北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
幸せの国、北欧スウェーデンのなるほど〜な生き方をお伝えします。

モリスが愛した村 バイブリー

2017-07-31 09:29:52 | イギリス

美しいもの以外家の中に置かないモリスが、イギリスで一番美しいと言った村バイブリー。

モリスが住んでいたのは、そこから少し離れた場所だが。そこはまだ取材してないので。


バイブリーの美しさをお楽しみください。

コッツウォルズは大きく分けると北(ストラットフォードあたりから)と南(バースあたりまで)に分けられるが、バイブリーはそのちょうど真ん中あたり。


街の中心はスワンホテル

秋には蔦が紅葉してすごく綺麗だとか。

パブも併設している。

右側はガーデンカフェ。

 

スワンホテル並びのメイン道路

静かなたたずまいでしょ。


コッツウォルズめぐりの主要な観光地なので、大型観光バスも次々と到着。

目的はアーリントンローの家並み。

コルン川沿いにあるバイブリーの街並みでもひときわ目をひく。

どうやら90年の歴史。

 

パブリックフットパス沿いに歩いていくと

川向こうにトップ画像にあげたアーリントンロウが見えてくる。

近づくと

 



こんな感じ。

とてもいい雰囲気ですよね。

今も普通に誰かが住んで生活している。

毎日毎日すごくたくさんの人に覗き込まれる家って居心地いいんだろうか?


アーリントンロー以外にも

こんな家とか

こんな橋とか

コルン川の流れを利用したトラウトファームとか


スワンホテルの飛び地の庭もこんな感じで素敵。


もちろん売店には

モリス柄グッズ。

半円の帽子みたいなのが、紅茶が冷めないようにかぶせておくティーコージー。
私も持っているけど、冷める前に飲んじゃうので使ったことがない。

ここまできたらオススメが隣町のバインズレーマナーのアフタヌーンティ。

要予約(01285−740000)

バイブリーコートが、もうアフタヌーンティをやっていないということでトラウトの店の人が親切にも教えてくれて予約も取ってくれた。



ほとんど日本人がこないマナーだが、庭がとても綺麗。

その庭を見ながら、イギリスのハイティーを楽しむ。



一緒に行った友達のタクシー運転手Patが、ひそひそ声で

「Only rich people can do(お金持ちだけがするのよね)」
といったイギリスの習慣。

午後3時以降の軽い食事(サンドイッチ)とスコーンとケーキ。

食べきれたことがない。



スコーン用のクリームは、そのままなめちゃう人がいるくらい美味しい。

日本の生クリームよりしっかりしていて味が濃い。

 

アフタヌーンティの後は、庭の散歩、道を渡ると果樹園や菜園。

池や並木などの散策。

陽射しを浴びて、イギリスの長い夏の午後をまったりと過ごす。

癒されること保証付。

やりたくなってきたでしょ。
お薦めです。 


モリスが愛した村 バイブリー

2017-07-31 09:29:52 | イギリス

美しいもの以外家の中に置かないモリスが、イギリスで一番美しいと言った村バイブリー。

モリスが住んでいたのは、そこから少し離れた場所だが。そこはまだ取材してないので。


バイブリーの美しさをお楽しみください。

コッツウォルズは大きく分けると北(ストラットフォードあたりから)と南(バースあたりまで)に分けられるが、バイブリーはそのちょうど真ん中あたり。


街の中心はスワンホテル

秋には蔦が紅葉してすごく綺麗だとか。

パブも併設している。



スワンホテル並びのメイン道路

静かなたたずまいでしょ。


コッツウォルズめぐりの主要な観光地なので、大型観光バスも次々と到着。

目的はアーリントンローの家並み。

コルン川沿いにあるバイブリーの街並みでもひときわ目をひく。

どうやら90年の歴史。

 

パブリックフットパス沿いに歩いていくと

川向こうにトップ画像にあげたアーリントンロウが見えてくる。

近づくと

 



こんな感じ。

とてもいい雰囲気ですよね。

今も普通に誰かが住んで生活している。

毎日毎日すごくたくさんの人に覗き込まれる家って居心地いいんだろうか?


