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北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
幸せの国、北欧スウェーデンのなるほど〜な生き方をお伝えします。

クライストチャーチ

2011-03-09 00:01:33 | エッセイ
ニュージーランドの地震で多くの人が被害にあった。
数年前、クライストチャーチを訪れたことがある。

ガーデンシティという名前もついていて
公私に関わらず庭がきれいだった。

庭コンテスト入賞の家庭をめぐるツアーもあった。

クジラ見物やペンギン見物の拠点でもあった。

画像はペンギンの生息地への観光バス。
バスの上にペンギンが乗っている。


「外国からの旅行者の家族の心労の方が大きい」と
外国人の捜索を優先して取り組んだ話や
お子さんを亡くしたご家族へNZの警察官が
「ご両親のもとへ無事な姿で帰してあげることができなくて
本当に申し訳ない」
と泣きながら謝ったという話をニュースで見た。

特に今回は、日本人の被災者の多くが
将来への希望に胸を膨らませて勉強していた方々だと思うと
無念さに涙がでる。

もっと、生きたかったよね。
もっと、勉強したかったよね。
もっと、笑いたかったよね。
もっと、苦労もしたかったよね。

彼らが生きたかった命を
今生きている私たちが
もっと大事にしなければ
申し訳ない。

いろいろな思いが去来する。

ホームページの危機

2010-10-27 00:20:50 | エッセイ
ホームページはインフォシークを利用していました。
ところがなんと「役割が終わった」とかで
インフォシークが突然、ホームページサービスを終了。
しかも、今月いっぱいで。

うっかりしていた私も悪いけど、
いやあ、晴天の霹靂。

引っ越し先はあるのだけど、
それをやっている余裕がない。

ということで、しばらくホームページは
たどりつけないかも。

しかし、インフォシーク様
いきなり、勝手に、
「役割終わった」って、決めないでぇ~

本日の画像は、
私の人生初の


ホームページ160000アクセス、キリ番

2010-09-29 19:29:40 | エッセイ
はまやンさんから申告があり
今回のキリ番プレゼントも無事
受け取ってくださる方がいてくれて、よかったです。

ホームページを開設したころには、
こんなに多くの人がアクセスしてくれるとは思ってもいませんでした。

メールマガジンを発行するまでは
実際、全部知り合いでした。

スウェーデンから帰国しても、ほそぼそと
自分のアルバムぐらいのつもりで
続けていましたが、
新しい訪問者もいらっしゃるようで
うれしい限りです。

当時掲載しなかったボツ画像がまだまだありますので
今後もぼちぼち続けていきます。
よろしくお付き合いください。

17万アクセスまで、生きているかなあ?


159998番のご連絡をくださったKさん。
メールありがとうございました。
2度お返事を送ったのですが、戻ってきてしまいました。
メールアドレスが違っているのか
受け取り拒否状態になっているのか
それとも、それ以外の理由なのか・・・
せっかくメールくださったのに
お返事を届けることができず残念です。
感謝の気持ちだけここでひとこと
ありがとうございます。

イレーネの死

2010-03-03 11:11:22 | エッセイ
一通の訃報メールが届いた。

スウェーデンの友達イレーネの死だ。50歳だった。
私たちがスウェーデンに住む前に日本で知り合って
スウェーデンでも親しく付き合って、
そして、昨年夏、日本を家族で訪問してくれた。

そうした意味で、十数年来の友達だ。

めったに合わないけれど、大好きな友達というのがいる。
イレーネは私にとって、まさにそんな存在だった。

明るくて賢くて気取らなくて思いやりがあって、そして、きりっとしている。

昨夏、突然、日本訪問の連絡があった。
わたしは、彼女の依頼に基づいて、各地のお勧めの宿を手配した。

二人の子供たちは、日本で生まれていた。
成長した二人も両親と一緒に日本の地を踏んだ。

久しぶりに会った子どもたちは、ずいぶん成長して、
かつての面影はほとんど残っていない。
こんな記事も書いた。

その時、彼女からこんな話を聞いた。
「私の癌が10年ぶりに再発して、もう骨まで転移している。
娘は、私のことが心配で、友達と遊ぶことなく私のそばにばかりいて
暗い子になってしまった。それがすごく心配なんだ。
化学療法中だけれど、日本に来る間は、治療をやめているので
からだが楽だ」

