自殺者の嘔吐物から有毒ガス・・・「地下鉄サリン事件」を彷彿させる

嘔吐物から有毒ガス　「サリン事件思い出した」　救急診療停止、一時封鎖も(産経新聞) - goo ニュース

・・・・・「息が苦しくて呼吸できない」「目が痛い」。農薬を飲んで自殺を図り、救命救急センターに運ばれてきた男性（３４）の嘔吐（おうと）物から発生した有毒ガスで、来院者や職員ら５４人が治療を受けた熊本市の熊本赤十字病院。院内は２１日深夜から２２日未明にかけて騒然となった。・・・・・・

　おどろきですね。救命救急センターでの出来事だけに。「地下鉄サリン事件」を思い出して、被害にあった人たちはパニックになったことでしょう。
　自殺で運ばれた人は死なれたようですが、かなりの量のクロルピクリンのようで、吐いたものの中の残量が気化して拡散したようだ。

・・・・井部長らによると、搬送当時、男性が飲んだ毒物が特定できず、管を通して胃の中の毒物を取り除くなど一般的な対応を取った。毒物が気化しやすいクロルピクリンと分かっていれば、「あらかじめ患者を避難させるなど、それなりの対応ができた」という。
　しかし、最終的にクロルピクリンと特定されたのは有毒ガス発生から約１時間半後の２２日午前０時半ごろだった。
　同病院は今後、同様のケースに備え、自衛隊に援助要請するなど対応マニュアルを見直す考えを明らかにした・・・・・

　いやいや危ない時代だ！他人の自殺で関係ない人々が巻き添えになります。