Paradise Lost

地獄より光に至る道は長く険しい

わらじや~うぞうすい

2010-01-23 20:20:20 | 食事
今日の晩ご飯は、寒い冬にぴったりの『うぞうすい』だ。

お店は、『わらじや』。



2階の座敷に通された。



座敷に通されると、程なく干菓子とお抹茶が出される。



それをいただきながら、お料理を待つ。

先付けが来た。



お次は、『うなべ』だ。開かずに輪切りにされた鰻が鍋に入っている。



写真を撮る間も無く取り分けられてしまった



醤油や出汁の味だろうか、味はシンプルだ。
ぶつ切りにされた鰻は、いい風味が出る様に焼かれている。香ばしい風味だ。

『うなべ』をいただいて少しすると、いよいよ『うぞうすい』が運ばれて来る。





『うなべ』とは違って、『うぞうすい』はマイルドなコクのある味わいだ。
しかも、鰻は白焼きにされていて香ばしい良い風味が出ている。身体も温まって来て、気分も良い。

食後には、果物が出る。




『うなべ』や『うぞうすい』は、粋な味わいを楽しめるし、実際美味しかった。

ただ、『わらじや』はお値段も高く、何度も足を運んで楽しむには無理がある。
勿論、鰻が好きなら一度は味わって損は無いし、お薦めしたい。

寂光院

2010-01-23 16:30:00 | 記憶のかけら~風景
大原散策、最後のお寺は寂光院
寂光院は、平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり、『平家物語』ゆかりの寺として知られる。






境内には、様々な見所がある。

雪見燈籠。これは、豊臣家寄進の南蛮鉄で作られた鉄燈籠。




諸行無常の鐘楼。平家物語で語られる鐘堂らしい。




千年姫小松。この姫小松は、平家物語に登場した松と言われ、樹齢は千年にもなると言うが、平成12年の本堂の火災で傷みが激しくなり、平成16年夏に枯死した。翌平成17年には歌碑を建立しご神木として祀られる事となった。




本堂。平成12年の火災で全焼した。



今回は様々なお寺を観るために時間的な余裕がなくなっていた。
他にも、『建礼門院大原西陵』や『孤雲』と言う茶室などがあるが、今回は見物を見送った。

宝泉院

2010-01-23 15:30:45 | 記憶のかけら~風景
ここ宝泉院は、『五葉の松』で有名なお寺だ。樹齢700年と言われているらしい。





しかも、この松、畳の上で見ると、額縁に収まっているようにも、襖絵のようにも見える。



もう一面の竹林も、額縁絵のように見えるのが面白い。



このお寺は、凄まじいものも見られる。『血天井』だ。



写真の中央下側4分の1辺りに鼻の穴のような形が見える。その上の部分、中央上側3分の1辺りには左目のような跡が見られる。自刃した武将の血染めの顔の跡らしい。聞いた話によると、血液反応も確認されていると言う。
この天井は、元々は『伏見城』の床板だった。慶長五年、関ヶ原合戦前に、徳川の忠臣・鳥居元忠以下数百名が豊臣の大軍と戦い、伏見城中で自刃した。その時の床板が、供養のために、このお寺の天井(『天』と言う事で『天国』『極楽浄土』を意味しているのだろうか)に祀られている。

お寺を出ると、多くの人は素通りしてしまう『宝楽園』と言う庭園が見られる。この庭園は、近年作庭されたものらしいが、枯山水が面白い。





独特の閉鎖空間を作り出している。

勝林院

2010-01-23 14:30:00 | 記憶のかけら~風景
勝林院は、これまた山寺の雰囲気を強く漂わせた素敵な場所だ。





ここ、勝林院は大原問答と言う宗教的問答(念仏により極楽往生ができるかどうかの開答)が成された場である。
本堂の中には、ご本尊の阿弥陀如来がいらっしゃる。







阿弥陀如来の両脇には不動明王と毘沙門天が凛々しく立っている。
目の前の荘厳な雰囲気に気が引き締まりながらも、阿弥陀如来の表情の柔らかさで何だか心は和む。拝観していて落ち着く。

何故か拝観者も少ないので、仏像の前で時を過ごすには最適だ。

実光院

2010-01-23 14:00:00 | 記憶のかけら~風景
お昼の後は、実光院へ。



ここは、『不断桜』と言う桜で有名らしい。

今回は、花が綺麗に咲いていなかったが、『編鐘』を鳴らして、とても気に入った。



この『編鐘』、『声明』を唄う時の楽器らしい。『声明』とは、仏教版『賛美歌』のようなものらしいが、何だかいい節回しなのだ。少し、トランス状態を感じる気がする。

さて、実光院は拝観料に『お抹茶とお菓子』の代金が含まれている。と言う事で、お茶をいただきながら庭園『契心園』を眺める。



手前の池の向こう側を『極楽浄土』、手前側を『俗世間』に見立てているらしい。小さいながら、起伏に富んだ見飽きない庭園だ。

この契心園以外にも、回遊式の庭園がある。ここは開けた景色で、遠くの山々も借景している。





庭園内には『理覚庵』と言う茶室もある。





実光院はのんびりと庭園を楽しむのに良い場所だった。

京美茶屋

2010-01-23 12:45:00 | 食事
お昼は、三千院門跡前の『京美茶屋』でいただいた。



いただいたのは『もみじ』。湯葉の色々な料理が食べられて、結構満足の行くメニューです。
揚げ出し豆腐は、豆腐を湯葉で包んで調理されていて、普通の揚げ出し豆腐よりも食べ応えがある。湯葉田楽も美味しい。
デザートに豆乳のチーズケーキが付いています。


京都大原三千院~♪

2010-01-23 12:00:00 | 記憶のかけら~風景

今日は、大原を散策する日だ。

『二条城前』から『三条京阪』まで東西線で移動。『三条京阪』からは京都バス17番で大原へ。

バスに乗ってしばらくすると、舞妓さんが乗って来た。昨晩、京都国際ホテルで見た白粉べったりの舞妓さんとは違って、自然なお化粧で可愛らしかった。
隣の席のおばちゃんと楽しそうにお話していた。
不思議な事に、山里で降りて行った。

まずは、三千院門跡から…。



山里の風情が満喫できる道を歩いて、門跡前の茶店通りに着く。



道路脇の石垣が苔むしていて、いい感じに自然を感じる。



名前は何度も聞いた事があるけれど、来たのはこれが初めて…のはず…。



中のお庭はこんな感じ…。



ここには『わらべ地蔵』と言うお地蔵さんがいて、境内で遊んでいる。







三千院は、外側も素敵です。来迎院へ向かう途中で見た朱雀門。とても風情があります。


二条城

2010-01-22 16:30:00 | 記憶のかけら~風景
詩仙堂から二条城へ。

唐門がとても立派な門で、お寺の門のようだ。



門をくぐると直ぐに、二の丸御殿が見える。何だか『山』のように見える。



写真は撮れなかったが、中には『大政奉還』が行われた部屋『大広間一の間』もある。国宝だけあって見所も多い。

二の丸御殿を出て、二の丸庭園へ。





庭園を抜けると、本丸御殿がある。中は見学できなかった。



本丸御殿の脇を抜けて、本丸庭園を見学した。立派な松の木が目に留まる。



最後に、天守閣跡から市内を眺めたが、それほど素晴らしい眺めと言うわけではなかった。

だが、二条城跡はその歴史的な価値も去る事ながら、広々とした庭園などが憩いの場を提供してくれる。

最後に、戸締まりをした東大手門。