闘病中には見えないほど、彼女は元気だった。
いつものように、よく笑いよく話した。

ひとつだけ気になったのは、京都へ向かう新幹線のホームまで
見送りに行った時に、
ベルの音がなっているにもかかわらず、
なかなか乗り込もうとしなかったことだった。

話していた私が気が気でなく、無理やり中に押し込んだ。
その瞬間ドアが閉まった。

ドアの向こうで手を振りながら遠ざかる。
それが、私の記憶に残る彼女の最後の姿だった。

「とてもよかった」
と帰国してからメールがきた。
各地のエピソードをそれぞれ書いてくれた長いメールだった。

忙しさと英語力を理由に
「それはよかった」
と短いメールを返した。

それが、最後のやりとりだった。

いつかは来る予感がしていた。
彼女の訃報。
それが、こんなに早いとは。

残された時間に限りがあると知った家族が、
もう一度みんなで旅行しようとした先が
日本だったのだ。

彼女の夫からのメールに
「あの旅行は、ハイライトだった。
彼女ともその話をよくした。
僕の人生は本当に幸せだった。彼女と一緒に過ごすことができて」

離婚の多いスウェーデンでは珍しいと言ってもいい初婚どうしの夫婦だった。

彼女の人生最後のビックイベントに
関わらせてもらえたことをとても誇りに思う。

私は、彼女の人生に少しは、明るさを加えただろうか。

イレーネ。
あなたの夫はこんなメールも送ってくれたよ
「エルビラ(娘)のことは心配ない
彼女は強い子だ。イレーネの死も、きちんと受け入れたようだ」

あなたの娘だもの。

イレーネ。
短かったけれど、あなたもあの笑顔できっと言うだろう。
「幸せな人生だった。後悔はないよ」

さびしいのは私。後悔するのも私。
命に限りがあると知っていたのに、なぜもっと・・・

明日が彼女の告別式だ

かさごのからあげ

2010-01-07 11:16:28 | エッセイ

あまり正月ネタがないので、
ごまかしエッセイ。

近くの漁港の市場にある有名な食堂。
名物は巨大かきあげですが、
何しろすごいのですが
一度食べたら途中で油に耐えられなくなりリタイア。

もちろんぺロりと食べる人もいます。

どの料理もお手頃価格で、
旅雑誌などにも取り上げられるのもうなづけるところ。

自覚してか、してなくてか
ウリはどうやら、地方色あふれる市場食堂のぶっきらぼうさ・・・らしい。

親しいのか馴れ馴れしいのか横柄なのかぞんざいなのか
微妙なバランスの言葉づかいで接客してくれる。

きっとそういうのを
「旅に来たなあぁ。素朴だなあ」という
実感とともにしみじみする人もいるのだろう。

でも、旅人ではない地元民としては、
いまどき珍しい自分軸の接客。

画像は名物のカサゴのから揚げ。
大皿に山盛りになっている。
口を開けて、「写真とってぇ」と叫んでいるように見えない?

ということで携帯をとりだし
レジの私よりずっと年上のお姉さんに聞いてみた
「写真とっていいですか」
視線も合わせずぶっきらぼうに
「カサゴに聞いても答えられないよ。いいよ」
しゃきしゃきの河岸っぽさ。