アーリントンロー以外にも

こんな家とか

こんな橋とか

コルン川の流れを利用したトラウトファームとか


スワンホテルの飛び地の庭もこんな感じで素敵。


もちろん売店には

モリス柄グッズ。

半円の帽子みたいなのが、紅茶が冷めないようにかぶせておくティーコージー。
私も持っているけど、冷める前に飲んじゃうので使ったことがない。

ここまできたらオススメが隣町のバインズレーマナー。

要予約(01285−740000)

バイブリーコートが、もうアフタヌーンティをやっていないということでトラウトの店の人が親切にも教えてくれて予約も取ってくれた。



ほとんど日本人がこないマナーだが、庭がとても綺麗。

その庭を見ながら、イギリスのハイティーを楽しむ。

一緒に行った友達のタクシー運転手Patが、ひそひそ声で

「Only rich people do(お金持ちだけがするのよね)」
といったイギリスの習慣。

午後3時以降の軽い食事(サンドイッチ)とスコーンとケーキ。

食べきれたことがない。


スコーン用のクリームは、そのままなめちゃう人がいるくらい美味しい。

日本の生クリームよりしっかりしていて味が濃い。 


突然のアクシデント

2017-07-29 21:30:52 | イギリス

息子が、8月を私と一緒にイギリスで過ごすことになっていた。

今日がその到着日。

彼のフライトは00:15。日付が変わってすぐ。

名古屋のセントレアから。

深夜の便。


日本を発つ前に嫌な予感がして、「仕事最終日に友達と飲んだりすると間に合わないからね。

夜の便だから」と言っておいた。

昨日も、嫌な予感がして。

「そろそろ乗る時間だね。日付間違えないように」とメール。


その返事が、今朝10時に入っていた。

ん。当然、機内の時間。
もしかして、時間、間違っている??!!


嫌な予感ほど的中する。
昼の12時と間違えて、12時間遅れで空港到着。

 

土曜日のためチケット会社にも連絡がとれない。

諦めのいい息子は、 

イギリスの深夜にライン電話で、
「遅れたからもう行くのやめる。やることもあるし。また、日本で会おう」
とつれない。

私は楽しみにしていたのよね。息子が来るのを。 

「待ちなさい。飛行機探すから」

これまでの人生で、当日、国際線を探したことがなかった。
ところがとれるんですね。

知人に聞いたばかりのサイト「スカイスキャナー」。
一番安いフライトを探してくれる。

ありました。イギリス往復約13万円。
(後で聞いたら、息子は航空会社のカウンターで50万円と言われてあきらめたのだそうだ)

 

夏休み価格としては安い。早速予約に進む。

ところが、ここからが落とし穴いっぱい。

パスポートナンバーも生年月日も知っている。

が、本人のクレジットカードでなくてはだめ。


ライン電話で、問い合わせながら進む。


なぜか、うまくいかない。
「電話番号は半角で」とか「IDは全角で」とか何度もやり直させられる。

でもね、ちゃんと半角でやっているの。

ちゃんと全角でやっているの。
何が悪いのかさっぱりわからない。

フライト時間まであまり余裕がない。

慌てながらやっているせいか、余計に手間取る。


何回かの「振り出しに戻る」のあと、

いよいよ最終段階、支払いのボタンをクリックしたのに、クレジットカードの二段階チェック。

 webIDやパスワードを聞いてくる。

本人に聞いても全く記憶にない。


再登録し直そうとすると「すでにIDはもっています」
ヘルプから調べなおそうとすると、銀行サイトからでないとできないと
の警告。



刻々と時間は過ぎていく。 

面倒臭くなって、もう喉まで
「 ま、いいから、家に帰りなさい」と言いそうになったその時
ようやっとチケット購入に成功。

出発予定時間の2時間半前。ふうっ〜〜

あとは、ヒースロー空港で無事に会えれば半日遅れですべて予定どおりにもどる。 はず。

私の体調が悪い時の情報から更新されていない息子の記憶。
再三「調子が悪のにごめんね」と気遣うメール。

怒れない。

彼が高校の時、家族旅行で、懐かしいスウェーデンにでかけることになった。ところが、成田空港で、チェックインに手間取る。
最後に係員が「他に何か書類とかありませんか」
「ないです」
「息子さんのパスポートがきれています」
ぎえ~~

全くチェックしていなかった。

とり直すのに最低10日はかかるというので、カウンター前で、緊急家族会議の結果出した結論。
「あんただけ帰っておじいちゃんとおばあちゃんと暮らしなさい」

あの時のお詫びだと思えば安いもんです。


 


