
この泉で昔、芋堀藤五郎と言う男が砂金を洗い、『金洗いの沢』と呼ばれていたそうだ。それが『金沢』の名の由来だと言う。

とても澄んだ泉だった・・・。
この後は、『成巽閣』を見学して昼食にした。
成巽閣の写真は撮れなかったので記事は割愛・・・

兼六園も全てを見る事はできず、中を縫うようにして見物した。

桂坂口から霞ヶ池を見て栄螺山(さざえやま)から回りこみ、夕顔亭を見物。

栄螺山は確かにサザエ(か田螺?)の様な形の丘だった。
こちらは夕顔亭。夕顔亭は、1774年に建てられた茶室で、袖壁(建物から外に突き出した短い壁)に夕顔(瓢箪の古語)の透かし彫りがあるのが名の由来。『滝見の御亭(おちん)』とも呼ばれていたらしい。

残念ながら袖壁の透かしは見えなかった。

滝見の御亭の別称通り『翠滝』と言う滝が見える。

さて、この夕顔亭の傍には『竹根石手水鉢』と言うものが置いてある。
この手水鉢、竹の根の化石のように見えるためこの名であるが、実際は椰子類の茎と根の化石で学術上珍しいものらしい。
まず、竹の根の化石のように見える、と言われても・・・、と言うのが正直な感想か・・・

そろそろ一服をと言う事で、時雨亭でお茶をいただく。

お茶菓子はお饅頭。

お茶をいただいた後は、お庭を拝見。

お茶をいただいた部屋とは別の部屋からも庭が見える。ちょっと地味目だが・・・


次は『金城霊沢』だ。
今日は金沢城公園をはじめに、兼六園からひがし茶屋街にまで足を伸ばすつもりだ。
宿泊する白鳥路ホテルから金沢城公園へは、大手門から入れば直ぐに入れたのだが・・・。
まずは白鳥路を散策してみよう、などと思ってしまい、城の周りを半周ほど歩いてしまった。
さて、そのお陰で実感できたのが金沢城の石垣の素晴らしさ。迫力すら感じる。
下の写真は、『本丸南面の高石垣』
写真の撮り方が下手で、大きさが伝わらない・・・
金沢城の周囲を半周近く回って、ようやく『いもり坂口』から『二の丸案内所』を経て『菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓』に到着。下の写真は『菱櫓』を外から見たもの。
内部は復元と利便性を兼ね備えた造りになっていた。
『菱櫓』は、その名の通り『建物が菱形』をしており、柱まで『菱形』だ。そして、階段なども菱形(平行四辺形)に造られているので面白い。建築時によくも混乱しないものだ。
展示されていた模型を見るとこんな感じ。
櫓全体で菱形になっている事がわかりやすい。
各々の柱は、釘を使わずに組み上げられている。その様子が下の展示物の写真。
上の部品が組み上げられると下のようになる。
がっちりと組み上がっていて驚く。
これだけ複雑な組み方をするのには、組み上げた部分の剛性強度を高め、乾燥収縮による木材の変形に対応すると言う狙いがあるらしい。
菱櫓に続くのが下の写真の『五十間長屋』。
気分が良いくらいの長い廊下である。
その先には、『橋爪門続櫓』がある。そこからの眺め・・・石川門方面。
下の写真は五十間長屋の城壁。下右は、橋爪橋前から橋爪門続櫓を見たもの。
石川門を出て兼六園へ向かった。
今日は一人で三浦半島へハイキングに出掛けた。
まずは安針塚駅で腹ごしらえ…
と言っても、見当たるお店は駅どまん前の喫茶店『ぶらんこ』のみ…。
迷わず入って『ピザトースト』をいただいた。店内には、可愛らしい絵が飾られていて、いい感じに古びており居心地がいい。
軽く腹ごしらえして、駅前から出発!
田舎道を気持ち良く歩き、県立『塚山公園』へ…。小さな山の上の公園なので運動不足の体にはいいトレーニングになる。
この公園には三浦按針(ウィリアム・アダムス)を祀った『安針塚』がある。
安針塚を後にして、見晴台へ…
素晴らしい眺めに気分は爽快!
港が見える丘にも期待ができそうだ…
で、行ってみるとこんな場所だった。
気持ち良い木陰で素晴らしい眺め…。
展望台と代わり映えしないかな…
でも、涼しい木陰で港が眺められて気分がいい。
海上自衛隊のイージス艦(かな…?)もより大きく見られるし…
港の気分を楽しんだ後は、木々の中を歩いて十三峠から田浦緑地公園を目指す。
十三峠からの眺めもやはり爽快。この辺りの住宅からは何処でもこんな景色が見えるのだから休日は素敵な気分であろう…。
しばらくすると『開拓記念碑』を通過。
素敵な景色ともお別れをして、ひたすら歩くと田浦梅林へと降りる階段が見付かる。
急な階段を降り、みちなりに歩き、T字路を左へ曲がる。京急の鉄橋下をくぐると直ぐに梅園への入り口がある。
涼しい風が吹き渡る竹林の階段を登り切ると梅園である。
むせ返るほどの緑の香りを嗅ぎながら、展望台へ向かう。途中には広々とした芝生が…。
展望台からの眺めも申し分ない爽快さ!
ここから林の中を抜け、田浦大作町を通り『JR田浦駅』へ出て帰宅した。
海と空と港が見える緑の香り漂うハイキングだった。
安針塚にまた行きたい…。
まぁ、『大山登山』をして来たと言えばそれだけなんだけれど、大山は山の中腹に『阿夫利神社下社』、山頂に『阿夫利神社本社』があり、山全体が信仰の対象なのである。
国道246号も『大山街道』と言われていたし、落語にも『大山詣り』と言うものがある。
ケーブルカーで下社まで登る。

ここからスタート。

こんな山道を行く…。大きな石がゴロゴロ…。

ひたすら登ります…。

眺めのいい場所で一休み…16丁目だったかな…


そしてひたすら山頂を目指す…

ついにその時が近付いた…。

もう一息…
着いた





眺めがいいし、空気が気持ちいい

下山は、『見晴台』経由で、二重滝、大山寺を見物しながら歩いた。
二重滝

大山寺

そして、足がまさに『棒のように』硬くなって…痛い…

だが、久し振りの山歩きは楽しかったし、清々しかった。