でも、ここは
「どうぞ、いいですよ」
なんてにっこり答えてもらった方がやっぱりうれしいな。




娘の誕生日

2009-12-07 23:56:11 | エッセイ
ニュージーランドに長期家出中の娘からメールが来た

  *******

拝啓
忙しいPeco家の皆様へ。

ねー、誕生日くらい覚えてようよ。いや、去年も
「あんた、いつ産まれたっけ?」
とか聞かれたけどさ。

お答えしますが12月7日産まれです。

こっちの家族が盛大に祝ってくれましたけど、
実の家族が連絡もないといったら、驚き呆れていました。

こういうところから「●●●●(娘のフルネーム)」が生まれたんだよ。
まー、いいけどね。

敬具

   ******
いかん。帰宅が既に日付変更線近く。ぐれてはいけないので、慌てて返信
  *****


タイトル 「で、何歳になったんだっけ?」

本文

●●(娘の名前)

今仕事から帰ってきたところ。

お誕生日おめでとう
って言おうと思ったら
メールが来てた。
ちなみに
ロジャーからもANAからも誕生日祝いが来てた
ANAって全日空だけど。

転送するね



ちなみに
我が家ではすでに●●(娘の名前)は
過去の人になっています。

と私以外の家族は言っています。

お母さんは、まだ愛してるよ。

*****
娘からの返信
*****

ふつう、「愛してる」に赤入れるよね。


こんな風景

2009-09-26 00:20:57 | エッセイ

こんな風景を見ながら育ったら悪い人にはぜったいならないだろうな
なんて思うような風景。

グラッサー博士のリアリティセラピーでは
「人間にとって唯一の問題 は不幸であること」とする。人が不幸なときには、とてつもなく創造的になり、その結果非行、犯罪、薬物依存、暴力、精神病と呼ばれるような行動をとるようになる。

と言っている。

そして不幸と言うのは、(貧困など以外には)「お互いが望んでいるのに満足な人間関係が築けないこと」
とも言っている。

つまり、「あなたはあなたのままで素晴らしい」
「あなたのままで価値がある」
と無条件の愛を実感していないことじゃないかと私は思う。

不幸な人は「自分の価値を不当に下げている」
特に「人との比較で自分を不幸にしている」
ような気がする。

こんな風景に包まれて暮らしていたら
それだけで、いい人でいられそう。

沖縄は歴史的にも過酷だったし
現在だって、大都会の生活水準には遠いようにみえる。

でも、私のあった久米島の人たちは、みんないい人だった。
みんな幸せなんだと思った。

きっと地域の中で大事にされて育ってきたのだろう。
みんなが知り合いで家族のようなら
凶悪犯罪なんておこらない。
誰も、自分の家族を本気で傷つけようなんて思わないから。

数字を確かめたわけじゃないけれど、
きっと犯罪発生率はすごく低いと思う。

道を聞いたら
「地図じゃわかりにくいから」と自分の車を出して先導して案内してくれた人。
居酒屋に来るのに自分の家のシークワーサをいっぱい持ってきて
初対面の居合わせた客に配る人。
観光の見どころを聞いたら
次の客が待っているにもかかわらず、あれこれと親身に教えてくれるお店の人。

たった数日の滞在なのにあげたらきりがないくらい
たくさんの「いい人」に出会った。

癒されたぁ

沖縄・久米島・はてのはま

2009-09-22 23:21:06 | エッセイ
前回のロブスターネタは大人気。
アクセス数はマイレコード更新。
でしたが、今日は急に沖縄ネタ。

久米島に来ています。

沖縄民謡を聞かせてくれる居酒屋「島風(しまかじ)」で
すごく久しぶりに「さとうきび畑」を聞きました。

メインボーカリストの店主(だと思う)が上手だったこともありますが
記憶や思いを呼び起こさせるいい歌でした。

大学のクラスメートにSさんという年上の女性がいました。
「いずれきっと何かをしていると思いながら、ふと気付くと30歳になってしまった。
何もしていなかった。
これではいけないと姪と一緒に受験勉強して二年がかりで大学に入った」

入学の思いをこんな風に語っていた。おしゃれな素敵な女性でした。

彼女が、クラスのコンパで一度だけ歌ったのがこの「さとうきび畑」
すごく上手というわけではないけれど、
しみじみと丁寧に歌うその歌詞は、
ストレートに心に届き、静かな感動がひろがりました。

