鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

花は新しく生命を与えてくれる

2016-01-31 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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今年の冬は暖かかったり寒かったり困ったものです。
先日は沖縄で雪が降ったりしました。
こんな寒さの中でも花はしっかりと咲きます。
そこに生命の強さを感じます。


    花は新しく生命を与えてくれる
                              2006年2月

はるかに遠い南の国ではこんなふうにいいます
「花は新しく生命を与えてくれる」
君は知っていますか
かわいい君に花をあげるよ
きっと君にしなやかな生命をくれるから
そこに咲く花の想いをみてください
その生命のいとしさ、わかりますか
かわいい君に花をあげるよ

はるかに遠い南の国ではこんなふうにいいます
「花は新しく生命を与えてくれる」
君はこの言葉を信じますか
かわいい君に花をあげるよ
きっと君に確かな生命をくれるから
そこに咲く花の想いをみてください
その生命のかけがえのなさ、わかりますか
かわいい君に花をあげるよ
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そんなに泣けるものじゃない

2016-01-29 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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自分のことになると考えれば考えるほど悲しくなったようです。
でも、自分以上に悲しみが大きい人がいることを考えれば、なんでもないと思うようになっていたようです。


       そんなに泣けるものじゃない
                                      2006年5月

悲しかったら泣けばいいって言うけど
 人って、そんなに簡単に泣けるものじゃない
人は、簡単になんて泣けるものじゃない
気持ち取り戻せるって解っているけど
 人って、そんなに簡単に泣けるものじゃない
人は、簡単になんて泣けるものじゃない
思い切り泣けたらどれだけ楽だろうね そう思っている僕がいる
思い切り泣けたらいいのにね そう思っている僕がいる
ここにある悲しみを知れば知るほどに 僕は泣けなくなる
僕がかかえる悲しみはそんなものじゃない
だから 僕は泣くのは止めて 微笑をたたえることにした
あなたの悲しみを受け止めるために
ここにある悲しみが深ければ深いほど 僕は泣けなくなる
本当の悲しみはそんなものじゃない
だから 僕は泣くのは止めて 微笑をたたえることにした
あなたの悲しみを受け止めるために
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小さな約束

2016-01-27 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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自然は大切なものです。
人はともすればその自然を大事にすることを忘れています。
もっと敬う気持ちを持たなければいけないのではないでしょうか。


         小さな約束
                                    2006年5月

きみは知っていますか、空がある訳を知っていますか
それは、小さな約束をかなえるため
それは、小さな約束をつたえるため
雨が生まれて、きみの大地を満たしてくれる
光が生まれて、きみの大地を照らしてくれる
そして、きみを生かしてくれる

きみは知っていますか、風が吹く訳を知っていますか
それは、小さな約束をかなえるため
それは、小さな約束をつたえるため
南風が生まれて、きみの大地を暖めてくれる
北風が生まれて、きみの大地を冷ましてくれる
そして、きみを迎えにきてくれる

きみは知っていますか、海がある訳を知っていますか
それは、小さな約束をかなえるため
それは、小さな約束をつたえるため
生命が生まれて、きみの大地を豊かにしてくれる
愛が生まれて、きみの大地に与えてくれる
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好きだな。

2016-01-25 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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「あなたの好きなものは何ですか?」という質問をされたらなかなか答えにくいと思います。
人によって、食べ物を思い浮かべるか、趣味を考えるか、スポーツか、etc、様々で広範囲になりますよね。
本当に好きなもの…それは?


       好きだな。
                            2006年5月

好きだな。人が。あなたが。
いちばん好きだな。笑っている人が。
いちばん好きだな。笑っているあなたが。

好きだな。あさがおの花が。
いちばん好きだな。その淡い色彩が。
いちばん好きだな。その優しげな花びらが。

好きだな。空が。大空が。
いちばん好きだな。どこまでも続いている青が。
いちばん好きだな。その透明感が。

好きだな。生きているのが。
いちばん好きだな。今を生きているのが。
いちばん好きだな。生かされているのが。
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歓喜と絶望の間で

2016-01-23 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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「人生はあざなえる縄のごとし」「人間万事塞翁が馬」と言います。
「いいこと」も「わるいこと」も、「うれしいこと」も「かなしいこと」も、受け止め方次第だと思います。


        歓喜と絶望の間で
                                    2006年5月

人生には二つのものが存在する
一つを「歓喜」と呼び、一つを「絶望」と呼ぶ
どちらが何時訪れ、どちらが何時去っていくか
それは誰にも解からないものなのだ
人々よ、「歓喜」が訪れたならそれを喜べばよい
そこに生きるという至福の瞬間がみえる
しかし、人々よ、「歓喜」に酔い過ぎるな
その時に、全ては崩れ去っていくものなのだ
人々よ、「絶望」が訪れたならそれを悲しんでよい
そこに生きているという意味がみえる
しかし、人々よ、「絶望」に打ちのめされるな
心で受け止めた時、あなたたちは高みに近づいているのだ
その二つを知ることが人生を生きること
そのため、人には「歓喜」と「絶望」が与えられたのだ
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人という可能性をもつもの

