北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
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イギリス旅行者は必見 イギリスの鉄道

2017-08-09 14:22:13 | イギリス

当初、車で移動する予定だったが、体調不良とドクターストップにつき、長距離移動は鉄道利用になってしまった私。

イギリス鉄道の料金は、同一価格ではないので、要注意。

見出しにつられてきた人のために、まずは、ここで事前に買うことをおすすめ。

https://www.takethetrain.co.uk/apps/WebObjects/TTT.woa/wo/0.0

イギリス人の友達から追加情報。こんなところもあるようだ。

https://www.thetrainline.com


なにしろ場合によっては半額以下になる。

乗る駅と、降りる駅、日付、時間、などを入力すると候補がでてくる。

最も安いのを選択して、テーブル席か、窓側か、進行方向向きか、後ろ向きかなどを選択する。
 どうやらそれによって値段が変わることはないようだ。

静かな車両を選ぶこともできる。


私は静かな車両を選んだくせに、息子と普通に話していたら、他の乗客から

「すみません、ここはQuiet coachだから、もう少し静かに」

と注意されてしまった。ごめんなさい。

地声が大きかったか・・・日本語会話が耳障りだったか・・・


注意点は、払い戻し可能なチケットは高いうえに払い戻しが面倒。

買ったチケットを返金フォーム(ネットからプリントアウト)と一緒に郵送で送って、どうやら小切手で返ってくるらしい。
イギリスの銀行口座を持っていない人には、実質使えない払い戻し。

しかも払い戻し手数料10ポンド。


ネットでキャンセルとか、列車変更とかは、できない。 

1ヶ月前から売り出すが、乗車日が近くなると割引率が減ってくるようだ。

友達が息子のチケットを取ってくれた時に、ヒースロー空港から出発できる時間が不確定なために、1時間違いの2枚を購入してくれた。それでも、当日買うより安い。
(ま、1日遅れて到着した彼には、2枚とも無駄になったけどね)


わたしも、早めにノーフォーク行きを買ったら

最安値が96ポンド(約15000円)一人分ですよ。もちろん。

あとは全て100ポンドを超えていたので、確かめもせずに購入してしまった。

返金可能なオフピークチケットという種類だったが、これは大失敗。


理由の一つは、その日はたまたま鉄道メンテナンス週に当たっていて、直行便がなかったこと。

(年に一度ぐらいメンテナンスのために線路をクローズするらしい。学校が休みの時にすることが多いとか。日本のように夜間とかにやる気はまったくないのね)

そのため、あれこれ5回も乗り継ぐから高くなっちゃったらしい。

同じ日に友達がロンドンまで買ったのは、4分の1の価格。
そして彼女は、メンテナンス部分は、バスで移動というチケット。 

ロンドンまでとロンドンからと分けて買えば、半額ぐらいだった。


しかも、息子が1日遅れたために、そのチケットはロンドンまでしか使わず。

駅で一応食い下がってみた。

「今日ロンドンまで乗って、途中下車で、明日ロクサムまで続けて乗れる?」

「車内で聞いてみて」と駅の切符売り担当。

いや〜、あなたも 鉄道員でしょ???


車内でインド人の検札鉄道員に同じことを尋ねる。

「ほら、日付が今日になっているから、今日しか使えないよ」

「でも見てよ。異常に高いでしょ」

「そうだね。定価の倍だね」

「なんとかならない?」

「ネットは、嘘つきだから。すごく安いのをちょっとだけ出して、後は、定価より高いのを売ってる。俺の国では、騙す時には騙すよって断ってから騙すのに、この国は、全く断りなしに騙すから信用できない」


いや〜、インドにも行ったけど、結構、しらっと騙すけどな〜と思ったけど反論せず。

だいたい、騙すよって言ってから騙す国も人もみたことない。


「じゃ、その正直なインド人にお願いするけど、わたしを助けてくれない」

「う〜ん、無理」


知人に話したら、彼女が代わりに払い戻し請求してあげたのにと言ってくれたが、時すでに遅し。


ま、そんなわけで、変更できないことを念頭に購入してください。


ネットで購入すると予約番号が送られてくるので、その番号と支払ったクレジットカードがあれば、主要駅にあるチケット受け取り機械でいつでも受け取れる。

一応、どこの駅で受け取る?と聞いてくるが、別の駅でも受け取れるので、適当に書いておけばいい。


同時に買った帰りのチケットは、ロンドンまでとロンドンからと分けたので、2人分で合計80ポンド弱。

(でも、ロンドンからのチケットをタクシーに忘れたので、結局高いものになっちゃったけどね)


イギリスは鉄道発祥の国だから、時間があったら是非乗ってみることをおすすめ。

かつては、長距離はコンパートメントと言って、個室になっていたけど、今は、日本の新幹線の感じ。

大きく違うのは、二つ。


ひとつは、到着駅で進行方向向きに席をパタンパタンと倒して直すことができないので、車両の半分は後ろ向きの席、半分は前向きの席。向き合うところにテーブル席。みたいな構造になっている。

日本の東海道線のように向き合いながら席があるのではなく列の半分までは全部後ろ向き、残りの半分が前向きみたいな並び方だ。わかるかなあ?