「独身を後悔したことはないけれど、長い付き合いの男友達と
楽しく話していても、
ある時間になるとそわそわと家に帰りたがる。
その時は、さびしいなと思う」
ふたりで喫茶店で話をしているときにふと漏らしたこんな言葉。
妙に心に残っています。

学生とは名ばかりに遊んでばかりいたわたしが
「勉強しなかったことが後悔」と話すと
「うらやましいと思っていた。わたしは、勉強しかしなかった」
とSさん。

そして、大学院へ進学して卒業して
ようやっと自己実現の第一歩を歩きだした矢先、
急逝。

Sさん。あなたの亡くなった歳をとっくに過ぎた私だけれど、
あなたの真摯な生き方をまだまだ超えることができません。

でもね、この歳になっても勉強し続ける日々を送っているんですよ。
あの怠け者のわたしが。

「さとうきび畑」は、わたしに、かつての素晴らしい同級生の存在を思い出させてくれました。
体験の全てが自分に必然だったように
会ったすべての人々が、みんな、必然の出会いで
何らかの影響を自分に与えてくれていたのだと
今更ながら気づいた一曲でした。

Sさん。前向きに倒れて命尽きたのなら
目指すところの途中でも、幸せな思いで死ねるのだろうか。
その答えを、あなたから聞きたい。

あなたは、きっと、あの静かな笑顔で笑うだけで答えないのでしょうね。

ペコちゃん

2009-08-29 14:04:04 | エッセイ

学生時代に、似ているからとペコというあだ名をつけられました。

ずっと、忘れていたのですが、ハンドルネームってのを知らなかった時に
ずっと「管理人」で掲示板に出ていたら
それが気になっていたらしい友人から
「ペコってよばれていたよね。ハンドルネームがあったほうがいいよ」
などという書き込みがあり、
以来「Peco]とか「Peco Sweden]とか名乗っています。

というわけで、
ことさらミルキーが好きなわけではないのですが、
ペコちゃんが他人とは思えない。

行ってきましたよ。
銀座のペコちゃんミュージアム(9月6日まで)

仕事帰りのスーツ姿のおばさんはさすがにひとりだけでした。
でも、スーツ姿ではないおばさんやおじさんは山盛りいました。
中には沖縄から来たという人も。

ペコちゃんとの記念撮影タイムに参加した人の
8割は40代以上(推定)
おじさんも2割いました(実測)

かくも昭和世代に愛されるぺこちゃん。
きっといろいろな思い出と結びついているんでしょうね。

ちなみにペコちゃんのローマ字表記はpekoでした。

え、ペコちゃんとの記念撮影をしたかって?
永遠の6歳と並んだら、わが身が気の毒でしょ。


沢田公園の露天ぶろ

2009-07-07 10:40:16 | エッセイ

西伊豆、堂ヶ島の近くに沢田公園という海が見える絶壁の小さな公園があります。
そこがなぜ有名かというと、絶壁の上に露天風呂があるからです。

西伊豆は海に夕日が沈む夕日観光には絶好のロケーション。

町が管理しているこの素朴な露天風呂。
何しろ2畳ほどの脱衣所と、8畳ほどの露天風呂が
男性用、女性用とならんでいるだけ。
まわりは、いくらでものぞけそうな板塀でかこってある。

これで500円は??
という露天風呂ですが、何しろ駿河湾を見下ろしながら
沈みゆく夕陽を野趣満点で楽しめる。

人によって大きく評価は二分されると思うので、
お勧めとは言い切れないけど、
興味があったら行ってみて。

ちなみに、わたしは大好きです。

でもね、管理人さん。
18時に追い出されるんじゃ、夕日が水平線に沈むところ見られないんですけど。

先週は、まだまだ陽が高いうちに撤収させられました。

あ、この先は絶壁ですが、
観光船は時々通ります。立ち上がればばっちりみられています。