鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

しゃぼん玉

2014-07-30 | 
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鈴木信夫の初期の作品から

初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。
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子供たちが素朴な遊びをしなくなってきました。
たまに、しゃぼん玉を見かけるとなぜかホッとします。


          しゃぼん玉
                            2000年10月 鈴木信夫

僕の想い、君の想い、みんなの想いを集めて託そう
石鹸のいい香りを漂わせ、空の鮮やかな色を映しだす、しゃぼん玉に

僕の夢、君の夢、みんなの夢を集めて託そう
ガラス玉のように透き通った、プリズムの光のような虹色の、しゃぼん玉に

僕の宝物、君の宝物、みんなの宝物を集めて託そう
ゆっくりふわふわと上っていく、太陽の光でキラキラ輝く、しゃぼん玉に

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Change the World

2014-07-28 | 
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鈴木信夫の初期の作品から

初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。
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この詩を作ってから10数年たっていますが、世界は変わったでしょうか。
変わったとすれば、悪くなったように思います。
でも、少しでも良くなるように夢は持ちたいものです。



  Change the World
                      2000年10月 鈴木信夫

こんな時代って、変えてみたい
そんな夢見たってと言うけど
夢から始まり、時代は変わる
こんな世界って、変えてみたい
そんな夢見たってと言うけど
夢を持たなきゃ、世界は変わらない

Change the Times
Change the World

人の心も変えられる
そんな夢見たってと言うけど
夢を信じる勇気があれば、人の心も変わるはず
人の心も変えられる
そんな夢見たってと言うけど
描き続ける勇気がなけりゃ、人の心は変わらない

Change our Mind
Change the World
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心のダイヤモンド

2014-07-26 | 
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鈴木信夫の初期の作品から

初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。
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誰しもが持っているはずの大切なもの。
いま、世界中でそれをなくしてしまった人たちがたくさんいます。
実に悲しいことですが、どうすればいいのか。


     心のダイヤモンド
                         2000年10月 鈴木信夫

すべての人は宿している 肌の色がどうであろうとも
すべての人は宿している どんな所にいようとも

心に必ずダイヤモンドを持っている
美しい美しいものを 神は与えられた

この宇宙で最もすばらしい心のダイヤモンドを
心に必ずダイヤモンドを持っている

愛と勇気、夢と希望を 神はもたらされた
永遠に永遠に消してはならない心のダイヤモンドを
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弱さ

2014-07-24 | 
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鈴木信夫の初期の作品から

初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。

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    弱さ
                  2000年10月 鈴木信夫

弱いものだよ 人の心なんて

強がってみたって 空しいだけさ

いいんだよ 弱くって

強くなれるんだ 弱さを知ってるから

弱さをみせることを恐れないで

誰もがみなもってるんだから

弱いから人なのさ

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青春に贈る

2014-07-22 | 
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鈴木信夫の初期の作品から

初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。

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生命(いのち)という言葉を大切にしていました。



  青春に贈る
                      2000年9月 鈴木信夫

 精一杯、生命輝いてみよう
 この与えられた小さな生命を

 あなた輝きを失っていませんか
 あきらめていませんか
 生きてること無意味に思えるとき、思い出してほしい
 誰にでも輝きがあることを

 もう一度燃やしてみよう
 この心に感じる生命の火を
 
 あなた、冷めていませんか
 もう一度熱くなりませんか
 心が空白になったと思えるとき、思い出してほしい
 心には限界がないことを
     
 もう一度燃やしてみよう
 この心に感じる生命の火を
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忘れ去ったもの

2014-07-20 | 
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梅雨がそろそろ開けそうです。本格的な夏がやってきます。
今日からは、初期の作品から選んで紹介してゆきます。
詩としては未熟なところはありますが、想いはよく表れていると思います。

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   忘れ去ったもの
                     2000年8月 鈴木信夫

あなたは生命をつくられた
うつくしいものとして
輝かしいものとして
この時代に
すばらしいものとして
やさしいものとして

いつしか忘れ去ってしまった
置いてきてしまった
愛しあうことを
信じあうことを
どこかに
いたわりあうことを
人のよろこびを自らのよろこびにすることを
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トマトひとつ

2014-07-19 | 
鈴木信夫はトマトが大好物でした。
トマトは野菜なのか果物なのかという議論があります。
どちらでもいいことなのですが、食卓には欠かせないものだとすると野菜なのかな。


        トマトひとつ
                              2004年1月 鈴木信夫

僕はきみがとても好き
きみは熱いあつい夏に「ぐっと」赤みをますトマトひとつ
あざやかな赤がいいね
まっ赤になったきみが好き

僕はひとがとても好き
ひとも熱いあつい夏に頑張っていたら大きくなれる
前を見つめる視線がいいね
いつもめいっぱい頑張るひとが好き

僕はきみがとても好き
きみは熱いあつい夏に「ぐっと」甘みをますトマトひとつ
みずみずしいのがいい感じ
ちょっと酸っぱいきみが好き

僕はひとがとても好き
ひとも熱いあつい夏に夢を描いていたらかならずかなう
キラキラしてていい感じ
夢をあきらめず生きてるひとが好き



この詩は、詩集「生命いっぱい」(神奈川新聞社)P162に収録されたものです。
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半夏生(はんげしょう)