アーツ&クラフト モリスゆかりの地コッツウォルズ

2017-07-29 00:50:23 | イギリス

ウィリアム モリス(1834-1896)ゆかりの地コッツウォルズ


産業革命で機械化され細分化され繰り返し化された生産作業は、生産者から、自分の手で製品を作り出す喜びを奪う。さらに、単純な繰り返し作業の連続によって、熟練の技や手仕事の美しさが失われた。

かのラスキンはこれを「人間性の細分化」と呼んだ。

ラスキンの影響を受けたモリスは、デザインから製品づくりまで一貫してやることで、職人の誇りを保ち、より良い製品を提供できると考えた。

それは「クラフト&アーツ」運動として広まっていく。

ステンドグラス、壁紙、家具づくり・・・

 

モリスは、詩人でデザイナー。共産主義者でもある。

ロンドン生まれだが、コッツウォルズに住んだ。

 

「美しくないものを家においてはならない」という美意識。

 

彼が妻のために建てた「赤い家」は、「世界で最も美しい家」と称された。

建物、壁紙や家具などすべて彼と彼の仲間たちによって作られた。

 

その美意識から生まれたこれらのデザインは、100年以上経っても、古さを感じさせない。

いまだに、カーテンや、家具のファブリックとして多くの人に愛されている。

 

ブロードウェイタワーの博物館の二階には、モリスの作品の柄見本が置いてある。

その中からほんの一部ご紹介。

 

このデザインの椅子 


製品になるとこんな感じ






カーテンになるとこんな感じ



とまあ、知ったかぶって書きましたが、詩人、文筆家としてのモリスは知っていましたが、これらのどこかで見たことがあるようなデザインがモリスの作品だとは全く知りませんでした。


すごい才能ですね。

でも、この大量生産ではない、職人の技と手仕事の美しさに価値をきちんと見出す運動は、すごく意味があることだと思います。

ここをちゃんと押さえておかないと友禅職人のような大事な文化が幻になってしまって取り返しがつかないことになっちゃうよ。 


モリスとコッツウォルズについては、また、あらためて。



 


イギリスのお菓子

2017-07-27 22:41:33 | イギリス

甘いもの好きなイギリス人。

 

ストラットフォードの街角には、ケーキの路上販売も。

飛ぶように売れていました。

パブのデザートも食後に食べるとは思えないボリューム

カフェー定番のお菓子画像をお楽しみください。

辛党の私は、ほとんど食べていません。

だから、味については聞かないで。

グミでできたケーキ。
 

写真としては、かわいいけど、売れるんだろうか?


もらった人は喜ぶんだろうか?

食べるんだろうか? 
食べきれるんだろうか?

と、妙に気になる一品でした。 


ウィインチカム ポッタリー

2017-07-27 11:16:48 | イギリス

たまたま通りかかったウィンチカム村に一軒、ポッタリー(陶芸窯)がありました。

陶器は興味のあるところ。早速よってみると、そこはイギリス。

4時頃なのにもう片付けしたく。

歴史も古く有名らしい。


色つけ前の陶器たち

奥に行くとろくろを回している人が。

見学用に椅子まで置いてあったので、ゆっくり見させていただきました。

窓際に写っているジャグを作っているところ。

わたしが見ていたせいか、
「あ、ちょっと背が低すぎた」

前から伸びている棒が高さの基準になっている。

そこは、さすがのプロ、なんとか引き伸ばして高さ調節。

ところが、外すときに形が崩れた。

「引き伸ばしすぎて、強度がたりなかった」

くしゃくしゃ、ぽい。

ポイしたのが左の窓側に写っている塊。

焼き上がりはショップで並んでいるこんな感じ。

 

あんまり商売っ気なく、並べてあって、レジに店員もいない。

どうやら男3人で、楽しくやっているようだ。

さすがにジャグは日本に運ぶのが大変そうなので、器を買ってきました。

使い勝手が良さそうでしょ。

作った人の顔がわかっているってなんだかスペシャルな器になりませんか?

