、券売機が最後のところで、わたしのクレジットカードを受け付けない。


走って、窓口へ。

「4分後の電車に乗りたいんですが」


切符売りの駅員さんも頑張ってくれて1分前にホームへ息子と一緒に走り込む。

「エビシャムに行きたいんですが」

「A、B、Cの車両に乗って」

え〜、ホームの一番前。 

Eまで走って、乗り込もうとすると
「乗るまで待ってあげるからCまで行って」と駅員さん。

スーツケースひっぱりながら、息子とふたりで、Cに乗るや否や、出発。


途中で切り離されるからA,B,Cに乗ってと言われたと思ったが、エビシャムに着くとDもEもFもGもちゃんと繋がっていた。


なんのために走らされたんだろう???? 


無事には終わらない。いつもどおりの我が家の旅でした。


 


 



イギリスのベニス ノーフォーク湖沼地方

2017-08-06 00:20:33 | イギリス

ロンドンの東北、北海に面したあたりにノーフォーク湖沼地方がある。

湖水地方は氷河の後に200以上の湖がある風光明媚なところだが、ノーフォークは、川を中心に沼や湖や湿地ができている地帯。水郷である。

人々は、川を中心に生活をしていた。

ここもまたアーサーランサムの小説の舞台になったところで、30年前にも一度訪れたことがある。

川に沿って家が立ち並び、それぞれの家が船着場を持っている。

日本では見られない光景が広がる。すごく美しかった。


その記憶から、今回、1週間川べりのサマーコテッジを借りた。

左から2件目の家。サマーコテッジ。
両隣の人は、庭で毎日釣りをしていた。

 

鉄道駅はノリッジ。ロンドンから2時間。

そこから、ローカル線でロクサム&ホブトン駅まで。1時間に1本。

ロクサムの標識は、絵葉書にもなる程有名だ。

ホブトンのステイス(船溜り)は、多くの個人所有の船と貸し出し用の商売の船と観光船が繋がれている。

その間を白鳥が、行き来している。

カモに餌をやるように白鳥に餌をやる人たち。

ランサムファンにはなじみのホーニングからランワス湖まで、遊覧船にのる。

ホーニングのステイスには、ヨットもたくさん集まっている。

ランサムの物語に出てくる白鳥亭も健在だ。

船は右側通行。

時速4マイルまたは5マイル(時速6〜8キロぐらい)の制限速度があるから、のんびりした運行だ。

でも、違反する人もいるらしい。ポリスボート。上に青い電気がついている。

船着場を持った家々。

 

 

 

観光船にすれ違うと、みんなが手を振ってくれる。

家の中から子供が飛び出してきて手を振ってくれたりもする。

のどかな休暇中の風景だ。

 

そこに住んでいる人もいれば、借りている人もいる。

この水車小屋の家も貸家。

この茅葺屋根の家も貸家。
いかが?
 

 

湖沼地帯ならではの珍しい鳥もいる。

Grey heron

慌てて撮ったらボケボケでした。


庭でゆったりブランコに腰掛けている人。

休暇はこうでなくっちゃ。


個人のボート相手のアイスクリーム船。

Free mooring(係留自由)と書いてあるところで商売している。


ランサムの話にでてくるディンギー(小舟)を連れている船もしばしば見られる。


フェリー乗り場、これも、ランサムの話にでてくる。

今では、対岸の自然散策路へ人を運んでいる。

こんなところを走りながら、


こんな景色を眺めて進む。
一面の葦原。沼地ならではの光景だ。

 

日本では小型船舶免許がいるモーターボートの運転も誰でもできる。

翌日は、借りてみた。

ちょっと操作を教えてくれただけで、はい、いってらっしゃ〜い。

運転中の息子

遊園地の車のようで、スピードがでないから、広い川で事故になることはまずない。

ただ、つないで、上陸するときは、バックで入らなくてはならず、他の船も係留してあるしドキドキ。


ヨットやカヌーは優先しなくてはいけない。

予測のできない動きをするから混んでいるところは怖い。


スキー場で、スノーボードが多いときの気分。

 


ちなみに、もう少し大きな船(キッチン、寝室付き)を借りて、川の上で寝泊りしながら休暇を過ごしている家族も多い。

船に寝泊りして、庭だけという家もある。

ランサムの小説の中に出てくるロイズというお店が、今も健在で、ノーフォーク一帯を未だに牛耳っている。

これだけ水と親しんだ生活だと、当然、船大工や船の修理の会社も多い。

ランサムの本の中に、「この辺り(ノーフォーク)の子供達は歩く頃にはヨットをあやつっている」

いいなあ。ノーフォークの子供たち。


日本人の観光客はあまり訪れないところですが、ぜひ、長期滞在でのんびりしてほしい場所です。