国道１号線

今日は会社関係のお通夜に行ってきました。
勤務先のＩさんの車に同乗させていただいたのですが、その帰り道に目にしたことを書きます。

場所は沼津市内の国道１号線（バイパス）で、片側３車線、全部で６車線もある広い道路です。
どの車も制限速度を無視して、すごいスピードで走行している恐ろしい道路なのですが、運転していたＩさんが「どーしよう」と言って車を停車させました。
すると、前方１０メートルくらい先に、血を流してのたうち回っている白黒の猫がいました。

不甲斐無いことに、私はどうすることもできませんでした。
しかし、ふと見ると、Ｉさんの前方を走っていた車が左に寄り、その猫を店舗の駐車場の方へ運んでくれたのです。
片側３車線の全ての車は、信号も無い所で停止してくれていました。

その後、その猫がどうなったかは分かりません。
頭部をひどく怪我していたことから、助かる望みは無いかもしれません・・・。

しかし、交通量が非常に多いあの場所で、事故に遭った猫を保護してくれた方に、尊敬と感謝の気持ちで一杯になりました。
３０代くらいの男女で、懸命に白黒猫を介抱し、優しそうな人たちでした。

これらのことは数分なのか、数十秒なのか覚えていないのですが、３車線の真ん中を走っていた私たちは、車から降りることもなく、その場から立ち去ってしまいました。
何もできない私・・・何もしなかった私・・・。

自分が運転していたら、何かできただろうか？とも考えましたが、分かりません。
毎日、何匹もの猫と関わっており、自分は弱い者の味方だだと思っていましたが、今日の男女のような咄嗟の勇気と行動力が無いことに気付きました。

白黒猫ちゃんが助かりますように。
白黒猫ちゃんを助けてくれた男女にも沢山の幸せが巡りますように。


今日の写真は私の帰宅を待って、追いかけっこを始めるＱちゃんです。
白黒猫ちゃんのこと、一緒にお祈りしようね。