 


働き方と生き方

2017-07-25 23:43:12 | イギリス

また、たいそうなテーマになっちゃったけど、こっちに来て考えたこと。


コッツゥオルズも湖水地方もお店の閉店時間が早い。

そして時間厳守で閉まる。

アンブルサイドのビール屋さんも閉店時間の18時を3分過ぎたら、店員の影も形もなかった。

当然、ドアの鍵はガッチリかかっていた。


もちろん24時間営業のスーパーもあるし、夜、予約をしておくとタクシーも来てくれる。

パブも結構遅くまで開いている。

ただし食事は20時までとか店によってコックが帰る時間が決まっている。

そのあとは、つまみはポテトチップスのみ。


Daylesfordの若いジェームズ先生も、この間までレストランで働いていたけど、夜が遅いので定時で帰れる料理教室の先生に転職。

給料は下がったけどね。と言っていたが、子供がまだ小さいから、夕方家で一緒にご飯を食べられる時間に帰れる生活を優先した。


そういえば、昭和中期に子供時代を過ごした私は、ほとんど父と一緒に夕食を食べていた。

夕食時間は家族団らんなどと表現されていたっけ。


今、休日以外で、家族全員で夕食を食べている家ってどのくらいあるのだろう?

大人も子供も忙しい。


コニストンの銀行は、月、水、金しか開いていなかった。

イブシャムの鉄道駅は、朝は早いけどお昼の12時半には窓口閉まっちゃう。

確か水、日は完全に休み。


病院だって、時間厳守。10時35分に薬を取りに行ったら、10時半、受付終了で、内側から鍵がかかっていた。

間に合わなかった人は午後14時に戻ってきてね。それ以外の時間は救急病院。


日本だったら、お役所仕事なんて、言われちゃうね。


レジでお客さんが並んでいるのに、向こうでおしゃべりしている店員がいる。

日本だったら、もう一つレジを開けるのになんて思うけど、誰も、文句も言わない。


お客様不在な感じやCS意識が足りない気もするけど、そんなことに追われてしまって、みんなが少しずつ苦しくなっているよね、日本。


スウェーデンにいた時も、前の人の対応にすごく時間がかかって待たされても誰も文句を言わない。せかしもしない。というのにびっくりしたことがある。


電話でも、「あと2人です」の音声案内で待っていてその二人に1時間以上かかったこともよくある。


みんな、自分の時間を大切にしてほしいから、他人の時間も大切にしてあげようという基本的な考え方がある気がする。そのための不便さは喜んで引き受けよう。それがフェアだから。

これが個人主義ってことなのかな。


 

 

 


人気お散歩コーススローターめぐり(Slaughters)

2017-07-24 16:38:44 | イギリス

この時期、コッツウォルズの主要観光ポイントには観光バスがたくさん来ている。

でもね、イギリスの田舎の楽しみ方は、散歩よ。散歩。

ということで、コッツウォルズの中でもイギリス人が大のお気に入りのスローターをご一緒に歩きましょう。


まずは、upperスローターのセントピーターズ教会からスタート。


めざすは、lowerスローターのセントメアリー教会まで。


セントピーターズ教会は丘の上だが、是非登ってみて。



向こう側に道が川になっているところが見える。

イギリスには、ときどき、道と川が共存しているところがあるけれど、子供達は大好き。

わざと水を跳ね上げながら車を走らせたりした。

ここは、民家も近いし、観光客もいっぱいいるから、そーっと。



教会の前には、かつての学校の建物(The old school house)がある。





昔のイギリスの子供達がここで学んだあと、きっとあの川で道草を食って帰るんだろうななんていう想像が掻き立てられる。きゃあきゃあ、はしゃぐ声まで聞こえそうだ。


この川沿いのフットパスもなかなかよいが、今日は、反対側のlowerスローターに向かう。



この辺でも特に由緒あるマナーハウスLords of the Manner(荘園の君主 元牧師館 今ホテルとレストラン 高いけどこの時期満室)の脇から入る。



入り口にあるのはゴミ箱じゃないのよ。例の犬のフン入れ。


細い道を入っていくと


さっきのマナーがこんな風に。


そして、細い石の橋


それを超えて視界が開けるとそこは牧場。


そのまま幾つかの扉を超えながら進む。


この門の扉は上に引っ張って開ける。

馬に乗ったまま開けられるようになっている。


右側を川が流れている。

お天気のいい日は本当に緑が綺麗。



途中の木立の中で、賑やかな声が。べ〜べ〜


羊も日陰がいいらしい。


友達の子供が名付けたこのタイプの門「キッシングゲート」

通り抜けようとする二人が扉を挟んですごく密着しないと通れない。
だから「キスの門」 


道脇の雑草にヒペリカム。

信じられな〜い。日本で買うとそこそこ高いのに。


今日は夏休み中の日曜日。イギリスでは滅多に見ない渋滞発生。


フットパスを抜けるとそこはlowerスローターの水車小屋カフェ。

中は、水車小屋ミュージアムにもなっているけど人が入ってくのをみたことはない。

奥の川べりカフェで「BLTサンド」でランチタイム。

パンくずを狙ってくるダックたちに不意打ち的にパンを投げてあげながらランチ終了。



川沿いの道をそのまま村に入っていく。

この辺りが、いかにもコッツウォルズらしい町並み。

 