もうひとつは、指定席車両が分かれていない。指定席には、席に紙が挟んであって、指定区間が印字されている。

紙が挟まっていない席は自由席。

毎回、係りの人が、どの席にどの区間人が座るか書いてある紙を配るのは、すごく効率悪いと思うんだけど。


もともとは蒸気機関車だったので、それに対する郷愁は日本人の比ではない。ほとんどの観光地に現役の蒸気機関車鉄道がある。


ロクサムの蒸気機関車は、ミニサイズだが、構造は同じ。

戻ってくると機関車部分だけ外されて、回転して、先頭に運ばれつなぎ直されて出発。

その回転も、昔ながらの人力。

手前に見えているホースで水の補給も欠かせない。


エンジンルームってこんな感じ

 


今更線路の作れない地域には蒸気機関車風のバスがあったりする。
ウインダミアの港一周。こちらも人気でした。

昔ながらの鉄橋。いいでしょう。

多くの地方駅は、改札がない。

 

無人駅もある。

主要駅は、昔はなかった改札があって、切符を入れると開く日本式。

入れても開かないと、向こうで見ている駅員さんが、ボタンで開けてくれる。

切符を確かめもしない。よく反応しなくなっちゃう切符があるらしい。


ロンドン1日切符も、うまく機械が反応したのは最初の1回だけで、後は定期のように見せて通過した。


切符を買う時は、できるだけリターンで。

往復割引は結構大きい。


バスも乗る時に「リターン」というと往復分の切符をくれる。

こんな感じのレシートみたいな切符なので、無くさないように注意してね。


ロンドン主要駅は、日本のように東京集中ではなく、かつての日本のように東北方面は上野、長野方面は新宿・・・みたいに分かれていて、いくつかある。

リバプールストリート駅は、ノーフォーク

パディントン駅は、コッツウォルズ

ユーストン駅は、湖水地方

メリルボーン駅からも、コッツウォルズ方面にでているが、止まる駅が違う。

キングスクロス駅からは、スコットランド方面。
(ハリーポッターの作者はスコットランドに住んでいたから馴染みの駅だったんでしょうね)

他にも、ビクトリア駅、ウォータールー駅など。


主要駅の感じは、こんな感じ。

こういう主要駅に来ると、どこかに旅立ちたくなったものです。

ノーフォークの入り口のリッジ駅は美術館のような美しさ。


かつては改札も、案内放送も、出発ベルもなかったので、ドキドキしたが、今は、ホームが電光掲示板で表示されているし、案内放送もはいるので、わかりやすくなった。 


日本と一緒で、幾つもの鉄道会社があるので、異なる鉄道会社間では、買い方によっては高くなったりする。


ロンドンブログでも書いたけれど、地下鉄は、一区間4.9 ポンドもするから3回乗る予定のある人は1日券、数日いる人は1週間券を買ったほうが安い。


湖水地方のバスは、3回乗る値段で7日間乗り放題の1週間パスが買えた。

割引チケットは要チェック。


ロンドン地下鉄の楽しいのは、しばしばストリートアーティストに会えること。
レベルも高くて、芸術の裾野の広さを伺える。

 


ホームは大抵、外と同じ高さなので、ホームに上がるのに階段を駆け上がったりすることは滅多にない。



ただし、向かいのホームに移動する時は、高架をわたらなければならない。

大きなスーツケースを持って面倒だなあと思ったら、向かいのホームに直接入れる道もある。改札がない便利さ。


ちなみにこれが、私が最もよく利用するEvesham駅。

結構主要な駅だと思うのに営業時間がこれだから。

朝の早さにも驚くけど。

で、みんな、事前に買っておくわけね。


夫が私の病気の都合で、切符を買い換えたのが2回、落としたのが1回。

息子が買った切符を使わなかったのが2枚。

私が、高く買った切符で半分しか乗らなかったのが1枚。タクシーで落として買い直したのが2枚。


イギリス経済に大きく貢献しております。