成り行きアラカルト日記

人生は成り行きでありますが、日日是好日と考えて、日々の出来事を凡人の視点でアドリブ的に記載したいと思っております。

身寄りのない高齢患者の帰宅問題、パトカーを頼む病院が増えている!

2008-05-31 00:20:09 | 三面記事的
「一人暮らしで心配」高齢者の帰宅にパトカー頼む病院(読売新聞) - goo ニュース

・・・・今年2月深夜、東京都内の閑静な住宅街にある警察署は、110番を通じて近隣の病院から、高齢の患者を自宅まで送り届けてほしいと依頼された。不調を訴えて救急車で病院に運ばれたものの、診察結果に異常はなく帰宅してもらうことに。ところが、この患者はタクシー代を持っておらず、一人暮らしで引き取り手もいないという。認知症があることも想定され、同署では「迷子になる可能性もある」と判断し、パトカーを病院に向かわせた。・・・・

 このようなケースがあるわけだが、病院としては診察義務はあるが、自宅へ送るのは義務でもなんでもないわけだが、病院としては、一人で帰しては心配な人も多いわけで。このような人の送迎問題はどこが対処すればいいのだろうか。
 独居の為に、そして老化で足腰が弱り、病院への通院もきつくなる人も多いと聞く。
 ましてや、軽度認知症の人などはとりわけ、分かりにくいだろうし危険なことも多いのではと危惧するのだが。
 やはり、地方自治体で色々なセクションで総合的な話し合いが必要ではないだろうか。
 通院の特に、帰宅問題は大きな問題だ。

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2 コメント

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身寄りのない高齢患者 (よりき)
2008-05-31 22:39:43
はじめまして。私は30代男性・病院勤務医です
 こういう事はたまにありますよ。応召義務といいますが、基本的に病院・医療機関は、受診を希望してこられた方を「お金を持っていない。」とかいう理由で拒否できません。追い出すこともできません。診察を受けてもらって、その人が保険証もお金を持っていなかったら、病院が得るべき利益が1円も得られず、病院がまるまる損をこうむることになります。
 お金を持っていない患者はたいてい不潔な格好をしていますが、病院側が何もしなければ、その人たちは診察を終わると不潔な格好で待合室に長時間居座るのです。それはとても迷惑です。
 家族の電話番号を聞き出して、電話をかけて家族に迎えに来てもらうことが多いですが、それも不可能な場合は、「独り身の方の身柄の保護」ということで、警察を呼んで警察に預かってもらうことになります。
 病院が無償で、お金を持っていない人の面倒をみる余地は、人員的にも金銭的にもとてもありません。低い診療報酬を押しつけられ、多くの病院が赤字で倒産しているくらいですから。
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よりきさん、コメントありがとうございました。 (ウフフマン)
2008-05-31 22:54:48
 現場でのお仕事大変ですね。やはり医療現場、良い意味悪い意味でも色々な人間が集まる場所だと思います。公共的なトポスですし、倫理的にもアクティヴな拒否は非難されやすいですね。何か、社会や家庭でやっかいな人が患者さんとして、周囲から病院へ押し付ける流れがあるのではないでしょうか。福祉を含めた自治体は責任を自らとろうとしないわけで、大体、資本主義国家で法的国家である日本で病院が損益を自らかぶるという不条理はオカシナことですね。
 昔なら、常識とか生きる為の矜持いう共通感覚がありましたが、今はない時代ですから、細かいことまで法的なルールでマニュアルがいるでしょうね。
 国と厚労省は明確な方針をだしてほしいですなあ。医療と行政についての最後の責任は国にあると思います。
 医療従事者の方々が安心して仕事できる時代がきてほしいですね。
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