この家なんか、「ちょっとすみませ〜ん」と入って行きたくなりませんか。

川沿いにこんな風になっているところは犬や馬の水飲み場。

そして子供の水遊び場。


この表示(bridleway)が、あるときは乗馬道。

馬に会えるかも。


川沿いに進むとlowerスローターの大きなホテル  The Slaughters Coutry Inn & Roungeに出る。
ここでアフタヌーンティっていうのも気持ちよさそうだが、さっきBLTサンド食べたばかりなので。

覗くだけ



そしてその前が、本日ゴールの、セントメアリー教会。


ゆっくりブラブラと約1マイル(1.6キロ)のお散歩コース。


いかがでしたか?

 





イギリスの電話事情

2017-07-23 19:10:31 | イギリス

滞在での三大懸念は、

住むところ

携帯

だった。


長い事イギリスに住んでいた友達が

「だったらシムフリーの電話機を持って行ってシムカードを買えばいいよ。

最近の携帯だとシムフリーの機種もあるから、そのまま使えるかも。

ダメだったら、中古で安い携帯買っていけば」


持つべきものは、友達だわ。


と言っても、この会話、ほとんど意味わかってないんだけどね。


で、説明を受けて理解したのは次のとおり。


携帯電話というのは、それぞれのキャリア(AUとかソフトバンクとかね)と契約する時SIMカードというのを携帯の中に入れる。

他の会社に乗り換えられないように日本ではそれにSIMロックというのがかかっているんだけど、最近は、それをはずせるようになった。

携帯会社に持っていくとSIMロック解除してくれるよ。

だからSIMフリーの携帯電話を持っていけば、海外のキャリアのSIMカードを入れれば、海外で使える。

イギリスでは、いろんな会社がいろんなSIMカードを売っているから、目的に合わせて買えばいい。


日本でもそうだけれど、今では公衆電話が少なくなって携帯電話がないと困る事も多い。


で、過去使っていた携帯電話をごっそりAUに持って行って、SIMロック解除してくださいと頼んでみた。

ところが、残念。

歴代の携帯すべて古すぎ、SIMフリー携帯ではないので、仕方なく買う事にした。


今は日本でも格安のSIMカードのキャリアがあるようで、このSIMフリー携帯なかなかの人気。

中古でも結構高いし、前に使っていた人のロックナンバーとかで、ハッキングみたいな事をされても責任は持ちませんという事で、怖くなって新品を買う事にした。

やっぱり電気製品は秋葉原でしょ。

仕事帰りに急いで立ち寄り事情を話して「今すぐ持って帰りたいんだけど」とせっかちな事を言ってみたが、案外詳しい店員が少ない。

 

何人かたらい回しの後、行く国での周波数は?さあ?国によって対応できないのもあるらしい。

カードの種類は?さあ?どうやら、ナノとかなんとかサイズもいろいろらしい。


一番安いのください。

一番安いのより、これの方がオススメ。

多くの周波数に対応しているから、他の国に行ってもつかえますよ。

カードは、たぶん小さい場合にはホルダーを買えば使えるから。


と言われるままに買ったのが、これZenfone。

約20000円。

出発まで放っておいたら、省エネモードになって充電できなくなって慌てたがそれも無事クリア。


本当に良かった。


おかげで、googleマップもラインも使える。

日本語対応の携帯だから、googleマップも日本語で案内してくれる。

ナビの付いていない年代物Fordでも、目的地に連れて行ってくれる。

(あまり賢いので、密かにgoogle先生と呼ばせていただいている)


電話がなかったらタクシーの手配も病院の予約もお手上げだった。

(ちなみに、TESCOカードで、病気の時、背に腹はかえられず、日本の携帯電話で通話したら、請求が15000円ぐらいきて、泣いた)


イギリスについてすぐに、友達ケイトに携帯電話のシムカードを買いたいんだけどというと連れて行ってくれたのがTESCOというスーパーだった。
こちらについては、イギリスのスーパーTESCOに書いてあるのでそちらを参照。


