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3Dプリンターって凄い!

2012年12月03日 00時32分26秒 | 管理人の独り言

昔々、設計の仕事をしていました。当然製品化するまでは様々な試行を繰り返し、試作品なんかも作りました。その試作品お値段ってとんでもなく高くつきますし、時間も大変に掛かるものでしたが、今ではなんと図面(CAD図面)があれば、あっという間にできてしまう3Dプリンターが有りますね。確か2,3年前には数千万円もしたはずですが、ここにきて百万円でも買えるものができてきましたし、家庭用の小型なものでしたら十万円台もあるそうです。

SFの世界では、とっくにできていたことが今、実用化されようとしています。日本のメーカーさん、新たなビジネスモデルとして、これって絶対、市場受けすると思うのですが・・・・・。

(お問合せ 裾野市商工会:055-992-0057) 

3Dプリンター超進化(NIKKEI.NETより抜粋)

年末に入り年賀状向けのプリンター商戦がスタートした。昨年はタイの洪水で文字通り水を差された格好になったが、その分今年は熱くなりそうだ。すでに一家に1台の感もあるプリンターだが、新しいイノベーションの芽が生まれつつある。それが「3Dプリンター」だ。3Dプリンターは3次元データを使い、プラスチックの樹脂を何層にも重ね立体構造物に再現する技術。これまでは建築の模型や試作品などを作る企業向けが主で、1台数百万円していた。それが性能の良いものでも10万円台で購入できるようになり、4万円ほどで買えるものも出ている。芸術分野や学校教育での活用も始まった。海外では3Dプリンター向けに自分で作成した3Dのデジタルデータを交換しあう、マッチングサイトも登場している

3Dプリンターの可能性は広がる。例えば食玩と呼ばれるおまけなどに付く小型のフィギュア。これまでは多品種展開が難しかったが、インターネット上のサイトでデジタルデータだけ販売すれば、後は自宅や3Dプリンターが設置してある店舗でダウンロードして作れるようになる。商品流通させる必要がないため、何千種類用意しても大丈夫だ。ネットで入手できたらおまけの意味がなくなるかもしれないが、お菓子の箱の中にバーコードを記載した紙を入れてサイトからダウンロードする権利だけを付けておけば補える。現在、1作品にかかる制作コストは小さなものだと数十円から100円、コーヒーカップくらいだと1000円程度とされる。もちろん一つ一つのパーツでプラモデルとして組み立てることもできるため、プラモデルメーカーにとっては図面を全てデジタルデータ化して販売するというビジネスチャンスが芽生える。実際に型を作り、プラモデルとして販売するには流通コストがかかる。それが図面データだけで事業が成り立てばプラモデルメーカーのビジネスモデルは大きく変わるだろう。日本には「ガンプラ」と呼ばれるガンダムプラモデルの愛好家も多い。今までにないマイナーなガンダムキャラクターやパーツが誕生するかもしれない。ミニカーやプラレールも様々なデザインの販売ができるようになる

指輪やペンダント、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)ケースなどのアクセサリーにも応用できる。デザインも3次元でかなり凝ったものまで作れるため、誰もがアクセサリーデザイナーになれる時代も夢物語ではなくなる。しかもネットで全世界に流通させることができ、国境を越えたアーティストが誕生する可能性もある。デジタルデータで人気になったデザイナーが実際の宝飾メーカーのデザイナーに抜てきされるサクセスストーリーも膨らむ。3Dプリンターはまだフィギュア程度だが、やがて粘土、金属、食材などにも広がり、大きなサイズも簡単に作れるようになっていくだろう。3Dスキャナーで自分の体を読み込み、それにフィットする製品を作ることも可能になるとみられる。このように国境を越えて様々なモノがデジタルデータの流通だけで製造できれば、生産コストの安い国で大量生産して販売する仕組みが変わるかもしれない。壊れたパーツや消耗品の部分だけをネットからダウンロードして修理すれば、サポートビジネスも大きく変わるだろう。自分好みにカスタマイズした、世界にひとつだけの製品が自宅や街角のプリンターでできる日はそう遠くはない。

《ポイント》
(1)
3Dプリンターの進化はものづくりを一変させる。
(2)
誰もがデザイナーになれる時代も夢物語ではなくなる。
(3)
生産・販売コストの制約に縛られないビジネスモデルの構築も可能。


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