2016-01-21 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人にはそれぞれ役割が与えられているというのが鈴木信夫の持論でした。
その役割をどれだけ果たすことができるかそれが人生の目標となるのでしょう。


       人という可能性をもつもの
                                        2006年5月

あなたは気付いていますか
人という可能性をもつものについて気付いていますか
神様に「わたし」という人生を与えられて
わたしはようやく気付くことが出来たようです
人にはそれぞれ持っている個性があります
才能も性格も思考も違っています
人との違いは生きていくのに少しも問題にはならないと知ってください
それぞれが人として成長していくことが大事です
そのときに大事なことがあります
それが「あなたには、あなたの可能性があります」ということです
だから、あなたはあなたなりの成長をしていく
それが「わたしには、わたしの可能性があります」ということです
だから、わたしはわたしなりの成長をしていく
それをめざして日々を生きればいいのです
わたしは「わたしの可能性」を信じて生きてみます
あなたはどうしますか、「あなたの可能性」信じてみませんか
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満月のころに

2016-01-19 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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周りを海で囲まれている日本、海は格別のものかもしれません。
海には何とも言えない魅力があふれていますね。
鈴木信夫はそんな海が好きでした。


   満月のころに
                 2006年5月

きみを連れていきたい
満月のころに
きみを連れていきたい
一つ一つ海の匂い
感じてみてほしい
命の匂いがするから

きみを連れていきたい
満月の海に
きみを連れていきたい
一つぶ一つぶ砂の感覚
感じてみてほしい
命を感じるから

きみを連れていきたい
満月が光なげかける海に
きみを連れていきたい
一つ一つ波がはじける音
感じてみてほしい
命が聞こえてくるから
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View Of Life

2016-01-17 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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生きていくことがどれほど大変なことか、不自由な身体だからこそよくわかっていました。
揺れ動く気持ちを何とか抑えて前向きに生きてきました。


         View Of Life
                                    2006年5月

揺らぐ事ない人生観を持ちたい
そう思ってはいるけれど、気持ちはいつも揺れてばかり
揺らぐ事ない人生観を持ちたい
愛する事、生きる事の意味は少しわかってきたかも知れない
それでも、気持ちはいつも揺れてばかり
揺らぐ事ない人生観を持ちたい
幸せ、不幸せが背中合わせである事も人生から教えられてきた
それでも、気持ちはいつも揺れてばかり
揺らぐ事ない人生観を持ちたい
この世に生きていくほど難しい事はないのも知っている
それでも、気持ちはいつも揺れてばかり
揺らぐ事ない人生観を持ちたい
それに必要な事が何なのかは見えている
今まで創ってきた想いの上に新しい想いをかさねていく
気持ちが揺れる中で私の想いが形になっていく
人生観はそうやって出来ていく
だからこそ懸命に生きていく事が大切になるのかも知れない
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僕は何かに導かれて生きていく

2016-01-15 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人は昔から見えないものに対する畏敬の気持ちを持っていました。
見えない力には素直にならなければいけないのですが、ともすれば自分の力のように勘違いをする人がたくさんいます。

     僕は何かに導かれて生きていく
                                  2006年5月

僕は何かに導かれてこの人生を生きてきました
見えない何かに導かれて生きてきました
見えない何かは、自由に形をかえていきます
時に母の愛になります
この僕を優しい場所へと導いてくれました
時に父の愛になります
この僕を正しい道へと導いてくれました
時に人との出会いになります
この僕が人を好きになるように導いてくれました
時に心との出会いになります
この僕が心に従って生きるように導いてくれました
それによりこの僕がここにいられるのです
見えない何かに導かれてここにいられるのです
これからも見えない何かに導かれて僕は生きていくのですね
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きみが恵まれるように

2016-01-13 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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鈴木信夫は自分よりもまず他の人が幸せになることを望んでいました。
作品にはこれをテーマにしたものが数多くあり、この詩もその一つです。


      きみが恵まれるように
                                  2006年4月

僕という一つの生命が与えられて、今を生かされている
その幸せを想う時に、こころに涙がこぼれます
きみがこの世界に生まれてきてくれた
その幸せを想う時にも、こころに涙がこぼれます
そして、僕は星に祈ります
きみが恵まれるように、愛情に恵まれるように
僕は星に祈ります
きみが恵まれるように、勇気に恵まれるように
きみのために祈ります
きみが恵まれるように、優しさに恵まれるように

僕という一つの生命が許されて、今を生かされている
その幸せを想う時に、こころに光みたされてきます
きみがこの世界に生まれてきてくれた
その幸せを想う時にも、こころに光みたされてきます
そして、僕は星に祈ります
きみが恵まれるように、人に恵まれるように
僕は星に祈ります
きみが恵まれるように、幸運に恵まれるように
きみのために祈ります
きみが恵まれるように、喜びに恵まれるように
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歳 月