ケイトが交渉してくれて10ポンド(1500円)のシムカードを購入。

なぜか10ポンド買うと20ポンド分のおまけがついてくる。

1Gデータ、500分の会話、1000本のテキスト(ショートメール)

どれかが切れると買い足さなくてはいけない。


「3ヶ月分買っておきたいんだけど」

「どのくらい使うかわからないから、とりあえずこれで様子を見よう。買い増しはいつでもできるから」


携帯電話の言語を英語にして後は店員にセットアップを頼む。

あなたの番号はこれ。SIMカードに書かれている私のイギリスでの電話番号が決まる。

残高は、textで時々送られてくるから。

するとびっくり、2日後には、あなたの残高は0というメール。
慌てて10ポンド電話で買い足して、翌日、店に行って聞いて見る。

なんと、使い始めた瞬間に0表示になるらしい。

が、そこから、カウントが始まるので、10ポンドは、予備扱い。

なあんだ。


ただし、0残高だと、国際電話や有料電話(何秒毎にいくらかかりますというタイプ) は、かけられない。


イギリスでそんなに電話をかけることもないし、使うのはデータ。

20ポンドで余裕と思っていたら、なんと、田舎では電波が弱くて使えない。


コッツウォルズや湖水地方では、一番使えるのがEE(everything everywhere)。

で、買い換えた。


こちらは、10ポンドで 500MB, テキスト無制限、電話60分。

20ポンドで2G、テキスト無制限、電話(わすれた)。

TESCOの方が圧倒的に安い。しかも、無期限。


こっちは期限は30日。とりあえず様子を見るために、10ポンド。 

期限も選べるらしいが、私の言ったEEの店員さんはこれしか教えてくれなかった。


買った瞬間に後悔。そうだ、データが重要なのに。

買い換えるためには、一月待たなくてはならない。


切れたところで、電話番号は変わるが、買い直そう。


途中、バス会社の有料電話サービスに通話するために10ポンド買い足した。

(やり方がよくわからないので、大家さんの息子さんに頼んでやってもらった)

待たされている間に、10ポンドが切れて、オペレーターにつながる前にあえなく敗退。

バス会社に連絡を取るのはあきらめた・・・ということもあり・・・


そのまま使い続けること2週間。

今晩12時までに10ポンド買いましてTEXTを送れば、2G、500分の通話にするよというメール。

買い増しに手間取って、泣く泣く諦め。

なにしろ電話の録音の声に従って買い増し(Top-up)。試されるヒアリング能力。


top-upするなら1を押して

クレジットカードなら1を押して

カード番号を入れて

暗証番号をいれて

金額を入れて

あっていたら1を押して

みたいな事をやるわけですね。


Top-up カードというのも入っていて、街中の機械で買い増しもできるらしい。

でもやり方がわからない。


そのまま使い続ける事1週間。

15ポンド買い増してTextを送れば、30日間、5G、1000分の会話、TEXT無制限にするよというメール。


あら、あの時、10ポンド買い増さなくて良かった。


こんな人を試すようなシステムになっているとは・・・


今度は頑張ってTop-upして、無事成功。


日本から来た友達は、ちゃんと情報を調べてきてあって、そのあとイタリアに行くのに、よその国でも使える「3」(three)というキャリアのSIMカードをスーパーで買った。


「3」のSIMカード1ポンド。

ただし、それは、カード代だけですぐにtop-upしないと携帯としては機能しない。

彼女も苦闘してtop-up成功。


ところで、イギリスでは、まだ時々電話ボックスを見かける。

私の村にも店はないけどパブと公衆電話と教会はある。

試しに入ってみてびっくり。

コインは使えないという張り紙。

クレジットカードで通話するのだ。

録音の声と格闘しなくてはいけないのは公衆電話も同じだった。


 

 

 


 


 

 


オーガニックの聖地Dalesfordの料理教室(魚)

