鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

心にながれる河

2014-03-05 | 
人にはそれぞれの「想い」があり、それぞれの「思い」があります。
似ているようで違うもののようです。
世界中に思い違いの河が流れています。
どんな橋を架けたらいいのか…答えは簡単ではありません。


     心にながれる河
                          2006年12月 鈴木信夫

人生のなかに込められているもの
みえていますか、みたことありますか
僕らは思っているほど、そんなにわかっていない気がする
そこに生きる人にしかわからない「想い」がある
それをわかったふりをしてないか
どんなに言葉をならべても、他人事になってしまう
それをわかったふりをしてないか
どんなに涙を落としても、つまらない嘘になってしまう

この時代に、僕らが送れるメッセージは何なのだろう

人生のなかに込められているもの
知っていますか、知りたいですか
僕らをへだてているのは、そこにながれる河だけじゃない
心にながれる河にある「小さな思い違い」
この河を越えるための橋をかけよう
どんなに時間をかけても、友情を広げてみたい
この河を越えるための橋をかけよう
どんなに途方に暮れても、あなたを勇気づけたい

この時代に、僕らが送れるメッセージは何なのだろう

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