2016-01-11 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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♪ ”時間が必ず解決するのよ、どんなに苦しい出来事だって” ♪
こんな歌がありました。
忘れてはならないことは時間とともに記憶から薄れていかないようにしたいものです。


        歳 月
                                      2006年4月

その苦しみは、歳月がやわらげてくれる
あなたのすべてをうけとめてくれる
こころ苦しいときには、あなた自身をゆだねてしまえばいい
その痛みは、歳月がやわらげてくれる
あなたを少しずつかえてくれる
こころ痛いときには、なにもこらえなくていい
歳月は、わけへだてない愛情ようなもの
あなたをずっと待っていてくれる
あなたは、ながれに任せるだけで大丈夫
きっとそれで大丈夫だから
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確かなものがあるなら

2016-01-09 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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世の中は不確かな情報にあふれています。
問題なのは不確かなものをあたかも確かなもののように言ったり書いたりする人たちがいることです。
よく見極めないと……。

     確かなものがあるなら
                              2006年4月

確かなものがあるなら、教えてください
人って確かなものですか
確かにそこにみえますか
この時代は確かさがみえにくい時代です
なにかがずれている時代です
ですから、私は、確かめていたいのです
この生命が生きていること
あなたの愛が生きていること
確かなものがあるなら、教えてください
人って確かなものですか
確かにそれが触われますか
この時代は確かに生きにくい時代です
なにかがたりない時代です
ですから、私は、確かめていたいのです
ここに大事なものがあること
あなたがどれだけ大事であるかを
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大河は深くゆっくり

2016-01-07 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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2008年から始まった浅田美知子さんへの詩手紙ですが、2008年8月28日出したこの詩には次のようなコメントが添えられていました。
「自分みがき・・・遠いみちのりですね。これで終わり、これでいいということはないですから。人と刺激しあうことの意味と大事さをかんじます。」

      大河は深くゆっくり
                                2006年3月

あなたは、この世界に望まれて「生」を受けたはず
そんなにも急いで何処に行こうというのか
あなたは、なぜ生き急がなければいけない
そこまで生き急ぐことはないのに

大河は大地を深くゆっくり流れていく

大河よ、人はどうすれば深く流れられるのか
理由(こたえ)は自分の姿のなかにある
今、まず信じてみる、自分自身を
今、もう少し生きてみる、じっくりと

あなたは、この世界に望まれて「生かされている」はず
そんなにも急いで何処に行こうというのか
あなたは、なぜ生き急がなければいけない
そこまで生き急ぐことはないのに

大河は大地を深くゆっくり流れていく

大河よ、人はどうすればゆっくり流れられるのか
理由(こたえ)は自分の心のなかにある
今、まず見つめてみる、自分自身を
今、もう少し生きてみる、ゆっくりと
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宝相華(ほうそうげ)

2016-01-05 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から

2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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仏教における「天上界」にはいろいろなものがあるようです。
修業を積んだ人でなくても天上界へ行けるというのが仏教のいいところなんでしょうか。


   宝相華(ほうそうげ)
                              2003年1月

それは、天の世界に咲く美しい華をさす
ひとひら、ひとひら地上に降りてゆく
天にある世界から「愛」の理念を降ろすために
ひとひら、ひとひら地上に降りてゆく
その愛のひとひら、ひとひらには
まばゆいばかりの生命の営なみがみえるようです
天にある世界から「美」の理念を降ろすために
ひとひら、ひとひら地上に降りてゆく
その美しいひとひら、ひとひらには
生命を生かす力が内包されているようです
ひとひら、ひとひらを地上に降ろしているもの
それは、宇宙をも統べる大きな存在
それは、すべての本質でもある
そして、天から降ろされた宝相華(ほうそうげ)
そのひとひら、ひとひらが私たちなのですね
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誕 生

2016-01-03 | 
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鈴木信夫の充実期の作品から


引き続き2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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新しい年が始まりました。
昨日から今日へ日が変わることは同じなのに年が変わるのはなぜか違った気持ちになるのは不思議なことです。
気持ちを新たにまた頑張りましょう!


      誕 生
                              2002年12月

誕生の瞬間は、すべて美しい
人でもいきものでもすべて美しい
そこに誕生の意味を解くかぎがある
すべての誕生の瞬間には、
あなたの見えざる力が働いているということ
誕生の瞬間は、すべて奇跡の瞬間
人でもいきものでもすべて美しい
そこに奇跡の意味を解くかぎがある
すべての奇跡の瞬間には、
あなたの見えざる力が働いているということ
誕生の瞬間は、すべて愛あふれる瞬間
人でもいきものでもすべて美しい
そこに愛の意味を解くかぎがある
すべての愛の瞬間には、
あなたの見えざる力が働いているということ
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作品を引用するとき

作品を引用する際は、必ず作者名を記載下さい。 また、書籍に収められているものは、出版社名も併せて記載下さい。