2017-07-22 20:36:14 | イギリス

Dalesfordでは、月、火を除く毎日、お料理教室(The cookery school)が開かれている。

オーガニックの聖地で、地産の材料でしかも料理が1日で習えちゃう。

Perfect Pastry 完璧なペストリー

Eat to be healthy 健康に食べる

Seasonal organic suppers for everyday 毎日の季節のオーガニック夕食

Seasonal dinner party 季節のディナーパーティ

Journey through provence プロバンスをめぐる旅

どれも魅力的、迷っちゃう。


日程を考えてsustainable seafood (日常的にできるシーフード)を受講することにした。

美味しいシーフードを食べていないしね。


9:00~16:00の1日コース。

ところが、あいにくの雨で、車が多く、制限速度をきっちり守る安全運転で行ったところ到着9:07。

遅刻!!慌ててキッチンにかけこんで

「すみません遅れて」というと先生がにっこり

「9時半からですから遅れてませんよ」

どころか、他の受講者はまだだれもきていない。


例のごとく入れてもらったコーヒーをいただきながら、クラスの撮影。

キッチンは明るくて使いやすそう。

12人定員で、一人一つづつ流しとコンロがある。


ちぎって使えるハーブの寄せ植え鉢。

担当は二人のジェームズ先生。メインとサブって感じ。

「今日は何人?」

「3人」

「じゃ、私たちすごくラッキーね」

「12人いっぱいの時もよくあるんだけどね」

「イギリス人は魚嫌いなのかな」

なんて話しながら後の二人を待つ。


9時40分になっても誰もこない。

ま、まさかのプライベートレッスン。

しかも2対1。気まずすぎる。

それは避けたい!!


遅れること25分。

やってきてくれて、ほんと嬉しかった。

フィラデルフィアからの旅行者父娘パトリックとシュボン。

つまりアメリカ人。


やっぱりイギリス人は魚料理きらいなんだ。


なんていう国際的な感じで始まった料理教室。

まずは、本日の魚の説明。

さすがにオーガニックの聖地でも魚は作っていない。

これは近海から取り寄せた新鮮な魚。

「臭くないでしょ。新鮮な魚は生臭くない」

確かに、それにぬめぬめもしていない。


それぞれに、デキャンタに入ったお水も用意してくれているのだけど、それが、きゅうりとミントとレモンが入っていて爽やか。画像にも一部、写っているでしょ。


まずは下ごしらえから。

シーバス(スズキ)の3枚おろし。

いわしの姿を残して骨をとる。

ホタテを殻からだす。

ヒラメの3枚おろし。

先生はすすっと簡単そうだが、骨にいっぱい身が残って同じ魚とは思えないほど小さくなっちゃう。

 

日本でも3枚おろしなんて滅多にやらないからなあ。

みんなが、格闘している間に先生はスープストックを作っている。

さて、下ごしらえがおわったところで、いよいよ一品目。

チョリソーとホタテの貝柱

・ チョリソーを一口大に切っていためる。ネギの小口切りを入れてさらに炒める。

・ ホタテをフライパンで両面焼く。少し塩を振りバターをおとす。焦げ目がついたところでレモン汁をかける。

・ バジルとミントとイタリアンパセリをみじん切りにしてレモン汁、オリーブオイル、マスタードで混ぜる。ケッパースも入れる。

・ 皿に盛ったチョリソーの上にホタテを入れて、バジルミントのソースでかざる。

・ 上からディルをのせる

 

簡単だけどすごく美味しい。

しかも、いちいちナイフとフォークとナプキンを用意してグラスワインなんかもつけてくれる。


あんまり美味しいので、思わず。

「イギリスの料理はまずいというイメージがあったけど、払拭されたわ」

というと、パトリックも重ねて

「外国で料理教室に行くといったら、みんなが、フランス?イタリア?ってきくんだよね。イギリスって答えると、全員が『何で???』って、びっくりされた」

ジェームズ先生、ひたすら苦笑い。


さて、これだけでお腹いっぱい。 


しかも、食べている間に調理して汚れたフライパンなんかを全部洗って綺麗にしてくれる。

なんてセレブなお料理教室。


2品目が、スズキのカルパッチョ。

新鮮だからカルパッチョにできます。

生のスズキの薄切りの上に焼いたレモンを絞る。

この焦げるほどに焼いたレモンがミソで、ジェームス先生曰く、味には5つある。

塩味 (ソルティ)

酸味 (サワー)

苦味 (ビター)

甘み (スゥイート)

うまみ (これは今やグローバル語らしい)