2014-07-17 | 
先月の終わり、テレビの朝の報道番組の中で、この「半夏生」が取り上げられていました。
いずれは一つの色になるのですが、どっちつかずの時があるものです。
フィギュアスケートの浅田真央ちゃんのハーフハーフという言葉を思い出しました。


      半夏生(はんげしょう)
                       2006年7月 鈴木信夫

わたしのこころ
いつでも半分半分になっている
嬉しい時には後ろに悲しみがいるのです
矛盾がどこかにひそんでいるのです
半夏生の葉のように
いつでも半分半分になっている
喜びの時には後ろに悔しさがいるのです
向き合いきれない何かあるのです
わたしはこころ
化粧したいと思うけれど
すべてが半分になってしまうのは何故なのか
生きることはそんなふうに割りきれないのかな



※「半夏生」(はんげしょう)
   夏至から数えて11日目頃の日を「半夏生」と呼ぶが、その頃に、花が咲くことから。
   「半化粧」(はんげしょう)
   「片白草」(かたしろぐさ)とも(葉の半分ほどが白くなることから)。
  夏の盛りの頃になると、白い葉の白い部分は色落ちして、ふつうの緑色っぽくなる。

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気持ちいい感覚

2014-07-15 | 
先週、大型の台風が日本列島を直撃しました。雨と風の被害が各地で出ました。
風は、こんな迷惑なものだけではなく、こころに沁みる風もあるようです。

今日からこの季節に合った詩をいくつか紹介します。


       気持ちいい感覚
                              2006年6月 鈴木信夫

蒼い風たちが吹き抜けて僕の世界を変えてくれる
夏はそんな季節です
風がこんなに気持ちいいなんてずっと忘れていた
人の愛も同じだと思います
届け続ければ愛は世界をかならず変えてくれる
人の愛がこんなに気持ちいいなんてずっと忘れていた
僕もいつも風のように愛を届けたい
そう思い続けています

蒼い風たちがこの街すべてを蒼く色づけてくれる
夏はそんな季節です
風がこんなに気持ちいいなんてずっと忘れていた
人の愛も同じだと思います
風のように知らないうちに心に届いていく
人の愛がこんなに気持ちいいなんてずっと忘れていた
僕もいつも愛のようでありたい
そう思い続けています
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ありがとう、ごめんなさい

2014-07-13 | 

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  詩集「マイナスからのスタート」より
 2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                    全体を三つに分け、                                   第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                     という構成になっています。
 この詩集の中から選んで紹介してゆきます。
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詩集「マイナスからのスタート」の詩を 6月1日から一日おきに掲載してきましたが、
今日のこの詩で一区切りになります。
このブログでも一番最初にご紹介した詩です。(2013年6月26日)

多くの小中学校や専門学校などで教材として使われました。
短い詩の中に想いがすべて表されています。

こんのひとみさん が曲をつけてくださり、いろいろなミュージシャンがライブで歌うだけでなくCDアルバムに収めてくれています。
 こんのひとみ 「ちいさな声~パパとあなたの影ぼうし~」(ソニーミュージック)
 JAYE公山 「君への贈り物」
 KUSUYO 「ありがとうごめんなさい」


   ありがとう、ごめんなさい

  神様 生命を与えてくださり、ありがとう
  神様 生命を大切にできなくて、ごめんなさい

  お母さん 生んでくれて、ありがとう
  お母さん 生まれてきて、ごめんなさい

  お父さん 支えてくれて、ありがとう
  お父さん 期待に応えられずに、ごめんなさい

  神様 試練をありがとう
  神様 人生を恨んで、ごめんなさい

  お母さん 愛を与えてくれて、ありがとう
  お母さん 自由を奪って、ごめんなさい

  お父さん 認めてくれて、ありがとう
  お父さん 我慢させてばかりでごめんなさい

  みんな ありがとう、ごめんなさい
  でも、ありがとう

                         「マイナスからのスタート」より
                          2000年7月 鈴木信夫
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…のように

2014-07-11 | 

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  詩集「マイナスからのスタート」より
 2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                    全体を三つに分け、                                    第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                    という構成になっています。
 この詩集の中から選んで紹介してゆきます。( 6月1日から一日おきに掲載しています。)
 
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人には自分にできることとできないことがあります。
できないことでも…してみたいという気持ちを持っていることは大切なのではないでしょうか。


   …のように

笑っていたい…
イルカのように やさしい笑顔で

走ってみたい…
馬のように 美しく

泳いでみたい…
クジラのように 雄大に

翔んでみたい…
タカのように 力強く

生きてみたい…
5月の風のように さわやかに


                       「マイナスからのスタート」より
                        2000年6月 鈴木信夫

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神の望まれた事

2014-07-09 | 

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  詩集「マイナスからのスタート」より
 2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                   全体を三つに分け、                                   第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                    という構成になっています。
 この詩集の中から選んで紹介してゆきます。( 6月1日から一日おきに掲載しています。)
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いま、世界の各地で争いが起こっています。
この争いも最近始まったものではなく、特に、宗教的な対立は根が深いものがありますね。
簡単に解決はできないとは思いますが、人間の愚かさを感じます。



      神の望まれた事


  何が違うのか、何を誓ったのか、そして何千年

  何をするのか、何ができるのか、そして何千年

  何をどうしたいのか、どうすればいいのか、そして数世紀

  見えるもの、見えないもの、今でも変わっていないはず

  聞こえるもの、聞こえないもの、今でも変わっていないはず

  語れること、語れないこと、今でも変わっていないはず

  神は違うものを何か与えただろうか

  太陽でさえ同じものを、水でさえ同じものを

  人はそれを忘れている

  神の人間への念いは同じはず

  神は相争えと憎しみ合えといつ教えたのだろうか

  どれくらいの人が犠牲になればよいのだろうか

  神の望まれたのは美しい心の大切さに気づくこと

  神の望まれたのは美しい時代の流れを創ること


                          「マイナスからのスタート」より
                           2000年9月 鈴木信夫
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あなたの心はどうですか

2014-07-07 | 

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  詩集「マイナスからのスタート」より
 2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                   全体を三つに分け、                                  第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                     という構成になっています。
 この詩集の中から選んで紹介してゆきます。( 6月1日から一日おきに掲載しています。)
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こころとは厄介なもので、なかなか思うように制御できませんね。
そうはいっても、柔らかい心を持っていたいものです。



     あなたの心はどうですか

 かたくなな心 かたい硝子のような心
 あなたの心はどうですか
 そうした心は悲しい心 こわれやすい弱い心
 人生の壁にぶつかったとき
 粉々に ばらばらと砕け散っていく
    
 やわらかい心 水のように素直な心 天使のような優しい心
 生まれた時の輝く美しい心
 あなたの心はどうですか
 そうした心は素晴らしい心 ねばり強くめげない心
 たとえ人生の壁にぶつかっても
 すべてもうひとつの壁を乗りこえる力にできる
    
 あなたの心はどうですか


                           「マイナスからのスタート」より
                            2000年6月 鈴木信夫
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きみに伝えたいこと

2014-07-05 | 
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詩集「マイナスからのスタート」より
2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                   全体を三つに分け、                                   第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                     という構成になっています。 この詩集の中から紹介してゆきます。            6月1日から一日おきに掲載しています。
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信夫はいくつかのキーワードを大切にしてきました。
この詩は、その大切な言葉を伝えたかったのです。


     きみに伝えたいこと


きみに伝えたいことがあるんだ

生命が大切なこと 「どうして?」 それはひとりひとり役割があるから

家族が大切なこと 「どうして?」 それは最後まで見守ってくれるから

友だちが大切なこと 「どうして?」 それは互いに成長できるから


きみに伝えたいことがあるんだ

愛が必要なこと 「なぜ?」 それは人にやさしさをもたらすから

夢が必要なこと 「なぜ?」 それは人に勇気を与えるから

希望が必要なこと 「なぜ?」 それは生きていく力になるから


こんな時代(とき)だから 目に見えないものが大切なこと

それをきみに伝えたいんだ


                           「マイナスからのスタート」より
                            2000年7月 鈴木信夫
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天使の贈り物

2014-07-03 | 
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詩集「マイナスからのスタート」より
 2001年3月、最初の著書を文芸社から出版しました。                   全体を三つに分け、                                  第1章 私の歩んできた道                                第2章 詩集「マイナスからのスタート」                        第3章 ともに生きる人たちへ(エッセイ集)                      という構成になっています。 この詩集の中から紹介してゆきます。            6月1日から一日おきに掲載しています。
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天使の存在を信じるかどうかはその人の心の持ち方によります。
どんなときでも支えてくれる何かがあるものです。
それが天使ではないでしょうか。


       天使の贈り物
       
 天使はいつも見つめているよ あなたのことを
 天使はいつも歩いているよ あなたのとなりを
 天使はいつもそばにいるよ あなたのために
     
 悲しみの中にある時 挫折の時には ともに涙を流しているんだよ
 喜びに満ちあふれている時 うれしい時には ともに光の中にあるんだよ
     
 天使はいつも待っているよ あなたのことを
 天使はいつも支えているよ あなたの背中を
 天使はいつも願っているよ あなたのしあわせを
     
 かかえきれないほど贈り物をたずさえて


                         「マイナスからのスタート」より
                          2000年6月 鈴木信夫     
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作品を引用するとき

作品を引用する際は、必ず作者名を記載下さい。 また、書籍に収められているものは、出版社名も併せて記載下さい。