焼いたレモンで酸味と苦味が一緒に演出できるのだそうだ。

上からかけているのはきゅうりとイタリアンパセリとフェンネルとネギを刻んで、塩胡椒とオリープオイルレモン汁で混ぜたもの。

ケッパースもちらして、「日本じゃ刺身は醤油で食べるんだよ」というと私には有機たまり醤油を出してきてくれた。

この頃にはちょっと余裕が出てきたので、昨日のカメラ教室の復習も兼ねてスタイリング。

実は、もうお腹いっぱい。

まだ、三品ある。

作りたいけど食べられない・・・


ってところに魚コーナー担当者がやってきて

「今日はマグロが手に入らない」

という衝撃報告。

ジェームス先生、困った。

じゃ、サーモンにするか・・・なんていう話し合いがなされたみたいだが、もうお腹いっぱいの私たちを見たせいか、マグロ料理は取り消し。


「農場でも見ますか」

「ぜひ」

ということで、みんなで農場見学に。

実はDaysford、農場見学コースとか設けていない。

だから、農場に入ってくる人はほとんどいない。

私たちもキッチンの裏口から出て行って、噂の広い農場をひとめぐり。


「特別扱いですね」というと

ジェームス先生

「私にとってもね」

人数が少なく、手がかからない生徒たちで、なおかつマグロがないおかげ。


まずは子牛小屋。大人は放牧されている。3ヶ月ぐらい。

向こうに見えるのが、土置き場。

完全無農薬、無化学肥料だから、これは、土作りが命なんだろう。

温室

店で売っている苗や野菜はすべて農場で採れたもの。

ジェームズ先生、新芽や熟れた実をとっては食べさせてくれる。

きゅうりも、こっちで見慣れた巨大きゅうりになる前の日本のサイズのをポキリと折ってくれた。

あ、久しぶりのもろきゅうの味。

ついでにきゅうりの花も美味しいよって。初めて食べた。


興味深いのは、同じ温室の中で、幾つかの違ったものを育てていること。

温室の次は果樹園と畑。

育ちすぎちゃったのか、ズッキーニの畑の周りは、ズッキーニがゴロゴロと投げ出されている。

除草剤を使ってないせいもあって、草も元気に成長している。

2000人を超えるファーマーが世話をしているということだが、一人も出会わなかった。

蜂蜜をとるため(受粉のため)?蜂の巣箱も木の下に。

果樹園では、チェリーがそろそろシーズン終わり

ベリー類が絶好調

ブラックベリー

レッドカレント(赤ふさスグリ)。宝石みたいでしょ。


プラムはこれからかな

プラムが熟れてくるとアブや蜂が寄ってくるのでわかるのだそうだ。

まだ、寄ってないからね。

収穫は大変なんだよ。虫にたかられながら採らなくちゃならないから。


なんていう説明を聞きながら、まさに食べ頃の木の実を好きなだけつまんで、ツアー終了。

オーガニック=おいしい という図式は私の中にないのだけれど、ここのはすべて本当に美味しかった。

しかも実が大きい。


やっぱり土かなあ。


帰りがけにシェパードが乗っている車にであった。

あの、放し飼いの羊たちをちゃんと集めてくるおりこうさんたち。

尊敬の気持ちを込めて一枚。


さて、お料理後半。

3品目は、スズキとイワシのグリル。

カリッと皮を焼いたスズキとオーブンで焼いたイワシの姿焼き。

きゅうりと青トマトの輪切りの上に並べる。

ネギと山わさびのすりおろしをサイダービネガー、塩コショウ、オリーブオイル、ちょっとミントで混ぜたソースをかけて。


最後は、先生が作ったスープストック。

これには、3枚におろしたヒラメの骨を入れて煮込んである。

ヒラメの骨を残して綺麗に水洗いした時には、てっきり唐揚げにして食べると期待したんだが・・・

やっぱりね。残念。

「日本じゃ、これを油で揚げてカリッとさせて塩を振って食べるんだよ」

っていちおう宣伝?しておいた。


撮影になったら、みんな悪乗りして、いろんなものを飾ってくれる。

何が主役か、もはや、わからない。

キンバリー先生だったら、外すだろうけど、これはこれで、おもしろいので、

念のため。主役はヒラメのスープです。

あ、上に焼いたレモンが写ってます。

(注、この料理には使っていません)


最後は、パトリックが動画にあげたいのでと、みんなで、30秒ダンス。

(曲に合わせて色々なシーンを入れて1本にするための一部みたい)


いろんなこと盛りだくさんで、料理教室の範疇をこえていて、なんだかわからないけど、とっても楽しい1日だった。


最後にいちおうスクールなので修了証書をいただいて終了。


これ絶対、日本の旅行者にうけるとおもう。

ただ、コッツウォルズの景色を見て回るだけでなく、Daylesfordでオーガニック料理教室コースっていいよね。

ツアー企画しちゃおうかしら。